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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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今日は五事式の茶事でした



廻り炭をして遊びます



懐石を頂いてる間に炭がいこってきます



主菓子は菫



春来草自生



席をあらためます

三月なので釣釜と徒然棚



みんなで花器を持ち寄って花寄せ



お香と濃茶が終わって

そのまま花月に連絡していきます



干菓子は蝶と花

春を感じる結構なお茶事でした





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竹木舞茶会二月の月釜

今回は茶碗を重ねるので棚を作りました



お客さんは全て職方です

何より身体が無事である事を願いまして



壬生寺で買った炮烙は主菓子器になりました



薄茶器と水指を棚に飾り付けておきます



竹木舞から冷たい風が吹き付けても

現場に生きる職人の心は常に日々是好日



茶会が進むにつれて話が専門的になり

職人による職人の為の茶会へ変わっていきます



最後はみんなで点て合いです

男だけの茶会もそれはそれで良い物です





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前日の雨雲も吹き飛んだ晴天の中、初釜茶会へ行ってきました



初めて訪れた茶室というのは

寄付きに入る前に周りを見渡してしまいます



山茶花の花が咲いています



どんな茶席になるのか胸が膨らみます



陽が下地窓から入ってきます



下地窓からこぼれてきた光が壁の表情を豊かにします



四畳半の薄暗い小間でお茶を頂きます



お花は初音と鶯神楽です



小さな茶室に炉の炭の温かさが広がります



薄茶席はみんなで点て回ししました

点て合う事で心が自然に一つになっていきます





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竹木舞の茶室に畳が入りました

今回は初めて炉も切ってみました



前日に色々と用意をします、道具組みも茶会の楽しみの一つです



寄付きは室内で身体を温めます



掛け軸は直心是道場

冷たいそよ風と暖かい陽が入ってきます



薄茶器、建水、茶杓が自作です



今日の花は西王母と下野の照葉です



菓子器は粉引のお皿を見立てました



楊枝は茱萸の木で作った黒文字



今年も一座建立の心を大切に茶の湯に浸っていきます





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今日は京都まで足を運んで和菓子を作ってきました

見様見真似の割に上手に出来上がりました



帰りはお茶会へ行ってきました



その茶会が終わる頃には日も沈んでしまいました



神戸に帰りまして作ったお菓子で点て納めの茶会をしました



茶花が乏しいので粉引の花器に真赤な山茶花を入れてみました



今年はこの一碗で最後のお点前になります



日々の積み重ねが大事なのが茶の湯です

一点前が終わる頃には自然と心が整います



今年は沢山と自分の手で茶道具を作ってきました

どれもこれも遊びとは言えそれなにの覚悟を以って作ってきました





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茶人にとって口切りの茶事とは非常に格式高いお茶事になります

当然ながら、経験もした事が無く今回が初のお呼ばれになりました



茶壺の口を切って、新茶を取り出している間に炭がいこってきました



炭がいこるとさっそく初炭点前が行われます

口切りや炉開きの際は決まってこのふくべの炭斗が使われます



濃茶点前に入ります



久しぶりに濃茶を頂きました



濃茶は一碗で同じお茶を回し飲みします



湯気越しに見える所作が好きです



濃茶と言えど沢山の会話が出来ました



床のお花は西王母と金水引、花入れは半枯れの一重切り



薄茶点前では僕もお点前をさせてもらいました



主菓子が色とりどりで綺麗です

黒文字には自作の茱萸文字を添えさせてもらいました





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先日は大阪まで足を伸ばしてお茶事に行ってきました

お茶事は実に久しぶりなので作法も覚束無いままでした

そんな不安な心をまずは山茶花が安んじてくれました



色の少ないこの季節は石蕗の黄色が良く目立ちます



門を潜ると山紅葉が半分ほど紅葉していました



外露地にはお茶の木の白い花が咲いていました



楓の木の隙間より見えるのは小間です



今回の舞台はここ汎庵

どんなお茶事になるか胸が膨らみます



関 南北東西活路通と言う一行があります

心の関所さえ通過すれば人は多くの人と関わる事が出来ます

これも茶の湯の醍醐味だと確信を持てるお茶事になりました

西日と紅葉、そして少し肌寒い風がとても気持ち良かったです





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今日はお施主さんが刻み風景を見に

作業場に来て下さったので小さな茶会をしました



無事に家が建つように思いを込めて一席を設けました



今回もこの木風炉を使いました

藁灰を整えて炭を入れるとまだまだ使えます



建築予定地には立派な柿の木がありましたが

建築物に被ってしまうので切り倒してしまいました

その柿の木の思い入れもあり木守りの棗を使いました



上から見ると茶道具は実に丸形が多いです



太陽の光が西へ傾く昼下がりには

竹木舞から差し込む光が一番綺麗に入ってきます

茶会で心が一新した後は刻みの最後の追い込みです





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竹木舞の新居を貸し切ってお茶会をしました

完成してしまえば二度と作る事が出来ない一期一会のお茶会です



僕が担当したのはこの杉の端材で作った木の風炉です

初の試みですので寸法を定めず鑿で遮二無二掘ってみました



そんな木の風炉は当然ながら火に弱いので工夫を凝らしました

底瓦には小皿を敷いて表面に見えている木口は全て灰で覆います

そしてその灰の上からさらに藁灰で覆って火の用心をしました



炭を置いて本当の木風炉が完成しました

前瓦は庭に転がって青味が帯びた小石を見立てました



竹の花入れは自作の一重切りです

花は杜鵑草、野菊、そして田圃の土手で見つけた名知らずの蔓物



一階の薄茶席の用意は全て完成しました

道具は孟宗竹で作った細水差しと建水、そして薄茶器です



一階薄茶席の前に二階の茶室にて濃茶を頂きました

竹木舞から気持ちの良い風が吹いて掛け軸を揺らします

そんな自然の音とお点前の音だけが茶室に響きます



薄茶席に降りて来る頃には炭もいこりまして

湯加減も良いあんばいになっていました



日も落ちて暗くなってきたので蝋燭に火を灯しました

暗闇の中での灯りがまるで夜咄の様な一席となりました

道具は消えてしまっても心にある物は消えません

みんなで作り上げるお茶会こそが心の宝となります





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暑さも和らいで夜風も気持ち良くなってきました

昨日は仕事を早めに切り上げてお茶会へ行ってきました



現場は伊丹の旧石橋家住宅です

仕事の疲れはお茶会へ行って綺麗に流します



鈴虫やキリギリスの鳴き声が響く中

長板を使って綺麗なお点前をされています



僕は最後の茶席で正客を任されました

お茶会も終わって一段落、住宅の見学に入ります



二階にあるお茶室も見学してきました

飾り気の無いあっさりとしたお茶室です



旧岡田家住宅の酒蔵も見てきました

大きな梁とそれを支える柱と差し鴨居が印象的です



天井は竹を敷いて土を塗り込んでいます



酒蔵の至る所には鈴虫の壺や虫籠があります

秋を感じる素敵な夜となりました、結構なお点前でした





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何かと忙しいですが先週の日曜は

長月夜想のお茶会へ行って来ました

現場は伊丹市の正善寺のお庭です



この壷の中には鈴虫が入っています

日中は暑くても夜は涼しいものです



お点前とコントラバスとアコーディオン演奏が始まりました

音と目で楽しめる素敵なお茶会です



心が豊かになった時に頂くお茶が何よりです



境内にある萩がちょうど咲いていました



風が強かったので道具が暴れていましたが

その辺りは替えを用意するなど準備万全でした



最後はあつかましくも座らせてもらいました

素晴らしい時を過ごしました、結構なお点前でした





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昨日は仕事を早めに切り上げてお茶会へ行ってきました

現場はお世話になっています伊丹のみどり園です

若い青竹のしつらえが蒸し暑い夏を涼しくさせてくれます



掛軸は江上数峰青

紺の毛氈は夏に良く合っています



茶花の少ない夏に沢山と入れられたお花達

着せ綿、桔梗、小海老草、洞庭藍、香り薊



帯の締め方が詳しく分からなかったので

着付けのベテランに締め直してもらいました



客として訪れたお茶会で

お点前を披露する事になってしまいました



お茶会が終われば茶談議に花を咲かせ

今夏最後のお茶会が終わりました





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僕の所属する憲法九条の会岩岡

夏の会議にて茶席を一つ設けました



茶心是平和、平和でなければお茶も点ちません

檜の節穴を竹の枝に引っ掛け軸にしました



正客には特別に信楽で作った自作の平茶碗を使いました



花は桔梗に歌仙草

青竹にそのまま窓を空けて掛け軸兼用しました



時が満ちてお点前が始まりました

大勢のお客さんが椅子に座っているので

目線を同じにするべき床机の上にてお点前差し上げました

床机の下は蓙を四枚に手違いに敷いて結界としました



お菓子はくず桜がメインです

楊枝はこないだ茱萸の小枝で作った茱萸文字です



今回のお茶はみどり園の有岡の昔

美味しいお茶なので遠慮なくおかわりする人もいました



お茶会が終わると

神戸大空襲などの戦争を経験された方のお話です

平和な憲法の九条があっての茶の湯です





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まだまだ暑いですが未完成のお茶室でお茶会をしました

やはり苦労したのは道具立てとお茶室が二階だと言う事



一つの茶会は大工職人にとって一つの家を建てる事にも相当する物で

色々と考えて、突き詰める事が出来なくても答えは決めなければなりません



今回の茶会で出した答えは竹である事

孟宗竹で作った薄茶器と建水と水差しに茶杓

そして竹小舞と女竹の下地窓に囲まれた空間



道具と亭主の心構えが定まれば茶会は首尾良く進みます

その心は直心是道場、未完成の茶室なれど是れもまた道場



今回の茶碗は高取焼きで揃えました

お茶は祇園辻利の建久の白



水漏れを心配していた建水と水差しは

漏れる事なく上手く使えました



この間買った緑染みの欅皿を干菓子器にしました



最後は自服で一服しました

竹小舞より吹く風がとても気持ち良いです

心に残る面白き茶会になりました





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何かと小忙しいですが茶会へ行って来ました

現場は明石の大蔵院にて



お出迎えは芍薬です

この薄い桃色の花、質素でとての綺麗です



今回は明石淡交会の子午線青年部が担当

どんな茶会になるか待っている間が楽しいです



庭も綺麗にされています

大きなモチの木が二本と蘇鉄が目に入ります



点心をよばれて濃茶席入り前の一時は家屋の探索

広縁の天井、掛け込みの木舞になっています

桁、母屋が大きいので垂木の間隔も広くとっています



濃茶席の陰から見える茶室

向こう側から見えていたモチの木は間近で見ると本物の大木でした

どうせならここで濃茶を頂きたいと我儘ながら思ってしまいます



家と庭を結ぶ濡れ縁、最近の住宅では見なくなりましたが

軒の深い家や庭が広い家は夏は涼しいのです

温暖化などの気象異常が騒がれてますが

今こそ日本家屋の良さを見直すべき時ではないでしょうか



薄茶席が創意に満ちて面白かったです

二人の亭主が正客に向かって同時に略盆点の流し点前

流木の結界を挟んでの息の合う所作は見事

手前側は織部の土風炉、向こう側は見立て物の一式



横にあった松の柱の根元は檜で芋継ぎです

簡単そうに見えて本当は難しい芋継ぎ

天才と馬鹿は紙一重だと良く言います

はたしてどちら側の職人が施工したのでしょうか





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晴天の中、母の日茶会をしました

今日は僕の誕生日です、その日が母の日と言う事で

思い切って母を正客に招いて一席設けました

現場は建築中の新居一階リビングにて

連客は母の友人と近所おばちゃん連中です



花はやっぱりカーネーションを使います

洋花を竹の花入れに入れるのは難しいです

鯛釣草を横に並べてバランスを見ます



カーネーションは花が大きくて厚いので

椿を入れる様に根元にそっと置いてみました



軸はもちろん道の字

五月の気持ちの良い風に揺れて道が良い感じ



点前座、客座に御座を敷きます

若い畳職人に無理を言うて作ってもらった丸畳が完成

正客だけは一段高くこの丸畳に座ってもらいます



お客さんが席入りした所でお点前開始



六人のお客さんへ薄茶を点て続けます

おかわりもされたので6人×2杯=12杯



主菓子です、菓子器は丹波です

白いお皿はお菓子を引き立ててくれます



友人が点ててくれた薄茶で僕も一服です



お茶は建仁寺で買った祇園辻利建久の白



茶会後半はお茶や道具の話

おばさん方は茶の湯に対してとても関心が強い様です

色んな茶碗や自作の竹の花入れを持ち出して説明



最終的には茶の湯の教室になってました

友人に稽古を付けながら茶会を楽しみました

良い母の日と面白い誕生日なりました





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続きまして、もう一つの副席である久昌院へ

見事な山紅葉の新緑に時を忘れます

僕は秋の紅葉より春の新芽の紅葉の方が好きです



正式なお茶会で初の正客を任されました

師匠の方々を差し置いて若輩者である僕には余りにも勿体なく

控えながらも所作の美しさに見入ってしまいました



主菓子は胡桃が入った可愛らしい渦巻き



最後の煎茶席は両足院で行われていました

茶室が二つあります、如庵写しの水月亭と臨池亭

この茶室の前の池辺に半夏生が群生しているみたいです



擬宝珠もあちこちに有りますが

ここの擬宝珠の丸みが何とも触り心地が良かったです



煎茶のお点前は初めて見ました

碗も道具もみんな小ぶりで可愛いです



青磁の花入れに牡丹、鉄線、撫子、小手毬に白花の花蘇芳

僕は書が苦手なので得意なお姉さんに教えてもらいます



席が終わっても簡単には帰りません、院の裏手にある中庭を探索

花木に詳しく無い方だと見逃してしまう面白いものを発見

槇の木が立っていますが株の方の葉に違和感を感じました



後ろより見ると槇と異なる棒樫の様な木がひっそりと立っています

槇の株より接ぎ木で増やしたであろうと思われます

得意な建築や花木でお姉さんたちにお返ししていきます



今回の茶会のお土産は袱紗ばさみと薄茶建久の白

戦利品に黒文字とお菓子、杮板寄進のお返しのお香

とても感じ入る事の多いお茶会でした

素晴らしい時を共に過ごせた事に感謝します





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続いて本席に足を運びました、なんと大方丈の屋根葺き替え中です

数年の工事ともなると素屋根も立派で丈夫です

足場丸太も大きいし土嚢袋に砂利を入れて重みを作り強風に備えています



初の四頭茶会です、作法もわからず見よう見まね

広間の壁四方に背を向けてお茶を頂く格好になります

お茶は祇園辻利の建久の白

天目茶碗を手に取り寺僧にお茶を点ててもらいます



方丈の北側にある茶室東陽坊へ

この庇が面白いです、上手く雨水を流す工夫が施されています

軒の一部が蛤の勝手になっています、その分軒も伸びてきています



雨降り茶会の楽しみ方の一つは庭石の変化にもあります

水気を帯びると石の色が変わります



茶室を見る事で茶人や数寄屋大工の心遣いを探るこの作業が幸せです

みんなで考えると分からない事も何となく想像が付いてきます



誰も見ようとしない中潜りも良く見ると一枚物の瓦で葺いています

しかも瓦自体に起りが施されています

一枚一枚職人が合わせながら作った瓦だという証拠です



楽しみしていた〇△⏍乃庭

また葺き替えが終われば改めて訪れたいです



お腹も空いてきたので点心席へ

旬の竹の子と豆ご飯美味しかったです



ここ席にも〇△⏍乃書

少し休憩しましてもう一つの副席と煎茶席に移動します

またまた内容が多過ぎる為に後編に続きます





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先日、京都の禅寺建仁寺の四頭茶会に行って来ました

大工職人でもなく茶の湯も知らなかった学生時代に一度訪れた覚えがあります

その時は足早に見る程度でしたが人というのは色んな事を知ると

同じ場所や同じ人と会っても見解が大きく変わってくる物だと実感しました



今回、お供して下さったのは綺麗なお姉さん方御三人

本席は混み合っていたので先に副席の霊洞院に足を運びました



天気は足元が悪い雨模様でしたが、小雨程度だったので

庭が深みを増してより一層綺麗になっていました



淡々斎筆緑垂烟外柳、お花は牡丹



季節の先取り、長板を使った風炉のお点前



興味深いのは茶道具だけはありません

周りの目をやると下がる違い棚を発見、不安定な物は飾れません



後付けの書院のお蔭で釘隠しが土壁に埋もれる



露地に小さな川があります

日本の家屋や庭はとにかく水の使い方に工夫されています

雨が降る茶会で無くてはなかなか見れない景色です

お茶会の内容が多過ぎる為、本席は中編に続きます





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先週に予定していた夜桜茶会を断行してきました

夕刻に雨が少し降ってすごく寒くなりました

おかげで現場は花見客は少なくほぼ貸切状態になりました



桜の花を見ながらお弁当を食べて

その後は早速、茶箱を展開します

今日は花点前で遊んでみます



主菓子は桜最中です

桜はすでに葉が芽吹いています

お点前をしていると桜の花弁が落ちてきます



久しぶりの茶箱の花点前

予習しておいて良かったです



花点前はお盆を使います、足元が悪くても大丈夫です



先日岡山で手に入れた西粟倉の名水を使いました



自服いたします

寒い中での一服、美味しいです



僕は桜より梅が好きですが

生きてる内にあと何回と見れるかと思うと

この桜も一期一会なんだと思いました





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夙川での椿祭りの後は大阪で一泊しまして

京都御苑の拾翠亭で行われる茶会へ行って来ました

天気はあいにくの曇り模様ですが通り雨が露地を美しくさせます



寄付きで身支度を整えた後はさっそく小間で濃茶を頂きます

亭主の用意が整うまで腰掛待合でしばし談笑



床の掛軸は無事

亭主が一つの茶会や茶事を行うのに際し

客への心遣いや準備は大変な物だと感じます

それは大工の棟梁が棟上げに際し

全霊以って段取りを組む事と同じだと思います



小さな床にはまるで不釣り合いの大きな花入れには

木蓮と乙女椿が生けてありました、木蓮は枝ぶりが広く

しばらく見ていると花入れを小さく感じさせます

そんな中に丸い蕾の乙女椿が良く映ります



小間は下座床、三畳と中板で構成されていました



続いて広間にて薄茶席

姫小松 九条兼実和歌 根本知書



粉引のお皿で干菓子が出てきました



長石釉茶碗 荒賀文成作



いつの日にか茶室を作って、茶会をしてみたいです

その日が来るには職人や茶人としてまだまだ修行が足りません

心に残る、和やかで面白い茶会でした





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雨が降る中、お茶事へ行って来ました

現場は夙川、雨が滴る紅梅を横目にしながらの席入り

どんなお茶事になるか心が躍ります



なかなか露地傘を使う機会もありません

雨なら雨で楽しむ知恵が茶の湯には沢山と詰まっています



床軸、春来草自生

はるきたらばくさおのずからしょうず

大徳寺立花大亀老師筆



釜はやはり吊り釜

稽古しておいて良かった



お姉さんの初炭点前が始まる

三月も中旬ですが寒い日が続きます

まだまだ炭が恋しい季節です



茶室が暖かくなって来た頃に茶懐石を頂きます



心が豊かになった時に食す

粗飯こそが最高の食事です

それは昔も今も変わらない事です



中立ちの前の主菓子、椿です



後入りより、花月に入ります

あつかましくも亭主を務めさせてもらいました



花は太郎冠者、クリスマスローズ



一点前働かせてもらいました

今出来る精一杯をお点前に注ぎます

これもまた積み重ね、感じ入る事が多い人生なれば

一つの点前もより深い点前と変わる事でしょう





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今日は早起きです

淡交会明石支部の初釜茶会がありました

甘いお菓子と美味しいお茶を頂いて来たのですが

懲りずにへうげもの14服をあてに

抹茶モンブランと薄茶をつついてます

いくらでもいけるみたいです



朝も早い所、先生のお迎えに

蝋梅が綺麗に咲いています



会場入り、ほぼ一番乗り

受付がまだ始まってません・・・



濃茶席入りです、初釜は花びら餅です

毎年、花びら餅の向きに悩みます

今回はわさが手前、ごぼうが手前です

茶入れは信楽、赤楽の茶碗が面白かったです

銘は翁、見方によって表情が変化します



薄茶席入り



去年は前列に着席したので

ラッキーな馬上杯に当たりましたが

今年は数茶碗です、竜の落とし子の絵付け

次にお目にかかれるのは一二年後ですね





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遅いですが社中の初釜へ行ってきました

師匠と姉弟子達との挨拶が一通り終わって

早速、花月の準備です

花月百遍朧月と言われるほど

花月は難しくて決まり事が多いです

百回と行っても、朧月程度ほどしか身に成らない

そんな花月に未熟な袴男子が今回も参加



今日はこんな感じです

炭付花月、平花月、お昼、主菓子

そして濃茶付花月という段取り

主菓子はもちろん菱葩餅です



丸卓を使いました

薄茶器は高台寺蒔絵の吹雪です



水指は染付です

凧揚げ、護摩回し、羽子板などで遊ぶ元気な子供達

そういえば凧揚げも護摩も長い事やってませんね



蓋置は春の七草の絵付け

今日は大寒ですが

少し春を感じる嗜好に心が温まる



花は藪椿です、先生も名前が分からないみたいです

枝ものは迎春花、黄梅です



初釜が終わって、所用で庭へ

僕の膝は長時間の正座でガタガタですが

雨の中、太郎冠者はしっかりと咲いてました

今日は沢山とお茶飲ませてもらいました

もう流す涙は濃い緑やと思われます

当分お茶は要らないと言いたい所ですが

来週は淡交会の初釜です





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鹿嶋神社で柏餅を買ったので

どうせだったら美味しく食べたいとの事で

小さな茶会で友人をもてなしました

初釜ならぬ初ヤカンですいません



ためしてみたい道具はこれ

自作の枝柄杓

黒垢も取り払って綺麗しました



勾配はおおよそ同じになっています

実際に使えるか使えないかは

現場にしか答えは有りません



小さい蓋置に大きい枝柄杓を乗せる

以外に芯が安定していて置き易いのが感想です



大きい蓋置に乗せると言うより入れる

これも意外と安定しています



こっちの柄杓だとすっぽりと入って

こんなことも可能



ちゃんと湯も入って

しっかりと使えます



柏餅は薄茶と共に

美味しくいただきました



今日の茶碗は時代の萩の三つ割高台

けっこうな茶会でした

心がほんのり温まりました

明日から家作りが頑張れそうです





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