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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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今日の現場は雨

雨だと木が膨張しまして正確な仕事をしても

晴れた日には木が収縮して隙間が出来ます



そんな日は黙って室内で作業です

蓋置が増えてきたので共箱を作りました



枝をそのまま切って三点蓋置



サザエの蓋置、京都久美浜産



吹き抜けの蓋置



大きい蓋置がやはり安定しています

蓋置になる竹は意外と見つかり難くて

細くて厚みがある竹でないと作る事が出来ません

大きさと景色が良く切ってみると残念な事が多々あります





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今日の共箱

前回の現場より廃材となった杉の古材を使いました

削ればまたまた脂気の強い赤身が姿を現します



入れる物は自作の孟宗竹の水指



こっちは檜葉の端材を使いました



入る物は竹の薄茶器



真田紐で結んで、押印して完成

数を熟せば物になると言われる言葉があります

もうかれこれ五十箱は作ったでしょうか





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久しぶりに竹林に入ってきました

直径四分から七分ほどの細い竹が中心に切ってきました

二階の和室の天井の竿にする予定です

油抜きをして材として使えるにはまだ先の話になりそうです



少し太い竹は茶杓の共筒になります



花入れに出来そうな朽ちかけの竹も切ってきました



これは根を揃えてそのまま花入れに出来そうです



こっちの太いのもそのまま花入れに出来ます



花窓がすでに出来上がってるの

それを上手に生かす事が要になりそうな感じです



綺麗に胡麻竹になっています



こっちも花入れになりそうです



分厚い竹は蓋置にもってこいです

しばらくの間、乾燥させて油抜きをします





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雨が降って仕事がし難いです

今日の昼休みの遊びです

竹の端材を茶杓にするべく小さな鉞で割りました



小さな竹でしたが割ると結構な本数になりました



根本は節が多くなるので割るのが難しいです

今回は胡麻竹にも挑戦します



水に付けこんで数日放置します



こないだの茶杓は結局数本しか仕上げる事が出来ませんでした

溜めが気に入らない物や節の位置が定まらない物

一本ずつ吟味していくとやはりこの程度です



竹の薄茶器に乗せてみます



元節の二節の茶杓は乗せると櫂先が右に傾きます

節の据わりが悪いのだと思います

道具はしっかりと使えてこそ道具、精進します





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茶杓作りです

花入れより出た端材を鉞で小割にします

去年より、胸に秘めていた茶杓作りですが

邪念が消え、時が満ちました

本腰を入れて削っていきたいと思います



数日水に浸します

竹に水を吸わせて柔らかくし曲げ伸ばす為です



火で炙って先を少しずつ曲げます

この火加減が難しく僕の様な未熟者では

腕が追い付かず多くの竹を焦がしてしまいました

この中より一本完成出来れば良い方だと思っています



花入れ用に陰干ししている竹も

良く見ると茶杓の景色としては適材だと思います



この水腐れの白い所も一景です



虫穴も上手く使う事が出来れば

面白い茶杓になると思っています





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竹で色々と茶道具を作る挑戦

去年より油抜きをして陰干しをしていた竹が乾いてきました

竹を扱う上で難しいのは加工より良材に仕上げる事です

今日はこの黒い斑点がある二節の竹を使います



思う所で切ります、とにかく正確に水平に切ります

蓋となる方の節には虫穴が出ました、これもまた自然の景色です



底の方は穴もありません、ここに抹茶が入る事になります



蓋を置いてみると正確に切れてる事がわかります



ここからが本番で薬籠蓋の加工を施します



毛引きでけがきながら

鑿で少しずつ慎重に落としていきます

蓋の方もしっかりと削いでいきます



仕上がりました、初の竹薄茶器



拝見中

袱紗の扱いは二引きでよろしくお願いします





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仕事の合間に竹をさわってます

今回の一品は花窓の位置に悩みました

節の下に窓を設けるのが簡単で通常ですが

どうもバランスが取れ無いみたいなので

思い切って節を含んだ位置に窓を作ってみました



節も小刀で綺麗に浚えて窓が完成

鏡は白黒の相対的な二色になりました



この位置に窓を設けて正解でした

失敗しても何かを得るのであれば

挑戦には妥協せず精進していきたいと思います



早速、次の挑戦

マーブル模様の竹をどうにかしたいと思います



花窓の位置をある程度想定しておいて、とりあえず木取り

職人にとって、この全体を想定しながらの作業が

家屋の屋根や造作時の木目のバランス感覚を養う事になります



花窓の荒削りが出来ました

同じ竹より趣が違う三種の一重切りが出来そうです





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一つ現場が終わったので休んでいた竹細工を再開

根がびっしりと付いた細い竹を使います



水に付けておいて削ぎ易くします



油抜きをして陰干ししていた竹も引っ張り出してきました

自分で本格的に油抜きした竹を使うのは今回が初めてです



根の荒落しが完了

花窓を慎重に決めて鋸目を入れていきます



花窓の荒削ぎをします、切り込みを少し控えめしておいて

全体のバランスを見ながら窓を大きくしたり広げたりします



末枯れの竹は根元を丸くして一重切りにしました



株の方は一重切りでその上の竹は二重切りしました



しっかりと油抜きして乾燥させた竹の口はとても綺麗です

木材でも天然乾燥と機械による人工乾燥では

加工した時の材の美しさがまるで違います





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肌寒い一日になりました

衣替えしたばかりなのに慌ててトレーナーを出す始末です



大きい竹を持ち出しました

何にするのか色々と悩みますが今回は天地逆に使います



根を切り落して水で掃除します

節の節の間に溜まった垢を落とすのに結構な手間がかかります



節の下端を残して切り落とします、建水にする予定です



節を割って内側を丸鑿で身を削いでいきます



この辺で止めておいて

実際に使いながら微調整していきたいです



まだまだ試行錯誤ですが

なかなか面白い感じになりそうです





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油抜きして乾燥させている竹、色が安定してきました

本当は数年日陰で寝かせた方が

良いに決まってるわけですが横着なんで待てません



バーナーで炙った時は何とも無かった染みも

今は良いアクセントになる予感がします



そろそろ竹パワーが高まってきました

そんな時は一気に荒細工を施します



家に持ち帰り、新聞紙を敷いて中仕上げの作業



調子が良い時はサクサク

竹も木と同様、同じ物は二本と無いわけですから

可能な限り癖が上手く生きる様に細工します



今日は消防団員として畦焼きに参加して来ました

川の土手を焼くのに邪魔になっていた茱萸の木を

許可をもらって頂戴してきました

この厚みなら大追の柄になりそうです

収獲したての新鮮なキャベツは後輩からの差し入れです





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仕事に余裕が出てきたのでたまっていた共箱作りを再開しました

片身変わりの二重切りの箱は秋田杉の赤身の柾板を使いました



花窓を大きくとりました



横から見ると平面なんです、あっさりとしています



その花入れの共箱は檜を使いました

脂がのった杢目のど真ん中を蓋にもってきました



こっちの丸窓の一重切りも赤身の柾目を使います



荏油で仕上げまして

道の字を落款して真田紐で結んで完成



五十個ほどあった花入れもほぼ箱詰め完了

一日一つずつ積み上げて来ました

そろそろと竹細工と家具作りを再開していきたいと思います





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木曽椹の端材で共箱を作ってみました

椹の香りが大好きです

湿気や水気に強い木なので

浴室や脱衣場の天井や壁に使われます



半枯れの一重切りが入ります

椹はとにかく柔らかい木です

外からの衝撃には弱いかもしれませんが

持ち運びに伴う内部の振動は吸収してくれそうです



でかい一重切りです

鋸が根に引っ掛って裂けてしまいました

それを正面にもってきて無理矢理に仕上げました



秋田杉の赤箱にしまって完了

畳の間、もう共箱がかなり増えています



真田紐の結び方は難しいです

覚えてしまえば簡単ですが

なかなか覚える機会がありません

姉弟子に教えてもらった結び方を紹介します

手前の右紐を上にして交差させます



交差させた紐を下に回して手前へ持ってきます

右紐が左下に回して、左紐が右下に回ってきます



強く引っ張って紐に癖を付けます

癖を付ける前に

真田紐がひっくり返えっていないか確認します



後は蝶結びをして完成です

最初は苦労しますが

覚えてしまえば色んな所で応用出来ます





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共箱の材は杉か檜が多いですが

同じ木の端材が集まると

あまり使わない材で共箱に挑戦しています

これは梻の木、固くて重たいので

中に入る物はしっかりと守れそうです



栂椹で固めてみました

蓋は二枚の材を継ぎ足しています

目に入る蓋に良く合う木目を残しておいて

底にバラバラの木目を継ぎ足します



クリスマスツリーでお馴染みの樅の木を集めてみました

材がすごく柔らかいので温かみを感じます



近江の松の木を使いました

見た目は優しい感じがしますが

案外と重たいので

共箱には向いていないと思います



花入れを一つ受注しました

床が大き家なので

大物の一重切りを用意しました

最後のお別れと言う事で

山茶花と連翹の新芽で遊んでみました



道の刻印を打って

檜の共箱にしまってさようなら

箱にずっとしまい込まずに

どんどん使って欲しいと思います





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赤身が張った秋田杉を使いました

今回は赤身だけで作ってみました

何時も長方形の共箱ばかりですが

縦長の正方形も出来ます



冬目が良く起きた秋田杉です

荏油を塗って、なお木目が綺麗に見えます



大きい株の花入れを入れます

全体のバランスは切る事だけで調整します

こんなタイプの花入れが実は一番難しい気がします

大きい物は大きく使いたいと思います

広い床に良く映りそうな気がします



お気に入りの半枯れの二重切りです

絶妙なる枯れ具合に自然の大きさを感じる



今日は青と黄色で仕上げです

この縦長の共箱はといかく紐を食います





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今日の共箱は

木目を柾目から板目に変えて作ってみました

板は字の如く木が反ると書きます

反る事を考えると蓋などには使わないのが一般的です



入る物は一重切りです、太短いですが窓が大きくて

古呆けた肌なので大輪で色が深い椿に良く合います



こっちに入るのも一重切り

上の花入れより短いです

小ぶりの侘助がスッと似合う花入れです



真田紐を結ぶ前に柄杓と蓋置で遊びます

蓋を棚に見立てまして、柄杓と蓋置を飾る稽古

柄杓は向こう三分の一、手前四分の一に斜め置き

蓋置は左手前に置きます

馴れない茶の湯初心者にも優しい

赤身と白太の境界線付の蓋です



今日の真田紐は紺ベースに茶の一線と

あまり使わない黄色系で仕上げてみました





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寒い風が通り抜ける現場ですが

ボチボチやってます、今日は共箱です

例によって、材は秋田杉の端材です



お気に入りの虎模様の一重切り

敷き養生と掛け養生でガッチリと保護



こっちもお気に入りの月と雲図の一重切り

黒胡麻の竹に絵図が映ると言う奇跡的な一品です



今日は織部色の真田紐をチョイス

杉の赤身にこの織部色が良く合います



昨日の荏油で仕上げてみました

木目が際立って見事な美しさを見せてくれます

もう荏油の虜です、当分この塗油でいかせてもらいます





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今日のゴソゴソは大物です

秋田杉を使います、蓋は綺麗な柾目板です

これだけの柾目を取るには相当大きな原木が必要です



何を入れるかと言うと何時も通りの竹の花入れです

一重切り二つと二重切りが一つ

この三つは同じ一つの竹から使っています

なんで共箱も仲良く三つ入り仕様です

これが本当の友箱ですよね



今日は青の真田紐を使ってみました

裸の杉の共箱に化粧をしていく感じです



紐の結び方も案外ややこしいです

知っていなかたったら、まず結べません

お茶事の際に姉弟子から

水屋仕事の作法として教えてもらいました



もう一つは木曽檜の端材を使いました

節を避けて切って、どうにか無地の箱にした一品

中身は尺八切りの花入れが入ってます



青系の真田紐二種を使っての共箱

刻印と真田紐でこれだけも感じが出ます



増えた増えた・・・

花入れが減って、今度は箱が増えてしまいました

これだけ作っても、まだまだ花入れは残ってます

難点は何にどの花入れが入ってるか分からないと言う事

紐の種類で形状を分けるか、材の種類で分けるか

とにかく一工夫しないと必要な時に手間がかかります

全品収納まで、先は長いです

休憩時間もなかなか休ませてくれません





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竹の花入れが増えすぎています

広々としていた客間の畳も狭くなってきました

放っておいたら怒られるので

どうにかしなくちゃいけません

スペースが空けば、風通しが良くなります

また新しく物作りの風が吹いてきます



で共箱作りと言う事になりました

箱に収めて、倉庫に保管していく予定です

何時の日にか花入れと家具の

個展やイベントなどに利用できれば良いと思ってます



今日の仕事は木曽檜の端材で一つ完成

節や陽疾などを取り除いて継ぎ足しで作りました

小物だと、端材でもとことん使えます



箱材の種類も沢山あります

本来、共箱の最上級は桐の木ですが

桐の端材が全く出ません

杉、檜、檜葉、樅などの針葉樹で代用しています

真田紐も種類が多くて選ぶのに悩みます

箱の材と組み合わせで面白い色彩になります



自作の篆刻、道の字

下手な感じが自分に合ってると思います

本当を言うと箱書もしたいですが

とんでもなく字が下手です

字も書く事が減ったので忘れています



この大きさは篆刻は二通りの道の字を用意しています

この朱は奇跡的に上手に付いてますが

紙と違って、木にはなかなか上手く付かないですね





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大きい竹は何時もどんな感じで使うか悩みます

叩きの八分鑿と比べてこの大きさです

何かに使える時があるかもと狩って来た竹ですが

置いて居ても邪魔になるので挑戦です

窓を空けて花を生けたとして

その先に想い浮かべる床の風景が描けません



とりあえず窓を設けず尺八に切ってみました

いちを荒仕事は終わりです

仕上げは洗浄と油抜きです



一方、嫁さんは何かペーパーでゴシゴシしています

竹窓の切れっ端を擦っているみたいです



今年初の花入れは成果は四つです

一重切り二つと尺八切り二つです

洗いにかけて、すごく綺麗になりました

油抜きで皮を引き締めて艶を出します

この侘びた竹が活きた花を

より一層、美しくしてくれる事だと信じています



一方、嫁さんのゴシゴシ作業も完成した様です

何でしょうか・・・箸置きみたいです



枯れ始めた水仙、葉が黄色くなってきました

こういうのは茶会などでは滅多見れない光景かと思います





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今年初の竹狩りに行って来ました

現場は半枯れや亀甲が狩れる

レアなポイントです

相変わらず、荒れ放題の竹林です



と言いましても

僕が狩るのはほとんどが枯れた竹です

生きた竹はあまり狩りません

竹の具合と床に飾る風景を描きながら

鋸入れのポイントを確定していきます



今日の収獲は胡麻竹を中心とした数本です

枯れてはいますが

腐っていないものを選んで狩ってきます

胡麻竹なら、直ぐに花入れにする事が可能です



若い時からの苦労が伺える竹に出会いました

残念な事にほとんどが割れています

本来の竹としては活躍出来き無くても

工夫をすれば、花入れとして次の命を吹き込む事が出来ます



数か月前に油抜きした竹も

天日干しをしまして色が落ち着いてきました

竹材はとにかく、手入れに大変な手間がかかります

竹の洗浄と油抜き、そして乾燥

その工程を終わって、初めて材として使えます



油抜きの直後はこんな感じです

しっかりと油抜きした物や

軽くサッと炙った物と分けています

色々と成果を見ているのが現状です



油抜きをしても、色が落ちない竹もあります



黒いので、焦げても分かりません



そんな竹も数か月の天日干しにて

少しばかり、色落ちしてきた様に思えます

まだまだ試行錯誤の花入れ作りです





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今日は柄杓作りに挑戦

節に溜まった垢も取り払って仕上げるつもりが

あまりの寒さと頭痛でくじけて帰宅

おそらく風邪をひきかけてます



竹の枝が有るのは末の方です

末の方は当然、竹が小さくなってるので

株が大きいのを狙って刈ります

数か月、陰干しした竹を使います



水に数時間、浸しておいて

バーナーで根元を焦がさない様に温めます

前回作った柄杓の勾配を参考に曲げていきます



五本つくりました

油抜きもして、荒仕事は完了です



なぜか枝は二本しか生えません

右勝手と左勝手

重心が偏るので使い方が難しいです

柄杓を左に傾けて湯を茶碗の中に入れるので

右勝手の方が使い易いと思われます



実用的に使う事を思えば

重さの壁も越えたい所です

竹皮を残しつつ、重量を落とすとなれば

節が抜けない程度に

削っていく他なさそうな感じです





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ダイニングベンチが消えたと思ったら

何時の間にか畳の部屋に移動されていました

嫁の友人が来ると言う事で移動させたみたいです

上手に飾っています、こういう使い方もあるようです

竹の花入れも少しずつ作って48個ぐらいになりました



最近は金具なんて付けて遊んでます

裏側に錐で穴を空けて

金具を掘り込んで、そのビンタを広げます



簡単やけど、案外しっかりしています



尺八切りにした花入れを中心に

金具を付けています

せっかくなんで花の稽古です



月模様の一重切りを使います

花は初嵐と南天



金具が付いている尺八切りです

花は一子侘助と突抜忍冬

来年は何個出来る事やら





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相変わらず仕事をしながら

片手間でゴソゴソしています

花入れの依頼がやって来たので

久しぶりに共箱を作りました

材は杉です、特に秋田杉の柾目です



今夏に作っておいた手作りの印章を使います

斑無く上手く付きました

シンプルに一文字、道の字です



この一重切りの花入れを収めます

真田紐は茶色に芯に白が入った物

見落としは無いかしっかりと確認をしておきます



大事に使ってもらえる事を祈りながら

最後の見納めです・・・



その前に最後に生けてみます

花は雛侘助と杏子の照り葉です

これがほんまに生け収めです

手間と暇をかけて作った花入れ

まさに嫁を出す父親の

心境とは言い過ぎかもしれないけど

また、どこかの茶会で会いましょう・・・





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今回は根付の竹を使います

少し土を掘り起こして、採ってきた竹です

切るのと違って、掘り起こすのは大変です

しかし、その見えない竹の根の表情に

好奇心を誘われるわけで・・・



水洗いをして、土を落としていきます

長い根も、この時に切り取ります

バーナーで油抜きをして

数か月、陰干しです

手間のかかる作業です



竹が小さいので

何時も角窓と違って、丸窓です

イメージは可愛いらしさ



根は、見栄えの良い所で直角に切り落して

丸の花窓に合わせて、丸くしていきます



壁掛け様に作りましたが

立つ様にもしています

色んな使い方が出来るので

もう少し乾燥が進めば、白肌になると思います



陶器用の、金具を使いました

窓が小さいので

花釘の穴を開けるのは

少し、めんどい気がしました



ペーパーのヤスリで、切傷防止の面取りをして

面白い花入れが出来ました



花入れを作る時は得に何も考えず、自然のままに

その竹が持つ表情を活かす事を第一に心掛けています

割れていても、節があっても

見方を少し変えれば、それは利点に成ります

材を上手に使って、新たな命を与える事は

職人にしか出来ない、素晴らしい特権なのです





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無双釘を買いました

別名、中釘

床の間の正面の壁に打ちます

花入れ用なので、掛け軸をする時は

当たってしまうので、ひっこめておきます



こっちは花釘、幅は6㎜

床柱の袖につけます



先生の所で、穴に金物が入らなかったので

これを使って、一つ一つ

しっかりと花入れが使えるかどうか確認

中釘は入るが、花釘は厚いので

入らないので、手直し



こっちの花入れの確認と手直し

犬が終始、仕事を監督



落しも調整します

深い方が生けやすいので、節を一つ割って

長いのと交換、フィット感も重要なので

ぴったりな落しに鉋で削っていきます





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