神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております
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お茶の稽古に行って来ました
初稽古です、長板のお点前です
長板(黒い板)を棚と見立てて
お茶を点てていきます
茶碗は萩で作は10代休雪
こんな荒々しいのを鬼萩といいます
相当値がはりそうな一品です
茶杓は鵬雲斎で銘雲の峰です
久々の稽古は身が引き締まりますね
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錆びた鑿を黒染めしました
某オークションで手に入れた
錆び切った鑿を一から手直しします
染めむらの無くすため
鑿の錆をペーパーヤスリでこすります
綺麗にしたら洗浄液に数分浸します
柄や口金の部分は事前に取り外しておきます
洗浄が終わるとふき取って
黒染めの液に浸します
常温で出来るので簡単です
数秒でみるみる黒く染まっていきます
5分ほど待ってとりだします
裏も全て綺麗に染まってます
ふき取った後 防錆液に数分浸して乾かします 黒
染めだけでは、錆びが寄ってくるので 防錆液も必要になります
液に浸すと、透明の薄い保護膜が出来ます
膜によって錆びを防ぎます
仕上がった後は、柄入れの作業に入ります
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地元の連れ達と
西宮神社の十日えびすに行って来ました
今年も景気が厳しいので
商売繁盛を切に願ってまいりました
さすがえびす神社の総本社、めっちゃ賑々しいです
参拝者も地元の人から部下を連れた社長さんらしき人など
全国各地から来てるみたいでした
マグロ福、でかい!!!
体長2.9m体重280k
見るだけでも
今年は良い事ありそうです
お土産にめっちゃ可愛いくて笑顔の良い福娘から
福笹を買ってかえりました
一通り参拝した後は開門神事「福男」選びの
抽選へ行きました、極寒のなか一時間並び
抽選の抽選、クジを引ける人間も限られるため
締め切られた後は、さらに2時間ほど待って
24時(10日)になってクジ引き
あっさりとハズレをひきましたが先輩が当たりを引きました
青の当たりだったので
めっちゃ後ろで福男の可能性が無い位置なんですが
身近な人間の当たりに
一時興奮 整理券の他に手の甲に替え玉防止のため
はんを押されます、御狩と書かれてます
当人は仕事のため辞退 車で帰ってると
風で飛ばされたごみ袋や段ボールが
ボンネットに当たると言う福効果
今年は熱い一年になりそうです
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滋賀の守山市にある佐川美術館へ行ってきました
佐川美術館
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/cgi-bin/index.cgi
京都を抜けて、比叡山あたりから突然の大雪に
焦りましたが、無事到着しました
目的は楽吉左衛門が設計した
茶室「俯仰軒」と吉左衛門さんの
フランスで創作された茶碗の拝見です
外観はこんな感じです
屋根は寄棟でむくり屋根
守山でも珍しい雪景色に感激しました
右の写真は葦が元気な頃
寄付、腰掛待合、外露地、内露地、小間は水平下です
内部は撮影不可だったのでHPから抜粋
ガイドに従って、寄付へ
10人ほど身支度が出来るテーブルに
鉄刀木(カダヤサン)という東南アジアが
産地の木を製材引きっぱなしで仕上げてます
割れている部分には、従来のクサビを使わず
そのまま割れを演出
吉左衛門さんの意匠といってました、腰掛待合へ
池から落ちる水の音色と雪が絶妙なバランスです
くぐりを抜けて内露地、蹲で清めます
微かな光は池の水面に反射し、優しく露地へ入ってきます
小間「磐陀庵」へ
3畳半、畳寄せはなんと石・・・アフリカの石らしいです
床柱は東南アジアの古材、鉞のはつり仕上げです
壁はすべてコンクリートです
天井は吹き抜け、大屋根の小屋裏(煤竹)が見えます
印象は床柱が大きめ、吉左衛門さんの大きい茶碗が
良く映りそうな小間です
内露地を進んで、俯仰軒へ
凄いの一言で、季節が初夏なら
葦の緑を体感出来たのになと再度訪れたくなるほどでした
床柱には桑の木、落とし掛けがなんと板(2尺ほど)
寄付のテーブルと同じく鉄刀木
壁は全てコンクリート、敷居は一切無し
畳寄にやはり石を使ってます、天井は全て煤竹
大工、石工の技が見事です
設計の吉左衛門さんの大きさに驚かされました
茶室の見学が終わった後は
立礼の点前で吉左衛門さんが
フランスで創作された茶碗で
薄茶と主菓子を頂きました
しばらく、休憩した後は
他の作家の美術品を見て出館しました
滋賀の旅、良い経験になりました
一層、人生が楽しくなるような気がしました
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播磨の小京都と呼ばれるたつの市を探索してきました
まずお昼御飯に名物の揖保の糸をいただきました
探索してると旧脇坂邸を発見
ガイドにしたがって中を見せてもらいました
建物の歴史など教えて頂きました
上の写真、床柱はツツジらしいです
そして左の床柱はなんと南天らしいです
信じれますか、庭木などで植えられる
赤い実が成る南天が
こんなに大きくなるとは・・・・
落とし掛けには松の朽ちきった古木を
乙な殿様だった事が伺えます
床の天井もおもしろく
こっちから見ると下がってる様な気がします
こっちは逆に上がって様な気がします
当然、天井は水平なんですが目の錯覚のようです
ガイドの人と木の話などで盛り上がって
特別に旧脇坂邸のお茶室も見せてくれました
次に足を運んだのは茶室「楽庵」
寄棟のむくりが実に見事
屋根勾配も3寸ぐらいでしょうか
銅板葺きが良く映ります
内部も入室させてもらいました
仕事も丁寧で良い見学になりました
次は楽庵の隣りにある「聚遠亭」
池の上に半分が乗ってるいます
平安貴族がでてきそうな空間を漂よわせてます
同じく寄棟ですが、楽庵と対照的にそり屋根
建物半分は池の上にあり、風情があります
この建物はそうとう古いみたいで
目で見る限り、外観はそうとう傷んでました
帰りは道の駅「みつ」によって
夕日を見ながら喫茶してきました
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最近、全くと言っていいほど
大工道具の勉強をしてなかったので
本でも読んで、少し勉強してみました
「鑿大全」という本です
鑿について詳しく書いてある本です
内容は詳しく書けませんが
鑿鍛冶屋さんや柄入れ屋さんの仕事ぶりなど
柄の仕込みのやり方などが
写真付きで詳しく説明されてました
本職の柄入れ屋さんの仕事のやり方と
僕の自己流では全然違うようです
一番の要は玄翁の打力が鑿先に伝わる事
その点では同じなのですが柄入れ屋さんは
先に柄を丸く削ってしまうようで
僕は先に口金と中子を
完全に密着させてしまいます、その後
中子の左右のずれをカンナで削って
穂先と柄を垂直にしていきます
鍛冶屋さんによって
中子の出来はまちまちなので
手間がかかるけど、この方法をてってます
この2日間で4本の柄入れをしました
もう柄入れする自分の鑿もないのですが
頼まれた鑿の柄入れを今はしてます
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初詣に神戸の生田神社に行って来ました
正月の混みを避けましたが少し並んで参拝しました
帰りに下山手にある相楽園に行って来ました
ツツジとソテツが有名ですが
季節柄花が無く寂しい感じでした
お茶室の浣心亭は
まるで池に浮かんでる感じです
池をまたいでみると賑やかに見えます
裏は石積みで傾斜の露地になってました
裏から見ると、ひっそりと感じます
曇りで日向も無いのに
池の手前にカメが甲羅干しをしてました
今年も何か良い事がありそうな予感です
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大晦日はまたまた鑿の柄を作り変えました
今回は2本まとめて
東京の長弘と三木の高昇という鑿です
自作すると、自分の手や用途に合わせれるので
仕事の幅が広がります
という事で、仕込みおさめです
来年は仕事はもちろん
ゴルフに茶の湯、充実していきたい所です
よいお年を!!!
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今回は叩き鑿の柄をグミ柄に交換しました
既製品の柄は相変わらず
仕事があまくて、ゴソゴソです
グミの原木に穴をあけて
少しずつ中子に合わせて入れていきます
胴が付くと、鉛筆でけがきます
けがいた曲線にあわせて
口金を逆さにして、口金の厚み分をさらにけがきます
口金の厚み分を残して削いでいきます
口金の厚み分、身をのこしているので
その分、穴が狭まります
ここが強固な鑿を作る一番のポイントです
狭まった穴に穂先を差し込みます
相当きつく入るので穂先が一体化します
あとは削って自分の手に合わせていきます
削ったらペーパーのヤスリで
丸にしていき、桂を入れて完成です
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クリスマスイブですが建前をしました
20坪のほどの家ですが
しっかり段取り良く作業が出来たので
気持ち良い仕事になりました
夕方から冷たい北風が吹いて
一気にお帰りモードになったのですが
さっさと棟を上げて片付けました
明日は垂木を流して、屋根仕舞いです
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今日は半畳の床の廻り縁をしました
今回は45度の止メにせず
L型にメチを作って、施工してみました
面を拾う分、少し難しいです
取りつけるとこんな感じになります
45度の止メに比べるとあっさりとして
見栄えが良いと思います
全体はこんな感じです
丸見えの床なので部屋より
一段天井を下げて取り付けました
床は松の柾目板をはりました
窓も下地窓にすればかっこが付くのですが
外と面するのでサッシにしてます
よく日の光が入りそうです
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今日は長押の刻み、取り付けをしました
前回の廻り縁同様
仕事はメチを作って栓で追い込む感じで施工しました
長押は和室に一体感を生み
空間を引き締めてくれます
大昔は構造材だったようですが
武家が中心の時代では
長押の上に槍や石などを置いて
闇打ち、不意打ちに備えたらしいです
その当時は長押を投石と読んでいたみたいです
止めは雛止めにして縁を切りました
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廻縁の施工をしました
今回は二段です
雄雌、きっちりと施工します
実際、取り付けると
こんな感じで麗になりました
あの上が天井になります
近くで見るとぴったりと隙間が無く施工しました
場合によっては竹の皮で栓を作って
メチの部分に上から入れていきます
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今日のお茶の稽古は
前回の引き続きで台天目でした
茶入に高取焼きの喜恵作、手枕を使いました
仕服は富田金襴です
今年の稽古は今日で終わりです
今年のお茶は茶室や露地を沢山見ました
稽古の方でもお茶会やお茶事に参加して
良い経験になりました
来年も稽古に励んで
沢山色んなものを見て行きたいです
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内装の方も天井、フロア材、枠材の施工が完了したので
和室の化粧材の木取りと製材をしました
材はヒバを使います
色は薄く黄色い感じで
感触は柔らかいので
仕上がりが優しくなると思います
長いもので5mの廻縁、長押
材木屋さんにある長材で4mなので
製材するのも一苦労です
敷居は前回同様、カエデをつかいます
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土建組合の青年部忘年会に行ってきました
牡蠣鍋をいただいてきました
今年も青年部員として
色々な活動に参加をしてきました
一年をふりかえって
仕事の事や活動の反省点などを話してきました
来年は仕事はもとより
より深い若い職人同士の結びつきを大事にしていきたいです
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寒い中、朝早くから
東播建設労働組合西神支部の
ゴルフコンペに行って来ました
コースは名門三木ゴルフ倶楽部
初心者ですが3度目のコースです
朝一番は当然霜がおりてました
出だしはどうなるかと心配してましたが無難にこしました
一緒にまわった職人はペンキ屋、建具屋さん
お昼からは暖かくなって気持ち良い中プレーできました
下手なりにスコアが伸びました
職人同士、楽しくゴルフが出来て良い師走の一日になりました
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寒い日が続きます
今回のお茶の稽古は台天目
前回の唐物と同じ口可伝の一種です
唐物がお茶入れのお手前なら
台天目はお茶碗のお手前
中国産の天目茶碗と天目台のためのお手前になります
言うてる事が分かり難いと思いますが
簡単に言うと茶道具に対するお手前です
今年も残す所わずか
お風邪などひかぬ様、のりきりましょう
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現場から
窓枠やらドア枠などを取り付けてます
取り付けた後は壁の下地仕事です
近頃の枠や建具は既製品ばかりです
昔ながらの建具屋さんの仕事は
ほとんど無くなってしまいました
良いのか悪いのかは分かりませんが
ここ10年で建築業界は大幅に変わってしまいました
先が読めないので、5年10年先の計画が練れません
難しい時代ですね
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茶道具の大売り出しがあるので
兵庫の日興堂に行ってきました
http://www.nikkoudo.co.jp/
掘り出し物から千家十職の茶道具
日頃見れない様な楽家長次郎の茶碗などがあり
とても刺激的な時間を過ごしました
上階のお茶室で薄茶とお菓子をよばれた後は
棗を買って帰りました
木守りの蒔絵で中棗の溜塗りです
大事に使っていきたいです
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