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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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字は汚いですが仕事はきっちりやってます

横架材の作業も終盤

ちょっと寂しい思いを胸に抱きながら玄能を振ってます



柱のホゾ穴も残す所、片手で数えれるほどなりました

苦戦しましたが充実した長い道のりでした



ホゾ穴の厚みはホゾがスッと簡単に入る様にしておきます



どこで穴とホゾを効かすかと言いますと

巾で効かせます、墨を一本分残します

此処が穴掘りの要です

何時も以上に集中力を高めて鑿を叩きます



仕上がりは穴が真っ直ぐ掘れているか差し金で確認

穴一つ見ましても気を抜けば家は建ちません

仕事をする時はただひたすらに堅実な仕事を心掛けます

調子が上がらない時は不完全燃焼ですが何もしません



今日は雨も降って寒いので

一斗缶を改造して暖を取りました

寒さと雨で持病の腰痛も悪化

手も悴んで動きが鈍いので

一服して早々に撤収させてもらいました





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赤身が張った秋田杉を使いました

今回は赤身だけで作ってみました

何時も長方形の共箱ばかりですが

縦長の正方形も出来ます



冬目が良く起きた秋田杉です

荏油を塗って、なお木目が綺麗に見えます



大きい株の花入れを入れます

全体のバランスは切る事だけで調整します

こんなタイプの花入れが実は一番難しい気がします

大きい物は大きく使いたいと思います

広い床に良く映りそうな気がします



お気に入りの半枯れの二重切りです

絶妙なる枯れ具合に自然の大きさを感じる



今日は青と黄色で仕上げです

この縦長の共箱はといかく紐を食います





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播州三木へ生花鋏を買いに行きました

金物の町として有名なだけに多種多様

まず多すぎて選べないので

切り病んだ時の事を考えて研ぎ易そうな鋏をチョイス

生花ライフもこれも安全かつ充実



植木屋さんへ寄り道をいたしまして

ええ物を見つけました、太郎庵です

ここへ来るとなぜか欲しい椿が手に入ります

先生の所で何時も生けられていた椿で

桃色の優しい膨らみを持った花を咲かせます



庭の椿も色々と咲いてます

こっちは太郎冠者

太郎庵と名前は似てますが違います

この椿が庭で一番元気が良いみたいです



数寄屋侘助も咲きました

透き通る桃色の花にしばし見惚れてしまいます



白花の師人もそろそろ咲いてくれそうです



紅侘助も咲きました

花入れに生けてみたいですが

葉付きが悪く躊躇しています



あまい香りを漂舞わせていた

蝋梅はだんだんと花が落ちてます



早速、三木で買った鋏で生花ライフを楽しみます

今日は日頃、使わない花を使ってみました

山茶花と新芽付きの箱根空木です

山茶花は花の無い時期に咲く貴重な椿ですが

茶花ではあまり使われません

名前に茶と言う字が入ってるので

お茶と被ってしまうので敬遠されてしまうのです

こんなに綺麗になのに勿体ない事です





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今日の共箱は

木目を柾目から板目に変えて作ってみました

板は字の如く木が反ると書きます

反る事を考えると蓋などには使わないのが一般的です



入る物は一重切りです、太短いですが窓が大きくて

古呆けた肌なので大輪で色が深い椿に良く合います



こっちに入るのも一重切り

上の花入れより短いです

小ぶりの侘助がスッと似合う花入れです



真田紐を結ぶ前に柄杓と蓋置で遊びます

蓋を棚に見立てまして、柄杓と蓋置を飾る稽古

柄杓は向こう三分の一、手前四分の一に斜め置き

蓋置は左手前に置きます

馴れない茶の湯初心者にも優しい

赤身と白太の境界線付の蓋です



今日の真田紐は紺ベースに茶の一線と

あまり使わない黄色系で仕上げてみました





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ラストの桁に入りました

この一本が刻み終わると火打ち

そして柱の墨付けと刻みに入っていきます

横材の長い道のりも一区切りです

ラストの桁は道具揃えです

色々と使ってみたいと思います



大きい道具は大きく使って

斫り屑も大きく掃除も楽々



自作の穴屋で平面化

錆びてボロボロの突き鑿を穴屋に改造

自分で柄入れが出来ると色々と有利です



こっちの仕口は長弘で平面化

寸六の叩き鑿を突き鑿に改造しました

厚みがあるので安定します



平面化が終われば蟻の首の箱作り



穴屋の八分は叩いても突いても使えます

蟻の箱を作るのにもってこいの鑿です





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長弘の小鉋の頭を黒染めしたいと思います

刃の調整により頭の部分は頻繁に叩くので

潰れて迫り上がったり

黒染が剥がれてしまいます

染める前にヤスリで迫り上がった部分を除きます



とある液体です

成分は分かりませんが



塗りたくって化学反応が起こります

塗って数分の放置で作業終了です



その鉋を研いで桁を仕上げます

中しこと上しこを使って仕上げます

二つの鉋にそれそれ役を持たせてます

砂埃が舞う荒い環境です

闇雲に使うと、刃の消耗が激しい事は必須です



中しこで大方は仕上げてしまいます

上しこで鉋枕や逆目などをの

中しこで拾え切れない仕事を仕上げます



光沢が出るほどに仕上がりました

ひさびさの鉋仕事、良く眠れそうです





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まだまだ寒い日は続きますが月初めの稽古です

菱盆を使っての盆点の稽古です

寒波と刃物の研ぎのお蔭で

手先の肌荒れも酷く袱紗捌きが素直にいきません



圓能斎の枯木再び花生ず

庭の枯木もそろそろ蕾が出てきます

梅、山茱萸、空木、満作、木瓜、忍冬、水木

もう少し暖かくなれば茶花が豊富になります



花は太郎庵と枝物は黒文字です

楊枝で使う黒文字です

現物を見るのは初めてです



稽古が終わったら一服です

熱めの薄茶が冷えた身体に染みわたります



半枯れの一重切りで生けた

太郎冠者と蝋梅を見ながら

信楽の茶碗で目覚めの一服

毎日、抹茶飲んでます

今年の冬は風邪をひかずに済みそうです





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黒い大工道具は好きです

この黒は錆び防止の黒染めです

とある液体を金属に塗ると

化学反応を起こして黒色に変色します

鑿も玄能も大敵は錆びなんで

黒染め処理が必要になってきます



長弘の小鉋も真っ黒です

押え金も黒です



突き鑿も穴屋鑿も真っ黒です

真っ黒には黄色の茱萸柄が映えます



こっちは黒と言うより赤黒です

黒染めが剥がれた上から少しばかり錆が入って

赤錆びが形成されています

手刻みの仕事が減ってしまった近年

活躍が出来る日をじっと待っている鑿

表面が錆びていても身は錆びていない鑿

身近な所にも侘寂を感じれる事が出来ます



今日は大変、寒い日になりました

風がとんでもなく冷たく夕方には戦意喪失

早めにきりあげました

犬親方もこっちを覗いてるだけで

一向に布団から出て来る事はありませんでした





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冷たい雨が降ってますが地味で地道な作業は続きます

長材の桁を片付けています



不覚にも軽トラの荷台に乗せてある

道具袋が雨に晒されました

荷台に覚悟の放置なんでステンレスなどの

水気も大丈夫な雑道具類をのせています



乾燥中に気づきました

ステンレスのはずの道具が錆びている



ステンレスの玄能も錆びている

長い間、この玄能を使っています

打撃面も少し捲れていますが其処は錆びていません



こっち側も錆びています、貰い錆びの様な感じ

ステンレスを調べてみた所、色々と弱点があって

やはりこれは貰い錆びみたいです

乾きをしばし待ってペーパーで擦って錆を落とす事にします



心の気休めに無心で花をさわりました

紅妙蓮寺椿と白梅で生けてみました

現場にも花があると、何だか落ち着きます





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手刻みと可能な限り金物に頼らない家作りを目指しています

となると当然、込栓が要になってきます



桁周りは込栓の数が多くなってきます

両端と中二つほど栓を差し込む様にしてます



母屋にも込栓を差し込みます

土台から母屋まで全てを込栓で固めます



込栓が母屋の繋ぎにも干渉して来るので栓道を掘ります



落しの蟻が入る部分にも

上下ホゾがあれば込栓穴を差し込みます



相方にも栓道を掘ります

木口を鑿で掘るのは大変です





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まだまだ寒い日が続きますが

後輩の結婚式へ行って来ました

現場は神戸空港の近くラヴィマーナ神戸

今日は若くて綺麗なお姉さんを連れての式入りです

若い女の子と喋るのが久しぶりで緊張気味



今月は慶事が続きます

今日の式を含め後半にもう一つ式があります

共に僕達の結婚式を機に知り合った二人です

幸せの糸、どんどん伸ばして行ってもらいたいです

何時の日かみんなで集まって晩餐会をひらきたいですね



挙式までのこの何も無い時間がとても気持ち良いです

後輩との出会いや思い出を色々と思うと

特に楽しかった旅行の思い出がよみがえってきます



挙式開始、チャペルはなんと木造です

花嫁様、何時も通りとても綺麗でした



チャペルの外での撮影

なんとブーケが遠方に居た僕の手に

飛んで来るというハプニング

可愛い女性陣のみなさまには

本当に申し訳ございませんでした



ウェルカムボードはもちろん畳

どんな楽しい披露宴になるのか期待で胸が膨らみます



美味しそうな料理が来ました

男子に優しい心配りのパンおかわり自由



お馴染みのケーキ入刀

こんな綺麗な嫁さん貰って

どんな畳を作るのか期待大



メインの美味しい肉が来ました

自分の式と違って

料理をしっかりと食べれるのは幸せです



披露宴も終わって、記念撮影

この幸せな気持ちのまま

もう一つの式にも望みたいと思います





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寒波も過ぎ去って一段落

久しぶりの鉞を使って、桁の小返りを取ります

この鉞の大きさが一番使い勝手が良い様です

柄は変わらず芯持ちの茱萸の大物を使っています



仕込みは刃がひつ穴から落ちてこない様に

胴付にして座らせてます

ぶれない様に柄を短く持って、墨を攻めていきます



小返りは四寸勾配です

荒斫りではええ感じで攻めれたと思います

少し昔の職人は鉞だけで

仕上げていた事を記憶しています

今、まさに自分がやってみてこの程度です

文明の進化と共に人は退化してますね



仕上げは黒刃の長弘で片付けます

斫りが良ければ簡単に仕上げる事が出来ます

今回は逆目が多かったので難しかったです



仕事が済めば茱萸の鞘に納めます

割れが入ってしまった茱萸を鞘に使用します

とにかく鉞は危ないので使わない時は必ず納めています



紐で縛って養生完了

次に使う時は何時になるやら





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寒い中、薄着で道具屋さんがやって来ました

出来る道具屋さんにもなると

職人さんが欲している道具の匂いを察してくれます

単純な事やけど、なかなか真似の出来る事ではありません



手鋸の数々です、大工道具の名門播州三木産です

問屋さんの倉庫に眠っている物を少し借りて見せてもらいました

道具も人も木材も使わなければ全くの無価値

ただ腐っていくばかりです、使用の継続が最先端です



尺の両刃です

恥ずかしながら未だ鋸の良し悪しが分かりません

手鋸はまだまだ修行中です

本目立てしていないので試し切りも出来ません

求める物は良く切れて真っ直ぐと挽ける事



こっちは穴挽きです

数年も前は相当の値が付いていた様ですが

手刻みする職人が減少してるので大きく需要が有りません



僕ばかり見ていても勿体ない気がします

これを機にもう少し手鋸の数を増やしてもらって

問屋さんと道具屋さんの協力を得て

手鋸市なる物を企画したいなと思ってます

詳細が決まれば後ほど報告したいと思います





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寒い風が通り抜ける現場ですが

ボチボチやってます、今日は共箱です

例によって、材は秋田杉の端材です



お気に入りの虎模様の一重切り

敷き養生と掛け養生でガッチリと保護



こっちもお気に入りの月と雲図の一重切り

黒胡麻の竹に絵図が映ると言う奇跡的な一品です



今日は織部色の真田紐をチョイス

杉の赤身にこの織部色が良く合います



昨日の荏油で仕上げてみました

木目が際立って見事な美しさを見せてくれます

もう荏油の虜です、当分この塗油でいかせてもらいます





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今日は本当に寒い日になりました

手がかじかんで仕事が全くはかどらない状態でした

昨日のテーブルの組み立てしました

絶妙なる硬さで組めたと思います



今回の塗料は荏油です

電灯が無かった時代の人には分かると思いますが

荏胡麻が原料の植物性油、灯火の燃料です

家具を作り始めて、ずっと塗料で悩んでいました

昔、鉋台や鑿の柄に塗っていた荏油を思い出し

あちこち探して見た所、やっと見つけました



荏油を染み込ませた布で

撫でる様に染み込ませていきます

荏油の香りと共に家に持ち込みました

すごく良い感じの光沢がすでに出ています



ニス仕上げの小さなテーブルと比べてこの艶です



小さな物が下に入ってしまいます

転びも適当に転ばせましたが

だいたい同じ勾配になってます



木曽檜と丹波黒と紅妙蓮寺椿

使い方は色々と出来ると思います

飾り棚、椅子、テーブル

とりあえず荏油が染み込むまで乾燥ですね





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寒いので昼休憩をそっちのけで

ゴソゴソやってます

身体を動かしていた方が温かいです

こないだのテーブルで余った桑の千切りを再利用します



割れがある所に施します

きっちりと仕事が出来れば

これ以上割れが走る事は無いと思います



足に乗せてみて、絵はこんな感じです

天板は木曽檜ですが長さ70㎝ほどです

建築用材では最低1mは無ければ使えません

ちょっとした家具にはもってこいの材です



本当にのこ桑の木は硬いです

切るのにも一苦労です

上手く使えば、もう一回ぐらい利用できそうな感じ



穴は大入れにしまして、転びを付けています

足は水腐れが入っていた檜の端材です

短かくて事足りるので

端材でも良い部分が取れます



ペーパーで荒仕上げ、組み立ての準備は完了

完成は後ほどです





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今日の花は紅妙蓮寺椿と空木です

二重切りの花入れを使うのは久々です

花入れが長い分、案外と

全体のバランスを取るのが難しいです

空木の曲がった枝を上に横に展開させて

花を大きく見せてバランスを取ります



今日の自己練は枝柄杓を使って

ヤカン炉の薄茶平点前の稽古です



自作の枝柄杓炉用です

五本ある内の今回の一本は

ヤカン炉の口に引っ掛って宙に浮きます



お菓子は地元岩岡で採れた苺と

嫁さんの友人から頂いたチョコケーキです

菓子器は丹波です

丹波の土色にかかる白と苺の赤

菓子器一つでも見え方が全然変わってくるのも

器の魅力であり、面白い所でもあります



今日の軸、霜葉満千林(そうようせんりんにみつ)



柄杓は手の延長だと

よく師匠に言われます



ヤカン炉に水を入れて稽古終了です



数が減ったとは言え

一般家庭では有り得ない量の竹々

もう此処、竹林の茶道道場になってます





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母屋もこの棟木一本で終わりです

とうとう棟木まで来ました、まだ先はありますが

ちょっと安心しています

相変わらずの手掘りに一つ終える頃には

冷えた身体も温かくなってます

母屋のホゾ穴は深さ三寸です

鑿が切れないと思ったら



すぐに研ぎに行きます

研ぎ場は犬親方が暴れまわって

バケツの水を溢したり

砥石をひっくり返したりと

もうやりたい放題です



犬親方、なぜか研ぎに超反応します

後ろを回ってみたり



前に行ってみたり



研ぎ始めると、動きは完全にストップで研ぎに凝視

これはメデューサゲイズ成らぬ犬親方ゲイズ

何処かの大工棟梁が

犬親方に乗移って監視していると思われます

緊張して研ぎも調子が上がらず



最終的には顔ぺロしてきます

もう妨害です、作業続行不可能



散々、遊びまわって疲れたのか

昼からは日なたで寝っぱなしでした





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今日は早起きです

淡交会明石支部の初釜茶会がありました

甘いお菓子と美味しいお茶を頂いて来たのですが

懲りずにへうげもの14服をあてに

抹茶モンブランと薄茶をつついてます

いくらでもいけるみたいです



朝も早い所、先生のお迎えに

蝋梅が綺麗に咲いています



会場入り、ほぼ一番乗り

受付がまだ始まってません・・・



濃茶席入りです、初釜は花びら餅です

毎年、花びら餅の向きに悩みます

今回はわさが手前、ごぼうが手前です

茶入れは信楽、赤楽の茶碗が面白かったです

銘は翁、見方によって表情が変化します



薄茶席入り



去年は前列に着席したので

ラッキーな馬上杯に当たりましたが

今年は数茶碗です、竜の落とし子の絵付け

次にお目にかかれるのは一二年後ですね





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大阪へ嫁さんを迎えに行った帰りに

お寿司を食べてきました

まずはマグロで一週間お疲れ様



久しぶりの寿司にテンションが上がった

調子に乗ってビントロ食べました



トロサーモン大好きです

これがメインです、半分はサーモン系



旬の牡蠣です

蒸して炙ってます

こんなん見てると

本場の牡蠣を

食べに行きたくなってしまいます



で最終的にマグロへかえってきます

赤身、ビントロ、中トロのコンビ

美味しかった、来週も頑張れそう





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今日のゴソゴソは大物です

秋田杉を使います、蓋は綺麗な柾目板です

これだけの柾目を取るには相当大きな原木が必要です



何を入れるかと言うと何時も通りの竹の花入れです

一重切り二つと二重切りが一つ

この三つは同じ一つの竹から使っています

なんで共箱も仲良く三つ入り仕様です

これが本当の友箱ですよね



今日は青の真田紐を使ってみました

裸の杉の共箱に化粧をしていく感じです



紐の結び方も案外ややこしいです

知っていなかたったら、まず結べません

お茶事の際に姉弟子から

水屋仕事の作法として教えてもらいました



もう一つは木曽檜の端材を使いました

節を避けて切って、どうにか無地の箱にした一品

中身は尺八切りの花入れが入ってます



青系の真田紐二種を使っての共箱

刻印と真田紐でこれだけも感じが出ます



増えた増えた・・・

花入れが減って、今度は箱が増えてしまいました

これだけ作っても、まだまだ花入れは残ってます

難点は何にどの花入れが入ってるか分からないと言う事

紐の種類で形状を分けるか、材の種類で分けるか

とにかく一工夫しないと必要な時に手間がかかります

全品収納まで、先は長いです

休憩時間もなかなか休ませてくれません





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寒い日が続きます

冷たい風に吹かれて体調は下降気味

犬親方を横目に温かい物を飲んで

精出してコツコツやってます



温かい物や美味しい弁当を

何時も犬親方の横で食べています

その腹いせか何時の間にか大事な看板板を

尻にひいてくつろいでやがる所を発見



お仕置きに土台の上に乗せてみました

巾四寸の上でしばらく辛抱してください



一仕事終わって、様子を見た所

こっちを恨めしそうにのぞいてます

看板板がある柱の上には登りますが

この高さで自ら降りれないそうです



もう辛抱出来ない様なので

降ろしてあげました

そのまま日課の散歩へ



日暮れの散歩はとにかく寒いです

雑木林で見つけた赤の大群

自生のモチの木だと思います

なぜか葉がほとんど落ちて

その代り、赤い実が異常に成ってます

実が成る事は良い事だと思いますが

多く出来てしまうと返って木自体が弱ってしまいます

何でもほどほどがベターです





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小屋束の刻みが終わりました

難関突破です、最後にこれを残しておいたら

えらい事になる予感がしたんで先に済ませました

短材の割に仕事が多くて、材の巾もバラバラです

不安定な材には玄能の打力が分散してしまいます



束の材は檜、切れっ端を比べる面白いです

左は吉野桧、右は木曽檜

年輪の細かさがまるで違います

どっちも脂を含んだ肥えた良材ですが

木曽檜の年輪には敵いません

今現在の建築でこれほどの材を使っている

住宅がいかほどあるでしょうか

人生一回きりです、お金より大切な事は沢山あります

ほんまもんの木で作る家に住みましょう



ホゾ付のループに脱出成功すれば

寒波のお蔭で持病の腰痛も悪化気味ですが

桁と母屋の刻みに移行

長材です、四間(8m)あります



母屋の方から片付けています

一手間をかけて込栓打ちを予定しています

最初は悪戦苦闘していた込栓穴も

もうてこずる事はありません



年初めにつくった茱萸柄の玄能

わずか一月ほどでこの侘び具合

とことん使ってます



職人の努力の結晶が柄を光らせます

使いながらにして少しずつ趣が出てきます

大工道具も茶道具も使ってこそ

飾るだけは全く無価値なんです





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寒波のお蔭で寒い一日になりました

作業場は素屋根があるとは言え

風が吹き通しの厳しい中での作業です

手鋸を踏ん張って挽いていると身体も温かくなってきます



手鋸の調子が良ければ

仕事が極端に楽になります

真っ直ぐに正確に挽けていれば鉋も鑿も

使う必要がありません、縦挽きは当然ですが



斜めも木の目に流される事無く上手に挽けます

鉋も鑿も研げば仕事にはなりますが

手鋸だけは勝手が違います、目立てが命です

そこを追及しなければ職人としての上達は無い様な気がします



そんな調子の良かった尺の刃先が

一つ欠けてしまいました

固い檜の生き節を切っている時に

欠けたと思います



同じ巾でも予備として一枚位は控えていますが

これから柱のホゾを付ける作業が沢山と残っています



この古い尺の予備は譲り物です

銘は読みづらくて確かでは無いが

宮野平次郎だと思います

これからはこの手鋸をメインにいく予定です



廣田仲蔵の穴挽きも

代用しながら攻めていきたいと思います

電動工具も無かった昔の職人は

手道具がそこに有ってこそ仕事が出来るもの

一つ道具が故障するのも職人とっては大事件です

このオール手刻みの家作りは

苦も楽も共に学ばせてくれます

なかなか先に進ませてくれませんね





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竹の花入れが増えすぎています

広々としていた客間の畳も狭くなってきました

放っておいたら怒られるので

どうにかしなくちゃいけません

スペースが空けば、風通しが良くなります

また新しく物作りの風が吹いてきます



で共箱作りと言う事になりました

箱に収めて、倉庫に保管していく予定です

何時の日にか花入れと家具の

個展やイベントなどに利用できれば良いと思ってます



今日の仕事は木曽檜の端材で一つ完成

節や陽疾などを取り除いて継ぎ足しで作りました

小物だと、端材でもとことん使えます



箱材の種類も沢山あります

本来、共箱の最上級は桐の木ですが

桐の端材が全く出ません

杉、檜、檜葉、樅などの針葉樹で代用しています

真田紐も種類が多くて選ぶのに悩みます

箱の材と組み合わせで面白い色彩になります



自作の篆刻、道の字

下手な感じが自分に合ってると思います

本当を言うと箱書もしたいですが

とんでもなく字が下手です

字も書く事が減ったので忘れています



この大きさは篆刻は二通りの道の字を用意しています

この朱は奇跡的に上手に付いてますが

紙と違って、木にはなかなか上手く付かないですね





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