神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております
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今日の花入れ、一重切りに仕上げました
これも放置の上部切りっぱなしの竹ですが
良い感じの錆が出ています
切り離す時に、切残しがあり
根の部分が裂けてしまいました
それもまた一つ物と思い、正面に据えました
釉薬の様に垂れている染みが
なんとも古き風格を漂わせています
さっそく、その花入れを使って
そこら辺にある花を生けてみる
ホトトギス、三時草、水引草、昼顔です
早い所、侘助系の花を使いたいですね
丹波黒に秋明菊
開花が楽しみです
面白い感じになると思います
余った半端な竹は蓋置に
厚みがある竹を使います
分厚いので、すこし勾配に削ります
湯が流れ落ちる様にします
水で汚れを落として、風炉用の蓋置完成
風炉は終わってしまいますが・・・来年がある
上手に使えば、竹はどこも捨てる所はありません
そんな良材が、無残に荒れ果てています
ある地域では税金を使って、整理されているとか
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今日のお仕事は、外での水切りの取り付けです
入隅、出隅ともぴったしの仕事です
下から見たら、こんな感じになります
水切り下に腰板を突っ込ませて貼っていきます
上には銅板をかぶせます
銅板を土壁いっぱいまで取り付けて中塗りをします
つまり銅板の上にまた土が乗ると言う事
土壁に雨が当たって、染み込んでも
水は中に入らず、外に切れていくわけです
横の継ぎ目は袈裟型に落としていきます
両方とも柾目なんで、なかなかわかりません
袈裟型に継ぐと、目の錯覚でなお分かり難くなります
しっかり見ると分かる程度です
柱がある辺りで継いでいますが
下から見るともう、全くわかりません
日焼けすると、色も同じになってしまいます
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黄梅院の茶会が終わって、師匠とは別行動です
ここ大徳寺に来た目的の、もう一つを果たすため
国宝茶席三名席の一つである、密庵を拝見する事です
とりあえず龍光院の門前まで行く
完全に通行止め、人も居ないし
休憩ついでに10分ほど石に腰をかける
変化無し、拝見を願い出た所で拝見など出来るわけも無いけど
可能な限り近づきました、今回は諦めます
また多方面から攻めていきたいと思います
気分を変えるため、龍源院へ庭先で軽く落ち込む
阿吽の石庭、面白い庭
庭の事も、もっと知っていれば
また違った見方も出来ると思います
こんな庭一つだけでも、家に欲しいですね
裏手、北側の庭です
こちらは苔がいっぱいです
建物のお蔭で、半日陰が出来ます
よく風が通りそうな所です
苔の育成には、自然環境が大いに影響されます
南側に枯山水の庭、北側に苔の庭
理にかなった作庭ですね
総見院の方も特別公開だったので、行ってみました
信長公の木造を拝見、イケメン
なぜか、ガイド付きの団体客の中に紛れ込んでしまいました
団体客のみなさんが、入って良いと言われたので
そのまま、ラッキーなガイド付きの総見院探索
さすが京都のガイド、めっちゃ知ってます
院内の信長公の木造は秀吉さんのお墨付きだそうです
秀吉さんが、その木造を実際見て
大変良く似ていると言った事が
記されている書物が残っているみたいです
ラストは合掌
良く見ると、茶筅と茶碗
茶に始まり、茶に終わる
秋の茶会でした
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京都は大徳寺黄梅院の茶会へ行って来ました
薄茶席、花器が瓦です
花は紫式部、ススキ、紀伊上臈杜鵑草
藁灰に四角の釜、敷板は桜の切株
数寄屋大工の技が結集された廊下を渡り立礼席へ行きます
面白い道具が並んでいました
水指は利茶土さんの志野です
釜は尾垂れ、侘びのある釜です
濃茶席は奥の座敷です
大きな中庭を見渡しながら移動
濃茶席の待合です
坐忘斎宗匠の嶺上白雲多
釘隠しが瓢箪です
霞棚です、棚の後方と壁の間を透かしています
ほんとうはここに富士の軸が掛けてある様です
黄梅院の庭や建物を一通り探索
扇子を袱紗ばさみに仕舞い込んで茶会は終了
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お茶会が終われば、窯元横丁で陶器の探索です
交通規制があるので、窯元を車で回る事は出来ませんし
そんな余裕と時間はありません
丹波の窯元の全てのブースがあるので
ここをまわっていれば、自然と好みを発見できます
前から気になっていて信凛窯
出会いは神戸のアートマルシェ
http://daikusyokunin.blog.shinobi.jp/Entry/596/
ブース沢山あるけど、茶道具はあまり無いみたいです
そんな中、茶器専門のブースがありました
丹波黒の茶碗、なんか深海っぽい
丹波黒に白丹波の茶碗
丹波焼きと言うても、色々有りますね
一通り回って、好みの作家さんをチェックして
混雑する前に、早めに帰宅の道へ
帰りにレアなお茶花が売っている、某所に寄りました
めっちゃ綺麗な竜胆がありました
これはなかなか僕の住む地域では咲きません
日本のホトトギスもありました
炉開きの椿を発見しました
ずっと探していて、ここで出会いました
迷わず衝動買い・・・
花が桃色で、小ぶりです
葉が茶の葉に似ています
それもそのはず、炉開きとは
ユキツバキと茶の木の交配種なんです
名前の由来は11月の開炉の時期に
先駆けて花を咲かせるからです
スルーしてしまう所、寄ったかいがありました
家に帰って、お土産をじっくり拝見します
丹泉釜の長皿、魚を乗せたり
菓子器にも出来そうです
たさうら窯のブースで見つけたお皿
手前は釉薬を抑えて、丹波の土肌を残しています
奥側に少しかいらぎが出ています
丹波焼きの感じを残しつつも、何か新しい匂いがします
菓子器に使う予定です
杉原窯で見つけた、小さい長方形のお皿です
とことん素朴な感じが気に入りました
数枚あった中から、選びました
右側に少し赤みを帯びている所がポイントです
千代市陶房で見つけた鉢
横から見るとありがちな所です
見込みを見たら、それはもう宇宙です
茶碗にしたら大きいです
何に使おうかと、現地で色々考えた結果
建水にしてしまおうと思ったわけです
宇宙建水と言う事ですね
次回の丹波は、窯元ピンポイントで行きたいと思います
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丹波大茶会へ行って来ました
10月のこの時期は本当に楽しい催しが多く
行先のチョイスに、困ってしまいます
お茶会も陶器も目的の一つですが
久住有生さん親父、章さんがデザインした
このくねった土壁を拝見するのが
今日の最大のお目当てです
隅々まで技を覗き込みます
こんなんに熱心に壁を見ている人はいませんが
床に接する所も何処を見渡しても、油断の無い仕事です
雑木をうまく見せています、壁ちりがもう少し大きければ
土壁が覆いかぶさっている感じがして
鼻に付く事でしょう、そのギリギリのラインを
攻めるのはさすがとしか言い様がありませんね
腰掛待合で、しばし休憩
この土壁を座った視線で見ると
まるで雑木林の中に紛れ込んだ感じがします
栗でも転がってたら、一笑ですね
下の引き締めも盛りだくさんで綺麗です
席入りです、床の拝見
本床です、落し掛けに板を使っています
やっぱり板ってもの有りなんですね
掛け軸は圓心・・・どんな意味でしょう
お花は菊と・・・忘れてしまいました
今回のお相手は、年配のおじい様です
僕の様な若造を含め、熱心に四服も点てていました
お菓子はやっぱり栗が入っています
美味しかったです、菓子器は刷毛目です
茶碗の拝見、僕に当たったのはこの茶碗
黒丹波、白丹波と色々ありますが
これは丹波らしいお茶碗です
棗は菊の蒔絵です、繊細な仕事っぷりです
木地は松の木のため塗り
表千家の花押などがありましたが
道具は誰が作ったとか、花押が有るとか無いとかは後の事です
まずはしっかりと、道具の成りの面白さと仕事の正確さを拝見します
茶杓は本当に面白いです、節が三つで根が付いてます
株の方より、木取りした模様です
頑張って、茶杓作りの参考にしてみます
お点前ありがとうございました
水指が下がった所で
釜の拝見です、中置です
この土風炉は面白い、丹波焼きらしいです
小板は、適当に見つけた古木と聞きましたが
釜と小板の黒に挟まれた、橙色の土風炉と瓦
色彩のセンス、良いじゃないですか
ほんまにすごかったのは、この釜
なんと鉄じゃ無くて、陶器
丹波焼きの釜です
なので、鐶はかけれません
知らずにかけると
鐶付がぽろっと取れてしまうかもしれません
だから、炭点前は無理っぽい・・・
もしくわ、新たな所作を創作する他
使い道がなさそうです
でも一つぐらい欲しいと思いますね
何処かの陶工さん、こんな釜作ってもらえないでしょうか
今日の茶会、ほんとうに楽しかったです
また行きたいと思いました
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昨日の花入れの片割れを使いまして
今日の花入れ作りです
花窓の袖は、この竹が持つ
自然の割れ目を利用
少しずつ削いでいきます
割れ目に辿り付くと、そのまま化粧で荒仕上げです
片方の袖は、面を大きく取り
人為的さを強調
荒仕上げの方と対照的に綺麗に仕上げます
落しも、同時に作成
この竹、なぜか真っ黒です
育つ環境によって色は変化するのでしょうか
水の影響でしょうか
花釘に掛ける穴は抜かずに止めておきます
穴上部をえぐり取ります
釘がしっかりと掛かって落ちませんね
壁にひっかけて、こんな感じ
穴を抜いていないので、花窓の奥が薄暗いです
まるで何処かの小さな茶室の様な
生けた花だけが
際立って面白い感じになるかもしれませんね
胡麻竹の一重切り花入れの完成です
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今日の花入れ、どう攻めましょう
うまくいけば、良い物が二つ出来そうな予感がします
株の方から仕事をしていきます
花窓の高さを決めます
鋸で浅目に切り込みをいれます
全体のバランスを見ながら
少しずつ、深くしていきます
花窓が全体をより
少しスリムになった所でストップ
最後は切出しで綺麗に仕上げます
株の切り込みを斜めに切りますと
正面より見ると株が丸く見えます
丸みは優しさ
昔ながらの日本の家には
こんな優しい目の錯覚が沢山あるんです
落しを入れる為に、節に空にします
この部分も切り出しで綺麗に仕上げて
釘にかける為の穴をあけて完成です
壁に掛けて、こんな感じです
床に飾って、花を生けたら
もっと面白くなると思います
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仕事帰りに、木場の屋台うつしを見に行って来ました
もう、仕事などやってられません
15時の一服を過ぎた頃から
段々と、落ち着きが無くなって
心がソワソワし始めます
播州姫路において、今日13日から15日までは
特例日みたいになってしまいます
お得意の道具屋さんも、ここ木場の出身なんで
明日明後日は全く、仕事をしてくれいない状態になります
灘のけんか祭りの詳細は
http://www.nadamatsuri.jp/index.html
現場はとにかく、熱気がすごいです
金木犀と男衆と女の子の香水が混じり合い
とんでもない香りが漂っています
とにかく危険を承知でアプローチ
臭い、臭い
今年一番、キナ臭い現場です
のんびりしてたら、どつかれそうです
もう一つ大きな屋台が・・・違うか
真後ろをずっとキープ
見ているうちに、参加したくなってきます
緑の鉢巻を盗んで、服を脱いで
潜入は無理か、今度から緑の鉢巻持っていこ
今日の終点
僅か小一時間ほどでしたが
マジの喧嘩が2回ほどありました
後ろから、強引に押してくるので
腹が立って押しかえます
それでもう喧嘩発生です
けんか祭りなんで、それも祭りの花です
ラストは担ぎ上げたり、落としたりと
横に転がしたり、ねりが半端無いです
屋台の中でお茶を点てるのは無理な感じだな
明日は引き続き、姫路でお仕事です
夜も用事がありますが
どこかで潜入できないものか探索中です
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今日の稽古は
五行棚を使ってのお点前です
その五行とは
木(板)、火(炭)、土(風炉)、金(釜)、水(湯)
陰陽五行を表しています
物事には全て陰と陽に分ける事が出来ます
亭主が陽、客が陰、陽の火で陰の水を沸かす
つまる所、森羅万象に見る宇宙を表しています
もっと詰めれば、色々深い意味はあると思うのですが
仕事と稽古で疲れてしまいました
暇見つけて、勉強しておきます
棗は徳風棗、一粒万倍と書いています
一粒の種が、何万倍もの実りをもたらすという意味です
実りの秋にぴったりの棗です
お花は
秋明菊、台湾ホトトギス、 黄素馨、大毛蓼、木槿
秋の代表格、秋明菊
とにかく良く映る、お花です
花器は古丹波の瓢箪
この10月のなごりは
丹波、備前、伊賀なんかの
土肌が残る花器を使うみたいです
二服、いただきました
ちょっと、夜が涼しいので
熱めの薄茶がとても美味しいです
西王母が咲いてくれました
毎日、気にかけていたので
こうもすっきり、咲いてくれると嬉しいものです
素朴でもとても可愛い侘助です
大きい織部で、家で三服目
抹茶で健康生活エンジョイしています
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庭先の西王母が開花寸前です
10月はなごり月
茶花として椿系はダメみたいです
11月より、炉開きです
あまりの美しさに生けてみたい
待ってられませんな
朝晩が寒くなるにつれて
庭が面白い
もそっと目を凝らせば
イボカエルが冬眠の準備
蝉が掘り上がってきた穴をリサイクル
隠れながら餌を待ってるみたいです
こっちも、ひたすら体力温存
椿の葉っぱ、厚い葉です
下からの冷気を通さないからでしょうか
アマガエルに人気です
体色が一方は緑
こっちは灰色
同じ条件だと思いますが
何かが違うのでしょうか
今日は茶箱の雪点前のおさらいです
アートマルシェで買った、小さな茶碗を使っての稽古
月に比べて、やはり物足りない感じですね
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森さんの織部の茶碗を使いまして
食後の一服です
しっかし大きい茶碗
抹茶も少なく見える
見込みの色も素敵です
これだけ大きければ
身体の大きい人向け、外人向け
な使い方もありだと
大きいから、点てるのも楽々
茶筅が振れる振れる
綺麗に立ちました
水に晒すと、見込みが変化します
なんと艶やかな
これは、宇宙だ
面白くて、楽しめる茶碗です
気に入ってます
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義父から、抹茶が飲みたいと言う相談が来た
聞いたからには、どうにかしたいが僕の性分である
で今回のミッションの現場は東大阪の花園
東大阪と言えば、ネジ工場か花園ラグビー場である
炭点前までと言ったら、大掛かりです
なんで茶箱です、月点前です
どこの家でもやかんや急須はあるので
その辺は現場調達も出来る
展開中、振出の扱いは高速でぼやける
茶碗を取り出し
慎重に仕覆をときます
棗を清めまして
茶巾をさばき直します
抹茶を2杯入れまして
高速で点てる
美味しそうに
良い感じで点ちました
忘れていましたが、お花です
大都会に住む人達に、田舎を
少しでも体感してもらうため
調達してきました
犬蓼、ススキ、野薔薇の実物
水引、ヌルデの照葉
今回は四客です
点てる、点てる、点て続ける
建水はボールで対応
点てるのは終わりました、一段落
この後、拝見と終いのお点前をやって終了
とても小さなお茶会でしたが
もてなしの心は変わりません
良い実践稽古になりました
呼ばれればどこでも行ってしまう
これは、ヤバいですな
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竹を仕入れに行きました
スキンガードが垂れるほど、塗りましたが
この時期の藪蚊は恐ろしいですね
もう必死の必死です
竹林に入るなり、集団リンチです
10か所以上は刺されてしまいました
そんな事より、今日の竹は茶碗用です
難しい所です
茶碗にする様な都合の良い竹など無いので
創意工夫の努力が必要な感じがします
大きさは見た感じで選べますが
口造りですね、茶碗にする様な大きな竹は
当然、身も厚いので飲みにくいと思うのです
直径が大きくて、厚みが薄い事が絶対条件
削ればいくらでも作れますが、それは無しで
孟宗竹で成長の環境が悪ければ
大きくて薄い竹が出来るかもしれませんが・・・
これは、時間がかかりそうです
竹の収穫に続いて、山の探索
今晩、大阪にて茶会があるので
その為の花づもりです
色んな花木があります
真っ赤な照葉
寒暖の差が激しければ
紅葉するみたいです
秋らしく実が成ってます
何か分からんけど、白い花も
山は山野草の宝庫
探索中、良い物を見つけました
茱萸の木です
珍しく真っ直ぐな性です
良く見ると、年輪が荒い
目で確認するだけで8年ほど
3年ほど乾燥させて
玄能の柄にします
突き鑿の柄になるかもしれませんね
菊系の白い花
紫の花はウツボ草でしょうか
適当に収獲いたしまして
家に持ち帰り、水をたっぷりと吸わせます
今夜は茶箱の月点前のお披露目です
準備をしまして、いざ、大阪へ
レポは後ほど
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竹の細水指に続いて
http://daikusyokunin.blog.shinobi.jp/Entry/594/
ノーマル竹の水指も薬籠蓋化しています
とにかく仕事が細かいので
手間がかかりますね
毛引きのサッと毛がきます
蓋は切出しで、少しずつ削いでいきます
本体は、鋸で切り目を入れて
上から丸鑿などで、落としていきます
蓋と身が合うまで、徹底的に仕事します
手鋸の扱いが適当だと
ここで、しんどい目に合います
最初の毛引きにしても、鋸目にしても
慎重にしなければなりません
だから、手練な職人ほど道具にこだわるのです
実用するために作ってるので
家に持ち帰り、お試し稽古です
こんな感じだよね
座りも良い感じ
こんなん茶会で出てきたら
面白いと思います
なんと言っても自作がうりです
誰が作ったか分からない
コンビニのお弁当や工場生産の建材が主流の
無責任だらけの世の中にあって
わざわざ手作り、唯一無二なんです
蓋はつまみが無いので
そのまま右手で袖を掴んで立て掛けます
この辺りの扱いは陶器の水指と同じですね
水指が竹で出来ました
次は竹茶碗、竹茶器です
出来るか分からないけど挑戦ですね
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今日もゴシゴシやってます
こないだ続きで薄板、敷板の作製です
前回同様、創作なんで御了承ください
寸法が違うとか、そんなんお茶に使わないとか
使えないとかは受付不可でございます
栂の板目です、角を丸くしました
丸くするだけで優しい感じがします
だから女の人はあちこち丸いのですね
これは地松です
側面は薄皮を残しています
両端に赤身を残しました
松はやっぱり、赤身の脂が綺麗です
長さがあるので
少し大きな花入れが似合いそうです
栂の柾目です
長期保存のため、削っても
日焼けが取れません
なら利用ですね
日焼けをアクセントとしました
地松です、上の地松の切れ残りですね
幅が広いです
これに合う花入れは太い物ですね
存在感のある一品で
お花も大きくて良いと思います
次は小板と大板の作製でいきましょう
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茶の稽古です、2週間ぶりです
稽古が空くと、心が乱れます
もう、病気ですね
知ってる人は知ってると思いますが
10月は、なごり月です
風炉と炉の変わり目、実に微妙な月です
風炉もお客さんに、ちょっと近づいて
畳の真ん中の配置になります
それに伴い、所作が少し変化します
そんな、なごり月の中置の
お点前の特徴を
もっとも表すのが、細水差し
強引と言うべきか
真ん中にある風炉の左側の
めっちゃ小さいスペースに配置されます
で、昨晩の稽古は
中置の大板を使って、初炭点前
そして、包み袱紗のお点前でした
普通、今年初の中置の稽古なら
小板で薄茶と濃茶の平だと思います
そんな心持で襖を開けてびっくり
完全に師匠にしてやられた感じです
良い意味で師匠には常に、驚かされます
理由は、2週間も稽古が空いたので
あなたなら中置の小板で
平点前を復習して来ると思ったから
見透かされているわけですね・・・
狼狽えながらも、お点前終了
香合の拝見です
ベトナム産です
姉弟子のお土産らしいです
手に取って、良く見ると
以外に仕事は雑なんです
表は見ての通り、綺麗ですけど
掛け軸は雪月花、一年中使える様です
お花は、ススキ、水引、女郎花
残りが分かりません
とにかく、なごり月と言うのは
侘助などの椿系はダメで
風炉の花を、いっぱい生けるみたいですね
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今日はぐったりです
昨日の寒さと今日の暑さで
身体が持ちません
朝夕の通勤の高速の運転が眠たくて・・・
久しぶりの大工職人です
段取りがすごく悪くて
床材の貼り付けをしています
床材は楢の木です
とても堅い広葉樹ですね
堅いので物を落としても
そう傷がつきません
放射系の木目がすごく綺麗な木です
ほんまに堅いので
素足だと冬が寒いかもしれません
夏は気持ち良い冷たさかと思われます
サネの釘打ちは
床材を傷付けてはいけないので
繊細な力加減が必要とします
まるで、手の延長線にある玄能が手先の如く
そんな奇特な場面の
玄能のチョイスは、やっぱり浩樹です
新潟の三条、若手玄能鍛冶屋さん
そして、手と玄能を結うは茱萸の柄です
言うまでも無く、限りない一体化が要です
大きく打てば大きく
小さく打てば小さく響く
そんな手道具です
心技体、揃っての良い仕事
夏の疲れ、身体が眠いたいモードです
体が揃わず、奮闘中です
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花入れを置く、敷板を作っています
一般的な敷板の寸法は41㎝×28.7㎝
でも花入れの大きさや形で変化もありやと思います
材も杉の板目じゃなくても良いと思います
秋田杉の赤白柾目、木曽ねずこ
細長いのと太短い地松板目
地松中杢、秋田杉赤白の節あり
現場に持ち込んで
昼休憩にペーパーでゴシゴシ
飯食って、すぐにゴシゴシ
40分ほど、ずっとゴシゴシ
栂の板目、正規の寸法で仕上げました
これは師匠へ感謝を込めた、贈呈品です
秋田杉の柾目、糸柾です
白太部分は皮を残してます
地松も赤身がすごく綺麗です
創作ですので、ご了承ください
ねずこの方はリバーシブル
表は綺麗なフラット、裏はうずくり
木や竹は同じ物二つとして無いので
いくらでも特徴をいかした創作が出来ますね
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今日の花入れ
半端な切落しの竹を使いました
節が一つです、落しは節の上に落とすのが常ですが
その常識にあてはめると
竹が末株、反対になってしまいます
花窓の上に虫穴
花入れの下にも虫穴
予期するは通り穴
やっぱり、花窓の下も穴
それを期待していました
落しを作ります
U字の金具を取り付けます
虫穴に引っ掛けます
落とし込むと言うより上げ掛ける落しです
さっそく、水引で生けてみます
星形の白い花が綺麗な野草がありました
何かしらの実も成っています
尺八切りに生けてみます
花と実と葉がしっかりしているいれば
一本でも十分、役が務まります
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仕事帰りに後輩の畳職人の作業場へ寄ってきました
若い割に気骨のある職人でして
京都の畳職人の下で丁稚をしていた経験を持ちます
何か面白い事をやってくれると僕は信じています
畳の材も、色々あります
ジーンズ!和紙!
そんな気骨のある若い畳職人を苛めます
今夜の僕の無茶ブリ
野点で使える面白い畳を作りなさい
外なので、座布団ってのもめんどいです
まわりに同化されない
色に特徴のある畳が面白そうです
とりあえず見本の製作ですね
大きさは相談の上、半畳が直径の円形
炭色の和紙に真っ赤な縁
二つ返事で引き受けてくれました
出来上がりがええ感じやったら
形も六角、八角にしたり
色もどんどん変えていく予定です
円形がいちばん難しいので、最初に作らせます
最低四枚ぐらいは欲しいですよね
出来上がりが楽しみです
野点の茶会も、幅が広がりそうです
こんな感じで
若い職人が若い職人を育てていきます
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連チャンで芸術の秋です、今日の現場は丹波
アート・クラフトフェスティバル IN たんばへ行って来ました
http://acft.jp/
昨日のマルシェで疲れていますが
丹波には何か良い事がありそうな予感がしましたので
押し切って行って来ました
作家さんが多すぎて戸惑いましたが
適当に見ながらも、好みとそうで無い物を冷静に選別
素晴らしい技術を持った作家さんたちは沢山いますが
真面目に真面目過ぎて面白くない
真面目に遊んでそうなブースを発見
何だこの色、織部みたいです
めっちゃ大ぶりな茶碗です
手の平いっぱいが直径
なくせに、めっちゃ薄くて軽い
物の良し悪しに、大小は関係ないです
この茶碗の見どころは、見込みです
見込みに面白さが詰まっています
油滴天目みたいな斑点がある所です
薄茶を飲干した後、驚き必定ですね
花器も面白い
細長い物からブロック系の物まで
今まで、茶花として
使えそうもなかった花にも
可能性を伺える希望の花器です
織部の大ぶり茶碗と花入れを譲ってもらいました
家に帰り、庭の歌仙草と昼顔を生けてみました
今まで、竹ばかりだったので新鮮
もう少し、背の高い花が似合いそうな感じ
茶碗として呼べるギリギリのラインではないでしょうか
もう少し大きくなると、鉢になってしまいます
そのギリギリに挑戦した、気概は見事です
一歩踏み出せば世界は広がりますね
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2011 神戸アートマルシェへ行って来ました
http://www.art-marche.jp/
芸術の秋らしい、美術鑑賞デートです
会場は神戸メリケンパークオリエンタルホテル
ワンフロア全てを貸し切っての
ビッグな美術の祭典ですね
いちばん気に入ったのはここ
Discover "TAMBA"
丹波焼のめっちゃ面白い陶器がある
何時も花器を作ってるので花器に目が行く
何だこの花入れ、曲がっていて面白い
身近な丹波がこれほど熱いとは驚き
小物入れでしょうか、色とりどりです
デザインもすごくシンプルで
何処かに一つアクセントが有って面白いです
茶道具の香合に見立てられる
ん・・・陶器の破片を飾る
そんな事もあるんですね
釉薬の変化の面白さは
何も茶碗などで表す必要も無いと思います
三島好きですから菓子器も、よく目に入ります
ベランダへ、丹波焼の望遠鏡
神戸の景色
海があって、すぐに山
向こう岸に見るは、ポーアイですね
そう言えば、僕の結婚式で知り合った
2組のカップルが来年、あの向こう岸で
結婚式を挙げます、お幸せに
ブースにしていくつあったでしょうか
半分まわったところで休憩
アンテナはって
感受性を研ぎ澄ませるのも疲れます
ええ秋風が身も心を落ち着かせます
小腹がすいたので、屋上で一服
しかし、ええ眺めですね
夜なら、もっとすごいんでしょう
出来るメンズはこんな所でディナーをして
お泊りしてるんでしょうね
僕の様な、普通のメンズには
要チェックなアダルトなデートスポットです
お土産はこれです
Discover "TAMBA" で見つけた小ぶりの茶碗
同じ形状の物をあるだけ見せてもらいました
一つ一つ顔も違うので
さまざまな茶のスタイルを考慮して
これをチョイス
茶箱、御所籠にぴったり
さっそくあれこれ、使わせてもらいます
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先生からもらった茶箱です
竹の蒔絵が綺麗な茶箱です
いくらぐらいするのか分かりませんが
新品で仕事も丁寧なので
ええ感じの値はするのではないでしょうか
押し入れで寝かしているだけではもったないです
良い道具や人材ならば、どんどん使うべきです
年季が入って、より趣深い道具になる事でしょう
小棗も同じ竹の蒔絵です
今日は練習なんで、白ココアです
案外、美味しいですよ
展開します
小羽根とウグイスだけ有りません
仕覆も真っ新なので、紐が固いです
いっぱい練習してほぐさないといけませんね
ヨガマットを利用して稽古
小羽根はキッチンペーパーを丸めて模擬化
今日は月のお点前、鉄瓶はホーローで
足らずはそこらにあるもので補います
一通り茶箱のおさらいをやった後は
中置のお点前の予習に入ります
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こないだ刈って来た竹を洗います
良い色艶しています
上部を切られて放置されていた竹です
末を切られると、根は有っても
葉が無いので竹は朽ちていきます
そんな竹を再利用です
竹の寿命は10年前後
使ってあげないと竹林は荒れる一方です
竹の利用価値は、本当に沢山あると思います
竹林の管理が出来ると
良い竹の子も出てくるわけです
赤松林もしっかりと管理すれば
沢山、松茸は出てくるわけです
当たり前の事ですが、同じ理屈ですね
職人なんで、色んな事が出来ます
こないだ作った、青竹の細水差し
入室の際、両手で扱うのですが蓋が少し滑ります
滑って落ちてしまったら、それは動揺です
お点前をする以前に、心が乱れてしまいます
なので、ここで一手間
薬籠蓋にします
丸状なので、仕事は難しいですが
慎重に荒削ぎいたします
荒削ぎが終われば
蓋を閉めながら、様子を見て
ちょっとずつ微調整していきます
最後は、切出しで丁寧に仕上げていきます
上下ぴったりと添わして完成です
濃茶の場合、蓋の上に茶巾が乗ります
蓋の内が黒いので
茶巾の白が映えるのでないでしょうか
これで、しっかりと使える
自作細水差しが出来ました
作ったら、やっぱり何処かで使いたいですね
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