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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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我が家の庭、沢山の山野草に囲まれています

主木がモチの木でその陰より小さな命が育まれています



活気のある庭には土を返せばミミズが沢山といて

それを狙うアマガエルも沢山といます



特にこの八手の大きな葉が住処になっています



葉のど真ん中が一番安定している様です

少々、揺すってもびくともしません



八手の他は少し大き目の木蓮の葉も得意な様です



楓の窪み入って身を屈めていますが変色せず



陽に当たると身体が膨らんで来ます、雨が近くなると元に戻ります

どうにか梅雨前に自宅の荒壁を付ける所まで

終わらすつもりにしていましたが間に合いそうもないです





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三身山太山寺の続きです、ここは安養院

今回訪れた庭の中では唯一全てを含んだ庭であったと思います



門を潜り家屋に入る前よりすでに良い気配を感じます



庭石が多いですが苔の美しさに

搔き消されそれほど堅苦しきを感じません



苔を色良く保つのは大変難しいです

苔にとって良い自然環境と庭を大事に思う人が傍に居る証拠です



濡縁の床の角が丸くて目に優しいです



舟形の手水鉢



座敷裏に廻ると茅葺の小屋組みが見えてきます

どこも自然な感じで整理されています



さらに奥に進むと炉があります、何となく整われた炭と灰



良く見ると火の籠る炭に灰をかけていこりを抑えています

来客が何時来ても良い様に忍ばしてある事が伺えます



綺麗に並べられた炭道具



漆喰の壁は煤こけて絶妙な侘び壁に変化しています

長い間、大事に見守られてきた事が伝わってきます

誰が作庭した、石組みが名組みだとかはさて置き

何も思わず素直に見ると庭守の心が少しずつ見えてきます

清き心を持った人が家屋や庭を守るからこそ意味があるのだと思うのです





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今日は伊丹美術館の熊谷守一展へ行って来ました

身近に溢れる自然の一部を描くこの人の感性が好きです

絵が上手いだけの画家は沢山といますがこの人ほど

後ろに見える景色が壮大な人は居ないのではないでしょうか



伊丹から神戸に戻っては自宅で仕事

この合間しか自宅をさわる時がありません



左右対称に取り付けるサッシの鴨居です

白太が入っているのでどれだけ切り落とせるのか隣で確認



取り付ける現場と現物が有れば仕事が正確になります



サッシが左右対称に二つ共入りました

次は水周りのサッシ取り付けです



一仕事終わったので現場で一服です



熊谷守一さんが作った茶碗と黄瀬戸の茶碗で薄茶

仕事が片付いた後のこの一服、努力した者にしか分からない味です



庭の方では紫の蛍袋が咲き始めました

もうそろそろと梅雨入りですね





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今日は地元播州の三身山太山寺に行って来ました



まずは歓喜院の庭、常緑樹で構成されています

姥目樫、粗樫、椎、皐月、躑躅などの播州では良く使われる庭木です



建物は近くで見るより遠くより眺める方が絵になります

三身山も景色の一部となって建物や庭が構成されていった事が分かります



本堂の縁周りの柱には全て水抜きの穴が四方に施しています



阿弥陀堂も遠くから眺めると屋根の曲線が美しいです

このお堂を建てた棟梁も同じ場所から屋根の様子を何度も眺めた事でしょう



阿弥陀堂への渡り廊下

大屋根より雨水が落ちる部分には別に瓦を乗せています



木は腐っても金物は腐りません

案外とこの金物の方が古いかもしれません



珍しい木製の擬宝珠を発見



境内の片隅に目を向けると名も知らない可愛い花が咲いています



原生林の三身山より流れる太山寺川

少し下れば名を変えて伊川となります

お寺や庭に使われている石はここから運び出された物です



仁王門の柱、木は捻じれながら育つと聞きましたが

この柱の割れの成り方を見ればやはりそんな感じです





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今日は向こうの現場を休ませてもらって自宅で仕事です

業者との打ち合わせと竹木舞への準備を色々

朝一番は屋根の妻壁に野地板貼りをしました

この上から土を塗り仕上げてもらう事になります



サッシが入ってきています

妻壁の地の野地板貼りが終わると鴨居を段取り



鴨居の巾は一寸三分、手鋸で刻みます

杉の赤身、節が有る一等を上手く見えない様に配慮します



鴨居を取り付けてサッシをはめ込みます

サッシの高さは室内からは野外が見えない高さまで上げました

野外の動線にわざわざ目を向け無い様に配慮しました



鴨居の角に悩みます、短すぎず長すぎず

少し長めに切っておいて何日もかけて様子をみたいと思います



玄関の方も根石下端までベースを上げてもらいました



この上は土間になり、三和土仕上げにて三寸ほど上がります



基礎屋さんから青石を貰いました、庭の解体の際に引き上げてきた物です

以前、一緒に仕事をしていた時にお茶の話になり

そんな時が有れば欲しいと言っていた事が現実になりました





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今日は仕事は勝手口の踏み板の延長です

半畳を二畳に拡張します、既存の方は二重貼りにします

水平をしっかりと見以って、大引きと束を入れて固めていきます



前板は杉の腰板の端材を再利用、一分ほど透かし貼りして換気とします



既存の框の面は鑿で斫って水平にします



根太も一本増やしましてこれでフロアを貼る準備が完了



下準備がしっかり出来ていれば仕上げ材の施工が早いです

一坪もあれば勝手口の買い物ライフが楽しく便利になります





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今日の茶の稽古、先に後炭点前の稽古で炭を起しておいて

久しぶりに長緒のお点前をしました、ほぼ一年ぶりです



棚は桑小卓、桑の木の若葉が伸びるこの季節に良く使う棚です



続いて茶入れ荘のお点前、これも久しぶりです



主菓子栗羊羹、疲れた身体に甘い物は本当に効きます



五月は何をしても過し易いです、特にお茶が美味しいしと感じます



今日の軸、僕は一文字しか読めませんでした

何処にでも良く見かける和敬清寂です



今日の花、五月は花も豊富です

雪の下、箱根空木、泡盛升麻、烏柄杓、日の丸空木



玄関先にお花は紫蘭、小海老草、泡盛升麻、姫檜扇

何かと忙しいですが合間に茶の湯を挟んで気分を替えています

今週後半も身を引き締めて過ごせそうです





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腰板の貼り替えが終わりました

目板貼りは初めての施工なんで色々と勉強させてもらいました



西日が良く当たる西側、風化で薄っぺらい状態です



古い腰板を撤去してみると、相変わらず土壁がびっしり

これなら雨が入っても室内には到底届きません



ここは特に何も無いので貼るのも簡単です



裏側は電気の線や水道の管があり、なかなか進まない所です



お施主様より桐箪笥をもらいました

相当古い様です、鍵も有りませんし取っ手も錆びています

歳月の経過により木材の曲も激しく汚れていますが

手直しして新居の箪笥にしようと思っています



上に乗るの方は茶道具入れにして復活させます

梅雨前に外仕事を終えて明日より室内の仕事です





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暖かな日々が続きます、庭の山野草が元気です

姫著莪が綺麗に咲きました



ただ今、口紅紫蘭が満開です



苧環も咲きました



突抜忍冬



桔梗片喰



姫檜扇



鯛釣草



雪の下



鈴蘭



大変珍しい白とキザキザのダブル斑入りの水引草

花は夏の終わりです、花が咲くまでは葉でも十分楽しませてもらえます





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何かと小忙しいですが茶会へ行って来ました

現場は明石の大蔵院にて



お出迎えは芍薬です

この薄い桃色の花、質素でとての綺麗です



今回は明石淡交会の子午線青年部が担当

どんな茶会になるか待っている間が楽しいです



庭も綺麗にされています

大きなモチの木が二本と蘇鉄が目に入ります



点心をよばれて濃茶席入り前の一時は家屋の探索

広縁の天井、掛け込みの木舞になっています

桁、母屋が大きいので垂木の間隔も広くとっています



濃茶席の陰から見える茶室

向こう側から見えていたモチの木は間近で見ると本物の大木でした

どうせならここで濃茶を頂きたいと我儘ながら思ってしまいます



家と庭を結ぶ濡れ縁、最近の住宅では見なくなりましたが

軒の深い家や庭が広い家は夏は涼しいのです

温暖化などの気象異常が騒がれてますが

今こそ日本家屋の良さを見直すべき時ではないでしょうか



薄茶席が創意に満ちて面白かったです

二人の亭主が正客に向かって同時に略盆点の流し点前

流木の結界を挟んでの息の合う所作は見事

手前側は織部の土風炉、向こう側は見立て物の一式



横にあった松の柱の根元は檜で芋継ぎです

簡単そうに見えて本当は難しい芋継ぎ

天才と馬鹿は紙一重だと良く言います

はたしてどちら側の職人が施工したのでしょうか





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今日の現場は自宅、久しぶりに帰ってきました

まだまだ続く作り付けの棚の加工と取り付けです

今回は杉の白太だけを使いました



刻みはとにかく水を付けて木の目を切り削いでいきます

中棚を利用して上手く節が隠れました



組み立てが出来れば、即現場に納品そして取り付けです



裏板の化粧野地の白太が余ってきたのでやっぱり白太で統一

テレビの横側に付いています、入る物はDVD

人が良く目を向ける所はなるべくあっさりとした材や色を選びたいです

杉の白太は辺材なんで節が少なく目も素直な物が多いです



白の中、黄瀬戸の茶碗が際立ちます



来週から腰板貼りの現場に戻ります

竹木舞、土壁までなかなか届かないです





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昼休みは祖父の手掛けた家の探索をします

地元播州高砂の宝殿は延石の産地です

延石を見るとなぜか昔を思い出し落ち付きます



玄関周りの延石は特に水平で綺麗な物が使われています

延石の緑色と敷石の青色が素敵です

こんな不均等な基礎で真っ直ぐな家が建つ事自体が不思議です



広縁の戸袋の柱下の小さな延石、粋な加工です

あっさりと見せようと中を斫り飛ばした感じです

そういう努力と感性は今も昔も変わりません



縁桁は杉の大きな丸太に対して妻桁の巾がとにかく小さいです

戦後の物が無い時代に何とか縁桁の良材は確保出来たといった所でしょうか



桁は播州の地松を使っています、柱は檜の一等材

巾の整わない材を上手く組んでいても屋根は綺麗に収めています



藁すさの入った趣のある土壁

透き通るような綺麗な小川より

魚が勢い良く泳ぎ周る濁った小川の方に惹かれます



トイレの引き戸、この乳白色のガラスは良いですね

やはり木の家には木の建具、そして土壁と石

自分の建築に対する方向が良く見えた気がしました





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腰板の貼り替えの間にベランダの庇屋根が完成しました

梅雨が来る前に何とか間に合いました



下から見ると上手く招きが大屋根下に入り込んでいます

もう少し高く構えると垂木を完全に切ってしまいます

その辺りの微妙な勾配が難しいと思います



大屋根と同じいぶし銀色のガルバニウム鋼板で一文字葺きです

真ん中で起くらせてあるので同じ手勝手では上手く葺けません

手練な板金屋の圧倒的技術が物を言う仕事です



手間がかかる招きの所、葺く前はこんな感じです

数本ですが垂木も少し欠き取っています



葺き終えました、懐が無いので大工も板金も手間がかかります



手間を惜しむこと無く作り上げたベランダの庇

天気が良い日にはここで野点でもしてみたい気分です





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古い腰板をめくると色々と見えてきます

どうぶちが蟻に食われて冬目だけ残っています

こんな状態でも腰板はしっかり付いていました



節は固いせいか虫も食わずに残っています

節は欠陥とされていますがそうとも言い切れないと思います



土壁にも色々と面白い物があります

雨水が腰板を抜けて通った雨道が残っています



窓の水切の下のどうぶちは腐っていません



小壁の土が剥げてきています

水切の上から雨水が入ってくるので壁も塗り直しが必要です



この一面の腰板は終わりです

腰板を貼る事よりも腰板をめくり取る事に手間がかかりました



現場で見つけた小さな野草どくだみ

梅雨時に白い綺麗な花を咲かせます





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既存の痩せこけた腰板を除去し新しい腰板を貼っています

目板を貼る前にチョークで墨を打っておきます



窓や扉の上には簡易ながら庇を付けました

やはり有るのと無いのでは日持ちが全く違うと思います



目板を貼り付けました

この目板で収める方法が雨風にとても強いと思います

腰板に無駄な加工を施さないのでとても丈夫だと思います



先に下側の目板を貼って上側の目板を貼っていきます

水の流れ勝手に適った下から上の施工です



洗い屋の親分の仕事も終わりです

ここからが洗い屋の仕事の出来が見えてくるわけです

横着な職人なら一週間経って木が黒く焼けてきます

洗い屋の仕事は酸で木の汚れを溶かし再び中性に戻す事です



親分より、洗い屋の独特の道具を見せてもらいました

こそげと言われる洗い屋の小刀です

木材に入った汚れなどをこそげ取るのに使うみたいです





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現場が変わりまして腰板の張り替えに来ました

昔ながらの目板を使った腰板です



朝日や西日が当たる所は板が痩せて

薄っぺらい浮造状になっています

土壁は真っ赤な最上級の山土を使っている様です



腰板を外すとどうぶちも腐っています

土壁はどうぶち面まで塗り込んでいます



家洗い屋の親分も来ています

納屋並びに玄関周りを洗っています



玄関の地松の敷居

手練な職人ならここまで綺麗になるみたいです



これで中落しの段階です

さらにここから仕上げの洗いに入るみたいです



広縁の雨戸の取り付けの敷居

真っ黒で分からなかった継ぎ手も洗えば見えてきます

面白い継ぎ方ですがあちこちの現場で良く見ます

この古い家は祖父である大親方が手掛けた家なのです

何十年も経って孫である僕が手直しをしていくわけです





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晴天の中、母の日茶会をしました

今日は僕の誕生日です、その日が母の日と言う事で

思い切って母を正客に招いて一席設けました

現場は建築中の新居一階リビングにて

連客は母の友人と近所おばちゃん連中です



花はやっぱりカーネーションを使います

洋花を竹の花入れに入れるのは難しいです

鯛釣草を横に並べてバランスを見ます



カーネーションは花が大きくて厚いので

椿を入れる様に根元にそっと置いてみました



軸はもちろん道の字

五月の気持ちの良い風に揺れて道が良い感じ



点前座、客座に御座を敷きます

若い畳職人に無理を言うて作ってもらった丸畳が完成

正客だけは一段高くこの丸畳に座ってもらいます



お客さんが席入りした所でお点前開始



六人のお客さんへ薄茶を点て続けます

おかわりもされたので6人×2杯=12杯



主菓子です、菓子器は丹波です

白いお皿はお菓子を引き立ててくれます



友人が点ててくれた薄茶で僕も一服です



お茶は建仁寺で買った祇園辻利建久の白



茶会後半はお茶や道具の話

おばさん方は茶の湯に対してとても関心が強い様です

色んな茶碗や自作の竹の花入れを持ち出して説明



最終的には茶の湯の教室になってました

友人に稽古を付けながら茶会を楽しみました

良い母の日と面白い誕生日なりました





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肌寒い一日になりました

衣替えしたばかりなのに慌ててトレーナーを出す始末です



大きい竹を持ち出しました

何にするのか色々と悩みますが今回は天地逆に使います



根を切り落して水で掃除します

節の節の間に溜まった垢を落とすのに結構な手間がかかります



節の下端を残して切り落とします、建水にする予定です



節を割って内側を丸鑿で身を削いでいきます



この辺で止めておいて

実際に使いながら微調整していきたいです



まだまだ試行錯誤ですが

なかなか面白い感じになりそうです





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ひたすら棚を作っています

刻んで組んで取り付けての繰り返し



鑿の研ぎ、木槌の均等な打撃、木目を読む

己の心をうつす円は高い集中力の結晶



最後は鑿が突っかかるので鏝鑿でさらえます



中棚の欠き取りが出来れば組んでいきます



今日は二つ設置いたしました

中棚の位置は違えどシンメトリーです

棚の上は光採りの窓が再度シンメトリーに入ります



昨日取り付けた棚は既に物を置いて様子を見ています



気分を変えたい時はすぐにリフレッシュ出来る様に

茶碗、茶筅、抹茶を用意しています





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バタバタしてますが茶の稽古に行ってきました

忙しい時ほどこの一時が意味を成してきます



初炭、濃茶、後炭、薄茶の通し稽古しました

久しぶりの風炉の炭点前に手元が狂います



白花の浜茄子と郭公仙翁



今日の軸

吟風一様松、かぜにぎんずいちようのまつ



明石銘菓たこつぼ最中

そろそろ明石たこが美味しい季節になってきました



独服致しました

心を洗って、明日も精進していきたいです





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最近の庭模様、暖かな日が続いて活気付いてます

毎日、絶えず庭を見ていますと

少しずつではありますが絶えず変化しています

二人静がポツポツと咲いてきました



口紅紫蘭が咲きました

舌弁の先が口紅を付けた様に赤くなるのが特徴です



植物の成長は早いもので最早、蛍袋が咲きました



秋海棠も芽吹いて来ました、秋の準備に勤しんでいます



丘虎の尾、今年も沢山と目が出てきました



雪の下、ものすごい勢いで成長しています



葉の色が違いますがこっちも雪の下

葉をてんぷらにすると美味しいらしいです



挿し芽にしておいた椿が芽吹いてきました

もはや何の椿が分かりません

花が咲いてやっと分かますが何年先になるやら



この角ばった枝は黄梅だと思います

こっちも葉が出ているので上手く挿し芽が出来ました





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連休明けは仕事が少し溜まっていて段取りに追われました

庇、サッシ、竹木舞の下地などの打ち合わせと

腰板張り替えの新たな現場の打ち合わせ

長期的な集中が出来ないので鑿の柄入れしてます



沢山と鑿が有るので使い様に選って柄入れを変えています

同じ巾の物は柄を長くしたり太くしたりとまだまだ試行錯誤



今回はあまり使う機会の無い半叩きの六分

柄の入れ様によって使い道も広がるはず



何時も通り口金の厚み分狭めます

良い感じの締め具合で入りました



前回の寸二も入れたまま放置

ここからの削りが楽しいわけですが楽しみは残して置くタイプです



お気に入りの首長の寸四

首が細ければ玄能の打力が刃先に伝わり易いと思います



貰い物の菖蒲の天然砥石です

試しに研いでみたらこれが良い切れ味を演出してくれます





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庇の仕事がほぼ終わったので壁内の棚の続きです

鑿の切り込みを援助する為に水を付けて溝を作っていきます



まずは天板、地板、側板を組み立てます

きっちり加工出来ているか寸法を計って確認



材が仕上がれば木槌で溝に入る部分を木殺しします

木槌で叩く事によって木の繊維が締まって少し圧縮されます



圧縮された木は水を含ませれば膨らんで

隙間無くがっちりと側板と付きます



溝の深さと棚の長さ狂えば柱内に入りません

三つの棚を全て綺麗に収まって初めての完成です



こんな棚を幾つも作って壁に収めていきます

裏板は腰板と併用するか思案中です





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下山し少し休憩をしながら釿について語り合いました

電動工具普及により圧倒的に無用の長物になってしまった釿ですが

やはり大工職人ならこの釿は使い熟したい所です



飛騨地方で良く使われていた蝙蝠型の釿です



この蛤型の釿が可愛いです

箱も包になっていて入れ方になっています



山より出して来た杉の丸太を四角に斫ります

鎹を取り付けて、杣職人荒木さんのお手本

簡単にさくさくと平面に斫っていきます



僕も見よう見まねで斫っていきます

まず丸太の上に乗って鉞を振り下ろすだけでも一苦労です

振り下ろせてもなかなか丸太に刃が当たらなかったり

逆に食い込んだり、力の抜き加減と刃の切り込み角度が要です



株は木目が複雑になるので

切り込みをいれて繊維を切っておいて斫ります



持参して楓柄の大鉞と茱萸柄の中鉞も活躍

一面が平面になればひっくり返して角材にしていきます



木に曲が付いていたので同じ様に斫ると当然に曲のある角材になります

昔の大工職人はこの杣が斫った角材を買って刻んでいた様です



夜遅くまで道具や大工の事を語った後は

高速で四時間かけて深夜に神戸に帰宅

お土産は岐阜の山で採った山野草

しばらく水に付けて置いて大事に育てたいと思います





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岐阜飛騨の友人の所へ遊びに行ってきました

久しぶりに訪れた自然が豊かな風景は圧倒的に心を癒します

この大自然を未来に残す事が僕達の使命だと素直に感じます



山に入り斫り材をみんなで確保しにいきます

大工職人が主として使う建材である木がどんな環境で

どんな姿で育っているのかを知る事はとても大切です

この山林を知り守る事が伝統工法の伝わる事を意味します



山道の際はまだ雪が残っています

崖より流れる雪解け水がとても美味しいです

これは名水点前の宝庫です



茶花としても使う蕗のとうを発見

あちこちで咲いています



少し目を斜面に向けると

名前も知らない山野草が咲いています



この花も名前は知らないですが

花弁が白いと言うより真っ白の雪色です



岐阜の山には沢山の山野草が自生しています

どこにいてもその心さえあれば

何時でも茶の湯にふれる事が出来ます

これを禅語で歩歩是道場と言います



一見、本物の蝮が見間違えるので怖いですが

かろうじで分かったのが蝮草です

茎が蝮模様になるので分かりやすいです



杉の木の伐採が始まりました

同じ様な場所で育っても同じ木が無いのが木の面白い所です

初めて知った事は木は捻じれながら育つという事

その捻じれる方向も左右があり、それは皮を見れば良くわかります



数本山道へ切出してトラックの荷台へ積みます

僕にとって岐阜の地はまさに道場です

職人として茶人として大きく成長させてくれます

杉の丸太古代製材、斫りは後編に続きます





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