神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております
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大晦日の仕事はお昼まで
最後の仕事は追っ掛けです
研いだ間無しの二寸で一気に攻める
良く切れるので斫り屑も連なります
木目が単調なら
サクッと荒斫り出来ます
やっぱり道具様様です
二寸五分の大突きに持ち替えて
上から攻めます
これでほぼ仕上げてしまいます
節や陽疾が有れば難しいですが
相方も作ります
長さに不備があれば家が傾くので
ためしに入れてみます
入れ込みと取り外しは
自作の夏茱萸柄の掛矢を使います
掛矢の頭は姥目樫の脂がのったヘビーな所です
数回と微調整を繰り返して、胴が付きました
胴が付いたら、相方の方も墨を付けていきます
二つが一つに成ってる間に
ホゾ穴を掘っていきます
穴の木口を見たら中も
しっかり合致している事が分かります
と言う事で、今年はここまで
一年間、お付き合い有難うございました
来年もよろしくお願いします
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ダイニングベンチが消えたと思ったら
何時の間にか畳の部屋に移動されていました
嫁の友人が来ると言う事で移動させたみたいです
上手に飾っています、こういう使い方もあるようです
竹の花入れも少しずつ作って48個ぐらいになりました
最近は金具なんて付けて遊んでます
裏側に錐で穴を空けて
金具を掘り込んで、そのビンタを広げます
簡単やけど、案外しっかりしています
尺八切りにした花入れを中心に
金具を付けています
せっかくなんで花の稽古です
月模様の一重切りを使います
花は初嵐と南天
金具が付いている尺八切りです
花は一子侘助と突抜忍冬
来年は何個出来る事やら
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義父から頼まれてる牡蠣を求めて
播州赤穂に行って来ました
もう年末の恒例行事となってます
赤穂浪士47人で有名な赤穂の城跡です
赤穂は穴子も美味しい所です
とりあえず穴重で昼ごしらえ
穴子はうなぎと比べて脂も少なく
あっさりとしていて食べやすいです
ちょっと車を走らせて坂越へ
おっちゃん達、もくもくとよう働く
牡蠣を永遠と洗ってます
これは楽です
殻がベルトコンベアで流れてます
海に落ちているようですが
積もってきたらどうするんでしょう
洗い終わった牡蠣
殻付と剥き身をそれぞれ購入
僕は牡蠣フライが好きなので剥き身派です
焼いたり、蒸したりするなら殻付がお勧めです
晩御飯が出来るまで待機
小腹が減ったので塩見饅頭を食べてみます
白みその牡蠣鍋が出来上がりました
赤穂坂越の牡蠣は身が締まっていて
とても美味しいです
調理をして縮んでしまう牡蠣とは違います
牡蠣フライも出来上がりました
レモンをかけて、そのまま食べてしまいます
今年の残り二日で終わりです
美味しい牡蠣も食べたので
大晦日まで頑張れそうです
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今日も家具です
半日自宅の刻み仕事をしまして
半日家具作りに没頭してます
相変わらず端材の
部類に入るであろう材を相手にしています
天板は水腐れがある桧です
足は桧の柱の切れっぱしを割りました
水腐れがど真ん中にあります
丸鑿で腐った部分を取り除きます
色々と形はあるのですが、簡単な小判形にしました
底が抜けおちない様に、勾配を付けてみます
欅の角材が有ったので使う事にしました
慎重に丸みを出しながら勾配を付けていきます
乾燥しきった欅はとにかく削り難いです
手間がかかる仕事です
ボンドが固まるまでは犬親方と休憩です
余所見をしていたら
ミルクコーヒーを一気に
ぺロペロされてしまいました
普通に諦めました
どうにか欅がインしました
ボンドが固まったので削ってみます
桧の白に茶色の欅
針葉樹に広葉樹の構図
柔らかい木に堅い木は良く合います
足を突っ込んでボンドで固めます
今回は大入れでは無く胴付にしています
丸いホゾに転びを付けて天板を抜きます
クランプで固定して一晩放置
座ってみて、ぐらぐらする様なら
補助的な木を取り付けます
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今日の家具
友人よりミニテーブルを受注しました
吉野桧の節、陽疾、水腐れ、虫食い
どうしようも無い奴等ですが
木である事には変わらないので
上手く使いたいと思います
陽疾のある板を隠さず天板にしました
足は水腐れの部分を出来るだけ取り除いて
大入れでがっちり入れました
磨けば光るもので、面白い表情が見えてきました
陽疾は一般的に敬遠されてますが
茶の湯のもてなしの心を持って
癖の強い物ほど懐柔していきたいと思います
難しい人や道具を避けていては
人としての上達は無しかと思われます
前回作った物と比較
同じ様な物が欲しいと言う事でしたが
作ってるうちに愛着が出てきました
すぐに納品せずに少し鑑賞してみたいと思います
使い方は色々あります
こないだのは机にしたり、椅子にしたりしています
手に持つのに重たい本や雑誌は
ここに置いて読んでいます
桧の香りに包まれながら、ええ感じに使ってます
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結局、勢いに任せて
母屋を残して一気に墨を付けました
沢山仕事が出来ました
嬉しい事です
桁も墨付け完了
一つ一つ木の癖を読み墨を付ける
今現在の建築に
そんな手間なプロセスを踏む職人は少ないと思います
そして、今日から
2階構造材の刻みに入ります
材も大きくなり
手鋸も一回り大きくなりました
落しの蟻の加工はほとんどが手鋸の仕事です
良く切れて真っ直ぐ挽ける鋸が要です
良く切れて曲がってしまう鋸や
その曲がり具合を修正する技術などは不要です
答えはただ一つなんです
落し蟻も完成しました
面倒だけど一つ一つ水平を確認します
目標到達点が同じでも
敢えて手間のかかる手道具を選んで
遠回りをしています
機械を使えば早くて簡単ですが
その選んだ道中には可愛い花が咲いていたり
色んな人に出会ったり
時には、困難な崖や谷があるかもしれませんが
プロセスを大事にしたいのです
その旅が僕の心の大きな支えになると思ってます
一日、せっせと走りに走って
六本完成しました
今日の道中は迷わず怪我無く
無事に道具を置く事が出来ました
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めっちゃ寒い中
同級生クリスマスコンペに行って来ました
現場は小野市の播磨カントリークラブ
朝一みんな外へ出て練習するけど
霜が降りてて、身体がガチガチ
気心が知れた仲間とラウンドするのは
とてもリラックスします
身体はガチガチやけど
何となく、ええ感じでまわれます
池越えも今日は楽勝
テーショットが安定してます
グリーンは固くて、良く走ります
今日はパットに苦しみます
後半は晴天になってものの
上空の風がすごい
上げると左右に持っていかれます
けど、この谷越えだけは苦手
またまた突っ込んで来ました
くつろいだ所で結果発表
なんと今回は自己ベスト更新
グロスで116、15人中8位
中途半端な成績なんで景品無し
帰り際にクラブの方から
お土産にケーキを持たせてくれました
今年のゴルフはこれが振り収め
今日のゴルフは寒かったけど
心が温かくなったゴルフでした
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とても寒いです、そんな日は出掛けずに
家でクリスマスディナーです
可愛い女の子が三人も居てるので
僕は何もせず、隣の部屋で待機です
何時の間にか豪勢な夕食が出来上がってます
仕事が終わって、お腹が減ってます
着席しますが食べれません
何か色々と段取りがあるみたいです
照明が消えました
一気にクリスマスムード
こんなものもあります、既製品です
来年は山に行って
樅の木を切り取って来ます
それが僕の仕事になりそうです
こんな物まであります
どうにか木で彫刻出来るか・・・
美味しいクリスマスディナーと
会話を楽しんだ後は少し休憩です
落ち着いて来たら、ケーキです
大好きなチョコで満足
明日はゴルフコンペです
吹雪になりそうです
どうなるんでしょうか・・・
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とても寒くなりました
クリスマスにコンペを控えてます
はたして、無事生きて帰って来れるのでしょうか
今日の休憩中のゴソゴソ
薪として放っておいた檜を材として使います
しかし、この丸っぽの檜の枝も目が細かい
薪として、燃えてしまうに惜しい材であります
イメージはこんな感じ
ちょっと重たい感じがします
丸太の足が太いから・・・
天板の節が厚かましいから・・・
色々、原因はあるみたいです
丸太の足を細くしてみました
そして、天板の目に付いていた節も取りました
板の厚みも少し薄くしました
ペーパーで仕上げて完成です
仕上がったの家に持ち帰ります
足として使った丸太の曲がりが実に妙です
天板の檜の白に薄皮を残した茶色の足が映えます
廃材再利用と短時間制作の割に上出来やと思います
節もある程度落として良かった
今年も早い物で年賀状の時期です
今晩、一気に書き上げます
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土台が終わったので
一階の構造材の墨付けをしています
家具や花入れなどを掛け持ちしていますが
大工仕事が本業です
一階妻桁、芯墨のかさを見ています
立っている棒が平行になれば、そこを芯とします
原始的なやり方ですが、これがいちばん堅いです
着々と墨を付けていきます
墨は細くて、良い感じです
しかし、字が汚いんです・・・
一階の構造材の墨付け完了しました
ざっと見渡しても、沢山仕事があります
ホゾ穴に蟻の落し加工
鑿や玄能、鋸の扱いの良い稽古になります
真っ直ぐ切れないと、とてもしんどいので
手鋸に関しては、もう一段階手練になりたいです
一旦、墨差しを置いて加工に走るか
それとも一気に二階と小屋組みを片付けるか
とにかく、まだまだ先は長いんです
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今日の自己練は唐物の稽古です
寒いですがお茶を飲めば温まります
弘さんの建水と蓋置を使ってみます
蓋置がめっちゃ大きいです
柄杓が収まってしまいます
大きな物に小さな物を取り合わせる
気心が知れた仲間同士なら
こんな一笑も有りだと思います
唐物のお点前では建水は曲げわっぱを使います
茶入れはもちろん唐物を使いますが
建水は竹、茶入れは瀬戸で代用します
干菓子は師匠より頂き物です
美味しい栗が入ってる予感
可愛い栗が出てきました
甘い干菓子を食べた後のお茶は
本当に美味しいです
今日の花は初嵐と突抜忍冬の面白い所です
花器は自作の一重切りです
突抜忍冬を思い切って垂らして見ました
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檜の角材を削っています
少しずつ丸く細くしていきます
木や道具は正直で
ちょっと節があるだけで、削り難いものです
今日の家具はサイドテーブル
ソファーテーブルに置き切れない
小物などやリモコン等を置くのに便利かと思います
ベットのサイドに置いても良いと思います
材はこんな感じです、檜材を使っています
丸いホゾ穴を掘っています
しかも斜めと来たら、さすがに難しいですね
四方の足が入って、成りは完成です
ここから削ったりして微調整していきます
シンプルです、仕事もホゾ穴と削る程度です
2時間もあればできます
ニスやらウッドステインなど色々悩みましたが
今日はオイルの気分です
初めて使う塗料ですので
ためし塗りをしてみて調子を見ます
塗ってみました、深みが出た感じです
タオルで乾拭きして
どんどん光沢を出していきます
今日の犬親方
何やら、ずっとソワソワしていました
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有馬の旅二日目です
谷より吹き落ちる風が寒いけど快晴です
街中は金泉のこの黄金色が
アスファルトに染み込んでいます
泉源がたくさんある様です
ざっと見渡す限りで四つほど有りました
有馬筆のお店を見つけました
と言いまして、お目当ては筆では無くて
有馬筆香合なのです
このお店が唯一の製造元となっている様です
またも有馬籠くつわで竹を散々見た後は
足湯で休憩、ここも黄金色
この温泉は塩分が強いので怪我があると
染み込んで痛いんです
お土産は主に炭酸せんべい
切れっぱしやらチョコや抹茶のサンドです
有馬筆香合です
人が有馬筆を持っている絵付けがしています
そして、くつわの虎竹を使った宗全籠の花入れ
虎竹は高知の一部が産地だと思っていたのですが
色々聞いてみると、有馬の地域内でも採れるようです
もう一つは、白竹を使った鮎籠の花入れ
壁掛け専用です
来年の風炉の時が楽しみです
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北区の有馬温泉に行ってきました
有馬温泉と言えば
日本でいちばん古い温泉で
高価なイメージがあります
しかし、最近はそんな事も無くて
半時間ほどで、気軽に行ける温泉の一つとなってます
宿に着いて最初に頂いたのは
温泉まんじゅうと炭酸せんべい胡麻
夕食まで、時間があるので
こんな時でしか、読めない本を読んでみます
野上弥生子「秀吉と利休」
家に居ると、何かしら
雑用を見つけてしまって
その挙句、忙しくなってしまいます
まだ余裕があるので
入浴前に有馬の温泉街を探索してみました
綺麗な街並みです
雪でも散らついていれば
なお風情があったものと思われます
椿が咲いていました
ふとした所に咲いているものです
コンクリートに囲まれた土手の
小さな隙間より、顔を出しています
成長の過程を思うと
実に侘しい思いがします
今日、咲いていてくれた事に感謝です
さらに奥に進みます
有馬で有名な物は有馬籠と有馬筆
茶の湯を習っている方には
これほど興味深いお店は他にありません
竹芸有馬籠くつわ
煤竹の御所籠や猪名野笹竹を使った花籠
分からない事は何でも聞いてしまいました
やっぱり竹芸好きです
長居したせいか、時間も無くなったので
急いで宿へ帰って金泉入りました
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檜の椅子の続きです
座板を平行にすればするほど
背もたれが長い分、重みが後ろに移動します
いい加減な辺りで座板の傾きを抑えておきます
その辺りの見極めは難しいです
安定を確保するために
少しずつ、背もたれの上の方を薄くしていきます
重みが減ると安定してきます
当然座ればもっと安定しますが
仮入れより外した材に重しをのせて癖をつけます
心ばかしの作業ですが2日ほど放置です
材を仕上げます
仕上げはペーパー240番です
足元の丸みは
竹の丸みを利用して仕上げます
仕上がったので、組んでいきます
化粧栓が入ると
ようやく仕事が終わったという感じです
木曽檜の香りが漂う中、完成しました
デザイン設計施工、合わせて3日ほどです
家に持ち帰り、抹茶でも飲みながら
観賞に浸ってみたいです
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大入れ蟻落しの加工です
大入れの巾をかきとっています
改良版突き鑿を使います
長弘の叩き鑿寸六の柄を取り外して
自作の突き鑿に改良しました
首が太いので力を加えた時に曲がらず
しっかりと仕事をしてくれます
手刻みだと、色々工夫が必要です
ここ蟻の首はとても繊細な部分です
五分鑿の半叩きで、少し斜めに掘ります
そこへ穴挽き鋸を突っ込みます
川の字に挽きまして
あとは鑿でさらえていきます
川の字の真ん中が要です
ここに一本、鋸目を入れておくだけで
仕事がしやすくなります
蟻の首は鎬の突き鑿で
正確に仕上げます
良く効く様に、墨一本分残しておきます
蟻の頭は墨を一本分、取過ぎておきます
胴付の邪魔をしては意味がありませんので
という事で土台の刻み仕事が終わりました
いちばん苦労したのは穴掘りです
昔は穴屋大工と言われる
穴掘り専門の大工もいたほどですから
そんな努力と苦労の上の現在建築です
職人を急かしたり、賃金を削いだりするのは
家屋を建てる上で、大変な危険を伴います
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そこへ行く時は
何時もこの通りを見ながら足を進めます
瓦の一直線で良い仕事です
ごろた石は無造作に並べているけど
何となく規則正しい気がします
土塀と石塀に囲まれた細い路地は
神社よりの抜け道です
家屋を綺麗に見せるのは庭であって
それを引き締めるのが塀です
今日は御影の香雪美術館です
点前座の茶道具・・・
想像に心が踊ります
春に訪れた時は青々しい紅葉でした
10月に訪れた時も、まだ青いまま
今年は秋が短かったせいか
今になり、やっとこさ綺麗に紅葉した様です
老鴉柿の実も美味しそうな色になっているみたいです
中には熟して落ちている物もあります
ここのお茶室にはまだ入った事がありません
是非、機会を作って入室してみたい所です
天空の渋柿、まさに木守です
これも演出の一部なんでしょうか
隣の弓弦羽神社の
大きな椋の木が倒れてきてます
僕一人ではどうにも成らないので
普通に放って帰ります
今回の展示は釜と
それに付随する茶道具が多かったです
釜については、お茶室も無く炉も切っていないので
なかなか勉強の機会が無く逃しています
これを機に釜や炭も色々知っていきたいです
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寒い日の朝いちばん
手鋸を持ちまして
その職人が
今日の仕事の調子を占う一挽きです
墨の芯に注意を払って、挽いていきます
早く身体を温める事ばかり考えていたのでしょうか
そのまま、何気に鎌の首を落してしまいました
ピンチの後は
チャンスと言えば聞こえは良いですが
明らかな失敗ですね
失敗の方が勉強にはなりますが
こんな時は犬親方に相談&スキンシップ
私「犬親方、日向ぼっこ中にすいません」
犬親方「ワン(なんだ)」
冷静に考えて、長さに余裕があったので
墨を付け直して挽回いたしました
余りに可愛い犬親方なんで
抱き込んでみました
ふかふかなので、萎んだ心も温かくなります
鎌切りしてしまった方向だと
大きな節がくるので反対に回して
急ぎで鎌の雄を作ります
仮入れしてみました
何だが調子が安定しない一日
日光浴しながら、昼休憩の睡眠
ベッドは米松材
アメリカンな硬さです
三時の小休憩も犬親方と一座建立
長き道のりでしたが
そろそろ土台の刻みも終盤となりました
来週より、胴差や桁の墨付けへ移行します
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相変わらず仕事をしながら
片手間でゴソゴソしています
花入れの依頼がやって来たので
久しぶりに共箱を作りました
材は杉です、特に秋田杉の柾目です
今夏に作っておいた手作りの印章を使います
斑無く上手く付きました
シンプルに一文字、道の字です
この一重切りの花入れを収めます
真田紐は茶色に芯に白が入った物
見落としは無いかしっかりと確認をしておきます
大事に使ってもらえる事を祈りながら
最後の見納めです・・・
その前に最後に生けてみます
花は雛侘助と杏子の照り葉です
これがほんまに生け収めです
手間と暇をかけて作った花入れ
まさに嫁を出す父親の
心境とは言い過ぎかもしれないけど
また、どこかの茶会で会いましょう・・・
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今日の家具
水腐れが入った木曽檜の丸みがある材を使います
建築用材としては使い難い物でも
家具となれば、それが良き特徴になる事があります
これは吉野檜です
こんな陽疾も上手に使いたいと思います
何に使えるか、悩み所です
同時に腕の見せ所でもあります
結局、長椅子を作る事にしました
出来上がりの絵をイメージしながら
材を削っていきます
後で手直しが出来る部分は残して
主要な部分は墨を付けていきます
刻みが終わりました
今回は三枚のホゾにしました
ホゾ穴も斜めに掘っています
軽く木殺しを施して、仮入れです
ホゾが厚い様だと、鉋で横擦りです
最後まで入り切りました
今回も化粧の栓を打ち込む予定にしています
矩計を書けば、栓のホゾ穴の位置は分かるのですが
現物が目の前に有って、仮入れもするので
入れた状態で正確な墨を付けておきます
あの陽疾の部分は前足になりました
仕事はせずに、仮に置いてみます
座り巾や高さなどを見ながら
時には座ったりなどして
最終的な位置を決めていきます
完成は後ほどです
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今日の自己練です
寒くなってきました
こんな日はお茶を飲んで温まりたい所です
畳屋の後輩が所用で遊びに来てくれました
練習のつもりですが、本番なんで
やっぱり、お茶は一期一会です
堺で買った、お香も焚いているので
何か気分が気持ち良くなります
お茶は一期一会、お互いが緊張していては
何も面白くありません、空間作りは大切ですね
自作の竹の花入れも増えちゃいました
かるく30個は超えてると思います
今日の掛け軸は大好きな道の字
花は姫侘助と日向水木の照り葉
花器は自作の一重切り
ちょっとお点前に集中し過ぎたせいか
お菓子を勧めるタイミングを逃してしまいました
まだまだ、周りに対して気が付かない未熟者なのです
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今日の仕事、依然土台の刻みです
追っかけ大栓継ぎです
差し金の特徴を上手に使いまして、墨を付けます
上下、墨の芯をきっちりと刻んでいきます
目違いのここは大きく取っておきます
捻じれ防止の役さえ果たせば、それ良いので
芯墨の確認のため仮入れしてみます
様子を見ながら、じっくりと入れていきます
スライドしながら入ってく感じです
少し堅いようなら、芯のスライドを少し削ります
手直し無しの一撃で上手に入り切りました
持ち上げたり、揺すった程度ではびくともしません
鎌継ぎよりも、もう一段階強固な継手です
2本の土台が合致している間に
墨を確認して
ホゾ穴と蟻の仕口を刻みます
いちばん厄介なのは込栓の穴
手掘りだと難くて、なかなか進みません
暇にまかせて、何とか開け切ります
ここに込栓が入ると
二つの部材が外れる事はありません
胴付の部分はしっかりと付いています
ここが付いていないと、柱芯が狂って
傾きのある家が建ってしまいます
目違いの穴は大きく取っているので
胴付きを邪魔する事はありません
刻みが終われば、取り外して完成です
まだまだ、先は長そうです・・・
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ベルギ―人でありながら
日本建築を熱心に学んでいる大工職人
マティスさんが遊びに来てくれました
日本語が大変上手なんで会話が助かります
僕もスズメの涙ほどですが、英語圏の国に居たので
ちょいちょい英会話をして楽しみます
最初に訪れた現場は
2年前竣工した陶工水澤弘さんのお宅へ
家は良い感じで、色が落ち着いてきました
人生経験と海外経験な豊富な弘さんとマティスさんで
日本の建築のあり方や欧州の建築を色々話合いました
木曽桧の床材も良い感じで汚れてます
マティスさんと話していると
日本人より、日本人らしい言葉が聞こえてきます
この国には沢山の洗練された文化があります
その文化を誇りに思う若者が少な過ぎる
内に居れば盲目になります
日本家屋が伝わるのは日本人より
他国の熱意のある職人かもしれません
実家の方にも足を運びました
2mの高さがある玄関の無目鴨居も
もうすぐで付きそうな勢いの長身
落ち着いたところで夕食
近所の居酒屋きゃべつ畑にて
男はやっぱり、旅無くして
人としての成長は無いような気がしました
来年は何でも挑戦して失敗して
沢山旅をして感じる一年にしたいですね
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今日の仕事
現場は良く風が通る裏小屋です
相変わらず、手掘りのホゾ穴加工です
いかんともし難く、それでも一つ一つ
妥協せずに掘っています、地味ですが
どれ一つかけても家は建ちませんので・・・
そんな悪戦苦闘のさなか
戦線離脱者が出てしまいました
戦地は土台に六番ホゾ穴
氏名は本家大西の八分叩き鑿
性分はスマートな体格で堅い切れ味
見習いの頃よりの古参者です
共に戦っていた戦友は
浩樹の四角玄能の200匁
鑿がここまで大きく欠けたのは始めてです
余りにも眠っていたので、急激に叩き過ぎて
驚いてしまったのでしょうか
鋼と地金の圧着の鍛え不足でしょうか
良い鑿はしっかりと切れるし、良く欠ける傾向にあります
先陣の重役を担っていた、八分がここで脱落
まだまだ、戦は始まったばかり
八分の叩きは残り四本ありますが
正直、痛いですね
復帰させるにも、相当な手間が費えそうです
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昼食にカレーを食べにいきました
贅沢な牡蠣フライカレーで
トッピングは大好きなチーズとほうれんそう
店の横にはマスターが飼ってるポニーが居ます
名前はあずきちゃん、多分メスですね
草を持っていないと、なかなか寄ってきません
新参者が居ます
この牧場、あずきちゃんは固定で
色んな動物がやってきます
前回、行った時は鶏がいました
今日は子ヤギですね
子ヤギですが、力は強いようで
棒樫の植木をひっぱり続けて
しっかりと傾けています
この二匹、同じ牧場内に居ますが
微妙な距離感を絶えず保っています
子ヤギが暴れまわって
あずきちゃんが、何やら遠慮しているみたいです
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