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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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9月もそろそろお終いです

秋のお茶花も風炉から炉へと変わります



侘助の方も、つぼみが出てきます

爆蘭も綺麗な花を片手に実が爆ぜりそうです

水引草、小さい花ですが

その一つ、一つが

しっかりと赤を強調しています



秋海棠は桃色の花弁に黄色の雄花を付けて満開



彼岸花も咲いてます、稀に白花もみかけます



このラッパ咲きの花は何でしょう

水気の無い土地でも頑張って咲いています

すごく力強い印象を与えます



今年、三度目の新芽です

気候の変化が原因でしょうか



桂、鴫立沢の紅葉

いずれも綺麗な葉が出てきました



庭を隙間にはアマガエルもいます

緑葉に合わせたカエルさん



乾いた竹に合わせたカエルさん



枝につかまるカエルさん



竹にしがみつくカエルさん

冬眠前に、まだまだ遊んでいます



台風が多い9月でしたが

この田圃の稲は倒れず豊作です





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久しぶりに、弘さんの工房に遊びに行きました

サッと用件を済ませて帰るつもりが



ついつい4時間の長居・・・・

面白い物を沢山と見せてくれました



神奈川の陶芸家佐藤和彦と親交があるらしく

彼の作品を見せてくれました

陶芸と美術の融合ですね

素晴らしい作品の数々です



僕はこれが、とても気に入ってしまいました

高台がほぼありませんが傾きません



胴は荒々しい土肌を残しています

口造りだけは、薬を垂らしています

美術性に富んだ作品ながら

しっかりと使えそうな茶碗です



これも面白いです、筒茶碗に近い様です

それほど深くないので半筒とでも言いましょうか

少し涼しくなった秋頃にぴったりの茶碗です

ほど良い熱がこもりそうです

これもデザインが際立ってますが

しっかりと口造りしてますね



口が付く所だけ、薬を垂らしています



楽も作陶しているみたいです

赤楽です、これも高台が低いと言うより

ほとんど無いです



口造りが、薄くて飲みやすそうです

見込みが広いので、お茶が点てやすそう



この織部は鯉江良二さん

高台に緑の釉薬がびっしり

釉薬を良く見ていると

良の文字が見えてきます



鏡の所に三つの斑点の跡があります

これは、釉薬を高台からかけて

裏を向けて、焼いたんですね



これは弘さんの青磁茶碗

口造りが反ってます

茶色の斑点が乙

茶会をする折は貸してくれるとの事

使ってみたいです、この茶碗の数々





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ヨガマットと利用して家茶会してみました

道具はそこら辺にある物ですね

わざわざ茶道具を段取りしてしまうと

気軽に行える茶会では

無くなってしまいますよね



花は日持ちの良い、露草

花器は自作、竹の尺八切り

風炉はやかん、建水は黄瀬戸の小鉢

水指は黄瀬戸の丼鉢とホーロー鍋の蓋のコラボ

茶杓は玉瀧寺住職明道で「明歴々」

棗はかっぱ寿司棗、茶碗は備前



菓子器は児玉修治さん、お菓子は児玉久美さん

http://kiki-utsuwa.net/

兄妹、お茶会で夢のコラボです

朝のうち、姫路のべっちょない市にて

お菓子をサッと仕入れてきました

お客に着席してもらいます

空間はあるものの、席は一畳半です



お点前、稽古を兼ねて

家ですが真剣にします

小さい花入れを強引に蓋置にしました

高い、高すぎるけど、何とか置ける



かっぱ寿司を清めます

今回は抹茶では無くて

玄米茶です、棗では無くて

これは中次系の薄茶器に

当てはまりそうな感じです



かっぱ寿司の茶器

スチールなので、良く滑ります

茶杓がフラフラ

手え抑えて、安定を保つ

湯を入れて茶を点てる

火元が炭じゃないので簡単です



玄米茶でも泡立って、しっかり点ちます

美味しいお菓子と共に召し上がれ





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姫路では、もう秋祭り気分らしいです

灘のけんか祭りですね

播州人が年に一度、本気で

その熱い血を滾らせるのが秋祭りです

その熱き血が飛び火した所で

今回は久々の愚痴である

ブログやTwitter、facebook

などの場ではスルーに値する事なので

是非、サッとながす程度で読んでもらいたいです



職ってのは、何でも作れて

未知の要求に対して、全霊を持って挑戦していく

気骨のあるの人が職人だと思ってます

現場を自分の目で見て

それに合せて、物を作る

鉄則やと思います

何時もと少し違う様なら

入念に見る事も、細部にも採寸に必要だと思います

とある現場で、ある物が収まらないというのです

その人、その職人曰く

「昔から、その寸法が決まってるから」



遠い現場まで来て

採寸しているその職人を僕はみました

つまり、物を収める寸法は決まっていて

後から、それに合わせて物を作ると言う

職人にとって基本的な作業です

それに合わせれない事はとても残念です

何のための職人なのか

大工職人などは、何も無い空間から

一から建てて行くので、同じ職人でも

まるで感覚が違いますよね



家の風景は時代と共に常に変化します

大工職人も常に変化します

他の職人さんも変化しなければなりません

昔から決まっている寸法って何でしょう

茶道でも、昔からある寸法はありますが

尊重しつつも、常に変化をしています

職人の根っこなどは

変わる必要は無いと思いますが

現場に合わせて

変化させる目や心を持って欲しいと思います

でなければ、職人である必要が無くなってしまいます





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涼しくなってきたので

中置の自己練をしました

蒸し暑くないので、稽古に集中できます



その前に試してみたい事があったので

中置と言えば、風炉が客に近くなり

水指の位置も風炉の右側から左側へと移動します



ついでに、水指が細くなります

以前作った、竹の水指

http://daikusyokunin.blog.shinobi.jp/Entry/578/ 

これが出来れば

細水差しにも応用が出来るのでは



やっぱり出来ました

細長くて、しかも厚みのある竹をチョイス

節の間隔もチェックします

垢を水で落として、直現場へ



大きい竹は切る前から

すでに虫が入っている事が多いので

案外、水指としては数がとれません



今回の花入れは、創作です



落しが良く見える様にしてみました

落しがメインな花入れです

落しを変えれば、顔がグッと変わる段取りです



花入れを作ったという事で

敷板も作ります

師匠に教えてもらった寸法で拵えます

板材は左より、栂、杉、そして松です



風炉も終わりですが

小板も、ついでに作ります

9寸5分角です、材は松です



さっそく、現場で使ってみます

花は擬宝珠と侘助の一休

秋らしく実物をチョイス



道具も秋にしてみました



木守りの棗と秋草の交趾茶碗

茶杓の銘は秋祭り





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台風が去って急に寒くなりました

寒暖の差、応えますよね

寒いので久々に

ラーメンを食べに行ってきました

ネギちゃーしゅめんです



キムチは食べ放題です

ラーメンが来る前に食べ過ぎて

舌がヒリヒリ

熱い麺が下に応えます

辛いのが好きなのに弱いです



帰りはスタバで抹茶フラペチーノ

ヒリヒリする舌を強引に冷やします



寄り道の寄り道

モンブランでケーキ



イチジクパフェとショコラ

疲れた時はあまい物が

欲しくなります

ラストはカフェラテの抹茶マキアート

今日は久々に

暴飲暴食しましたな

明日は精一杯、動けそうです





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台風が去って

神戸は落ち着いてきましたが

まだまだ、河川付近は要注意です

そんな中、茶の稽古です

今日は9月の最後の稽古



茶箱のおさらい

雪と花点前、そして

御所籠の色紙点を稽古しました

箱を開けるのは

また一年後と言うわけです

忘れない様に、時たまの自己練を心掛けて

来月からは、中置きの点前に入ります



師匠の天目茶碗を拝見します

何やら、茶道具屋さんより

仕覆を買った時に

付随して譲ってもらったそうです



気泡が残ってる

かえって、それが趣ですね



持ってみる

案外、軽い

にしても綺麗です



今日の花

ススキ、歌仙草、山ごぼう、小海老草

そして、台湾ホトトギスです



台湾ホトトギスは、初めて見ました

綺麗な薄紫の花をつけます

師匠曰く、日本のホトトギスと

全然違う様です





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ただ今、姫路の現場より帰還しました

18時に仕事を終えまして

大渋滞の高速に飛び込んで4時間半、やっと帰宅

高速道路も途中から、大雨のため通行止め

下道も川の橋が決壊なんかで迂回に次ぐ、迂回

抜け道も大渋滞、疲れてしまいました

今日の仕事はLDKの天井ボード貼り

難しい作業ではないのでサクサク進みます



道具屋さんが新しい道具を持ってきました

電池式のピンネイルです

従来のピンネイルはエアーを源としますが

今回は電池です

エアーコンプレッサやホースなどの

準備の手間が省けるのがメリットです



ホースが無いので

何処でも簡単に持ち運べます

18vなので、少し重いです



木片に打ち付けました

動作は少し鈍いですがしっかりと打ち込めます

ちょっとした増改築に最適です

化粧材の取り付け忘れた時に

サクッと作業が出来そうです

これは、欲しいですね

特価のセールまで待つ方が賢明かな





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食後は少し休んで一服です

抹茶ロールケーキと薄茶で



露草を生けてみました

とても素朴です

花は閉じていても

畔に咲く、一面の青を思えば

花を感じる事は出来るはずです



篆刻をやっています

昨日から、続けています

見よう見まねで彫ってます

なかなか、思い通りに彫れないものです

もともと、書が下手なので

篆刻に走ったというわけです

竹の花入れのなどの共箱に

落款するために作っています



とりあえず3つほど作り

仮押ししながら微調整していきます

気づいた事、書が下手なので

やっぱり篆刻の字も下手ですね



ものはためし

良さげなものをチョイスして

実際に箱に印しちゃいました

まぁ、これで

とうぶんはいかせてもらいます





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竹の花入れを日陰で室内干し

布で磨いた後、風が良く通る窓側で何日か放置です

ですが明日は雨、ヤバいです



庭では擬宝珠の花

よく見ると薄紫の花がとても綺麗です



藪茗荷の白い花

今年もしっかりと咲いてくれました



野菊の一種でしょうか

植えた覚えは無いのですが咲いています



爆蘭も咲いています

お昼頃に咲くので

別名三時草とも言われています



こいつに刺されると

激痛です

虫、無視ですね



斑入りの水引草

勢い良く増えてきました



花入れを一つ選んで

水引を生けてみる

師匠より分けてもらった山野草も

種類が増えてきました

竹の花入れも、コツコツと作りまして

形状や大きさが豊富になりました

残すはギャラリーが必要のようです

何時の日か茶室を作って

茶や花を、思う存分楽しみたいですね





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久しぶりに鍋を囲みました

朝晩が少しずつ涼しくなってきました

和風だしで頂く豚鍋

あっさりして食べ易いです



さいごはやっぱり雑炊できまり

だしが良くきいて美味しい



口直しに薄茶、備前の茶碗を使います

炭と違い、給湯システムが整う台所では

簡単にお茶が点ちますね

給湯と言えば面白うそうな流派があります

給湯流茶道

http://www.910ryu.com/



今日のお菓子は、これ

中秋の名月茶会でで余ったお干菓子

色々あります、形も色も多種



欲張りなので色々とってみる

美味、ほどよい甘み

薄茶とよく合います、ごちそう様でした





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雨ばかりです,自分の思ってる

仕事が出来ないためイライラします

今日の花入れ,錆竹を使いまして



相変わらず、立ち枯れをチョイス



若き頃に格闘された跡もあります

株の方にもスカッと跡が入ってます

これを見せるか見せないか、思案です



結局、見せませんでした

身形のバランスがとれている面を正面にしました

朽ちるはずだった竹に花窓を作り、命を吹き込みます

この窓に生命が溢れる花々が飾られていく事になります



家に持ち帰り、洗いました

あんまり落ちないというより染み付いていますね

アルコールを染み込ませた布で何回も拭きます



壁に掛けてみました

この花入れは壁掛け専用です

株を斜めに切ってあるので

置く事は出来ません

どんな花が似合うのか楽しみですね





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残暑と言うには、ほど遠い暑さです

もう秋ですし

そろそろ身体が休息モードを求めています

今日の昼休みのゴソゴソは

大きなバンブーを使います

何に使えそうかな

悩んだあげく



切りました

何処を・・・



分かりますか

上側の節の下を切りました

超集中力を使って、切りました

薄い手鋸を使って

出来るだけ、尺が短くならない様に

下手に切ると

沿う様に削る作業が必要になります

竹は同じ大きさでは無いので

沿わす事が出来ても

大きさが合わなくなります



竹をしっかりと洗って

垢を落とします

水を入れます

10分ほど、様子を見まして

漏れないようですね



柄杓が入るかどうか確認

入る

しかも炉用の柄杓



と言う事で

竹の水差しが出来ました

家に持ち帰り、師匠の所へ

師匠と相談した所

蓋の扱いは二手

両手で取って、右手で返して

水指しに立て掛ける

子習いの所作や知識を応用すると

どんな道具にも対応できます

利休大先生、やはり天才ですね

懐が大きすぎる

僕が、どんな道具を生み出しても

上から見透かされてる感じがします

知れば知るほど、遠くなってる気がしますね



遠くならない様に、今日も稽古です

茶箱点前の月と花



9月いっぱいで茶箱点前は終了です

また一年先になりますね

忘れない様に、茶道ノートにメモメモ





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朝晩が少し、涼しくなった気がします

早起きすると道端には露草が咲いています

日が昇るとすぐに閉じてしまいますので

朝が遅い人はまず目に入らない物だと思います



今朝は良い物を見つけました

白花露草です、珍しいですね

あまり咲いていません

道端や畔に目を向ければ、小さな美は

どんな場所にも転がってるものです



現場にて、昼休憩を利用しまして

花入れを作りました

8月に仕入れた、朽ちかけの竹です

一重切りに仕上げました



落しの切れっ端は蓋置にしました



現場の空き地を物色、葉が長い物もある



フェンスに群がるつた



そんな、多様な植物達を一つの窓に収めました

現場でも、お花の稽古が出来ます

直心是道場、学ぶ心さえあれば

どこでも修行の場となると言う禅の教えです





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中秋の名月ですちょうど満月です

こんな面白い夜を何もせずに過ごすのは勿体ないです



と言う事でやってしまいました

中秋の名月茶会

仕事を終え、姫路からもうダッシュ

茶道具が入った押し入れから

汗だくになりながらそれなりの道具を探す



軸は三日月とススキ画



主菓子と干菓子です



正客を待たせてしまいます

沸くまでの暇つぶしに柄杓の調子を確認



まだ沸かないので袱紗で遊ぶ



湯が沸いたので

お客さんに入ってもらって

本気の普通の平点前



 
湯を入れます



湯がさほど熱く無いので点て難い

そんな時は、高速で茶筅振り



僕の分も自分で点てます

最後なんで、湯加減が丁度良くて

いちばん美味しい薄茶が出来てしまいました



今回の茶会はいきなりでございます

朝、目覚めて中秋の名月と言う事で

今晩、茶会やったろうと思ってこの様です

失敗を現場で体感するって大事です

自分で絵を描いて行動してみて

弱点が分かります、分かれば稽古ですね





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ここは日本です

何も特別な場所では無くて

建築でも特別な仕様では無くて

普通の竹小舞の壁下地です

昔から、日本の家の壁はこれでした



今、特殊な壁下地として

位置付けされているみたいですね

100件に1件ほどの割合

それ以上かもしれません

現場では、あまりの珍しさに

お歳を召された方々が

まるで昔を思い出すかの様な眼差しで

立ち止まって、見ていく姿を

時々、見る事があります



当然、竹で小舞を編んでいく

手練れの職人も居ません

これも特殊な職人の分類になります

僕の知る限り

播州では、この方1人だと思います



だから、あれも特殊になってしまいます

土です、土壁です

気密性が高い優秀な壁なのですが

土を練る、運ぶ、塗る、乾かす

すごい手間になるし工期も長くなるので

思いっきり、今の時勢に嫌われています



やっぱり、あれも特殊です

入母屋の屋根の瓦葺き



むくりやてりなどの入母屋の独特の曲線を

上手く描ける、瓦葺き職人も特殊なんですよ



普通のこの瓦も特殊な焼きになっているようです



現在の住宅街で、この瓦はまず見ませんし

日本って何なんでしょうか

何処へ向かっているのでしょうか

私は、どっぷりと日本人ですが





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広縁の鴨居と束の取り付けです

束の加工はとにかく手間の手間

短い割に加工が半端ない

縁桁の丸太を上手にひかり取るだけでも

半日かかってしまいますね

ホゾは2枚でございます



あんまり使う事の無い丸のみ

やっぱり、無くては何も出来ません

一日だけの使用でしたがお疲れ様でした



鴨居の方は、蟻加工です

始めはゆるく入って位置が決まる辺りで

グッと鴨居と束を

引き締めあう段取りになっております



仮に入れてみます

きつい場合は、少しずつで良いので

束の首を鑿で削いで丁寧に入れていきます

見た目も隙間無くするのが当然ですが

継手と仕口の方も

きっちりと効く様にしなければなりません



取り付けです

その前に鉋で、削って仕上げておきます



鴨居にしても、束にしても

表裏、側面全て化粧になるので

全ての仕事に少しずつですが

余裕の有る配慮が必要です

綺麗に隙間無く、取り付ける事が出来ました

むくりのアーチも、ええ感じやと思います



束の方も縁桁、鴨居の接地部分と

ぴったりと付きました



裏、外面もOKです

これでやっとこさ

戸締りが出来る様になりました

もう泥棒とか全然、怖くないですよ





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鑿の柄つくり後編でございます

小鉋や切出しを使って、丸い柄に成形していきます

大体、削れたら

パーパーヤスリの荒い番手で

ゴシゴシ手成りにこすっていきます



口金と桂の大きさで

だいたいの柄の太さは決まりますが

ひとそれぞれ、太さに好みがあるので

この時に調整しておきます



使い勝手の良い柄を参考にします

ペーパーヤスリで

確実に丸くしていきます

このくらいでしょうか

ペーパーの番手を小さくしていきます



口金のチョイス

右に連れて、大きくなってます

前回、取り付けていた口金は左側

柄も細くて

軟だったので



一番、右の大きい物を選びました

大きさが丁度で

見本の柄の口金と大体

同じ大きさですね



口金を入れる時はペーパーで落として

玄能で柄尻を木殺ろして

の繰り返えしです

口金がかかり始めると

叩き込みOKです

確実に入れていきます



しっかり入りました

番手のラストは

耐水ペーパー1200

めっちゃ、磨いて磨いて

磨き切ります



光り始めると終了です



保護膜とでもいいましょうか

ここまで磨くと

手垢などの汚れが付きません



ただし、日焼けはします

左は新しい柄、右は2年ほど経った柄

両方ともピカピカです



握った感じも、ぴったしです

握力の無い、僕でも

ビシバシ叩けそうな半叩きです



最後は

お疲れさんでした

長い間

僕の仕事を助けてくれて有難う

薪ストーブの肥しにでもしましょうか





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秋です、現場の基礎部分にコオロギ発見です

写真を撮るなりダッシュで逃げて行きました



今日の稽古は茶箱です

月点前と雪点前です

もう、箱は飽き飽きしてますが

復習がとても大事な茶の湯

普段の稽古も、一回きりです

その時を大事にすると言う、教えに通じます

その前に師匠の茶道具を拝見、御所籠です

毎回、何か稽古前に

見せてくれます

初めて、手に取って拝見しました

丁寧な仕事をしています



こっちは河太郎棗

河太郎とは河童の事で

棗の蓋が河童の頭みたいになっているので

こういう名前らしいです



床は掬水月在手



ススキ、荻袴、秋海棠、藪茗荷と

真ん中のオレンジ、百合の仲間らしいです



師匠が点てた薄茶

綺麗に泡立ってます

私などは所作に気を取られてしまうので

なかなか、ここまで綺麗に点てれません

まだまだ稽古が足りませんな





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希器で買った長いお皿を使って

さんまを頂きました

秋のお魚で長い物と言えば

さんま、太刀魚です



こっちの竹地のお皿は

お皿の色が濃いせいか

さんまが少し際立ちにくいです

お似合いするのでしょうか

色々、試してみたいと思います





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台風の去ったので

鑿の柄を作りたいと思います

沢山ストックがあるグミの中から

まず、良さそうな3本をチョイス

口金や桂の大きさなどを良く見ながら

木を照らし合わせます



これに決まり

直感です



鉄鋼キリのドリルと繰小刀を使って

丁寧に手間をかけて中子を入れていきます

固すぎず、甘すぎず

絶妙な固さで入れていきます

女の子を扱うが如く、丁寧に様子を見ながら

少しずつ入れていきます

入りきって、胴が付いたら

鉛筆でひかり付けておきます



口金の長さを毛引きにうつして



毛引きで柄に切り込みを入れます

手鋸で丁寧に首切りして

鑿で斫り飛ばします



口金が3分の2入ればOK

均等に入ってるか、しっかり確認しておきます



固い木や節に口金を当てて

尻を叩き入れます



ぴっちりはいりました

中子を入れた時に

ひかり付けた鉛筆の跡を残しています

つまり口金の厚み分

狭まっていると言う事ですね

これが大事です

口金以上の厚みにすると

中子を入れた時に口金が破断します



中子をのぞませます

なかなかきつくて入りませんが

柄尻を叩きながら

しっかりと入れていきます

刃と柄が一体化しました



中子と口金、口金と柄

全ての胴付がきつく固く、合致しました

後の作業は自分の手にあった柄の太さに削ったり

仕事の状態に合わせた使い勝手の良い柄に削って完成です





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加古川の陶工房希器へ遊びに行きました

http://kiki-utsuwa.net/index.html



先月作った茶碗の様子を見に行きました

おお、焼きあがってる



しかも、めっちゃ小さくなっとる

http://daikusyokunin.blog.shinobi.jp/Entry/548/

焼き上げると、小さくなると聞いてたけど

これでは、野点や茶箱に

ぴったし過ぎる茶碗ではないか

適当に作った共箱を持参したところぴったし



しっかり箱に収まった所で

新たに作った竹の花入れを観賞



魚を盛る長皿が欲しいと思い物色して来ました

竹を模した物、緑の釉薬を無造作に散ばした織部風



ピカピカに光、秀ている物

刺身などの切り身が映える炭黒い物



色々ありますが 

最終的に選んだのは左の2枚



織部風と竹の長皿です

これだけ長さがあったら

大概の魚は大丈夫ですね



店内をぐるっとします

白い器が沢山あります



自宅へ帰り一服

処女品となる、小ぶりの茶碗で薄茶

主菓子は白あんの栗饅頭

お詰はたねやです

結構なお点前でした





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大雨です、昨日からずっと雨です

秋の実り、稲狩り前にこの雨風は大打撃ですね

花木にとっては久しぶりの雨に喜んでると思いますが

庭の秋海棠、良い感じに花を付けています



大きな竹を使って一重切りをつくりました



竹の内が黒いです、よごれた竹です



花窓の上の切り口に穴

花窓の袖にも穴



節の際にも穴、節の下の切り口にも穴

穴が一筋に通ってるみたいです



雨の滴る秋海棠を、びしょ濡れになりながらゲット

家に帰って、すぐに生けてみる



久しぶりの雨でエネルギーを蓄えた秋海棠

綺麗な黄色と桃色です



枝の向こうに何か居ます



蝉の抜け殻です、花窓に向かっています

穴に入るつもりでしょうか

もう、この蝉はこの世には居ません

抜け殻から出た魂が、竹の穴を通って

無事、土に帰る事を願いながら生けてみました





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鑿が折れてしまいました

大引きの角材を鑿の上に落としまして

柄の首にヒビが入りました



気になって、ずっとさわっていたら

折れてしまいました



こういう折れ方をします

口金の部分は身がしっかりと詰まっています

仕事は良いと自分で言うときますね



とにかく修理です

仕事がきっちりしているので

口金と中子が全然、外れません

木槌でいくら叩いても、びくともしません

鉄鋼キリで身をそぎ落とします

それでも、外れません

職人の仕事は修理や手直しをした時に

初めて、結果が出ます

確信しました

僕も一廉の柄入れ職人になっていた事を・・・

そんなこんなで、調子に乗ってますが

新規のグミ柄は台風が過ぎ去った後に

柄入れしたいと思います





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今日の仕事は鴨居、敷居の取り付けです

台風が接近するまでにサッシなどの取り付けを

終えたかったのですが普通に間に合いませんでした

土壁が雨に晒されて落ちてしまうので

防水シートを貼り付けて雨から土壁を守ります

とりあえず、台風への一時しのぎです



正午を過ぎまして台風接近の影響で大雨

道路が川になっています



昼休憩は、そんな雨を横に見ながら花入れ作りです

大きい竹は大きな窓を拵えます



華道にありがちな花入れになりました

竹が大きいので、作り応えあります



こっちの竹は、身が黄色いです

一重切りしてみました



節の間隔が長いので窓は長くします

背のある花が映りそうです

根は全部切らずに、少し残してみました



完成した花入れは、水でしっかりと

洗って切って、汚れを取ります

その後、日陰で乾燥させます

乾いた後はお酒を染み込ませた布で

何回もゴシゴシして、ひからせます





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