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神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております   
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今日は半日かけて鑿と鉋の手直と養生です

まずは大変お世話になった突き鑿の研ぎと養生



貫穴で活躍した五分鑿は桂がめくれてきています

節があるので、玄能の打力の片寄りが出来る為に桂は片下がりします

一方が下がって、一方が上って玄能に叩かれてめくれます

モンキーレンチで桂を外して、めくれた部分を鉄ヤスリで擦り落とします



柄に桂が良く入る様に柄をペーパーで細くします

片下がりしない様に今回は節を少し多めに擦っておきます



一通り鑿の手直しが済むと、研いで椿油で養生します

叩き鑿の柄に関して、茱萸は不向きとされていますが

今回の手刻みで自作の茱萸柄は十分に役を成してくれました



良く使ったのは八分、五分、四分

数ヶ月前より、少し短くなりました



続いて鉋の手直しと養生、長弘は地金が積層です

めくれた部分は鉄ヤスリで擦り落として黒染めします

乾いたら研いで椿油で養生の繰り返しです



苦手な鉋も今回の削りで少しは友達になれた気がします



使う権利があっても使う勇気が無かった槌の響

次回より使いたいと思います





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今日の稽古、四月に入りまして

不安定な雲竜釜から透木釜に変わりました

今度の釜は懐が大きくて、なかなか湯が沸きません

杉棚を使って茶通箱の稽古です



今日の花、羽衣に木五倍子と貝母



主菓子、源吉兆庵の桜花しぐれ



今日は姉弟子と一緒に稽古です

いつも独りなんで久しぶりに正客の稽古です

姉弟子に点ててもらった綺麗な薄茶、美味しいです



生けてあった羽衣と木五倍子を貰いました

しばらく温かい部屋で水に付けておいて

根が出た頃を見計らって挿し芽にしたいと思います



前日の強風により乱れていますが著莪が咲きました



遅咲きの黄花水仙開花

一昨年、お施主さんに貰った水仙です

やっと花を付けてくれました





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そろそろとお世話になった道具達をしまいます

昨日の嵐で少し水気が付いてしまいました

この刻みで一番お世話になったのは浩樹の玄能です

新たに柄入れした茱萸も数ヶ月でこんなに侘びました



ついでに他の玄能も養生しておきます



小さい玄能も椿油を塗って養生



芯墨を出すのに重宝していた茱萸毛引きも汚れを取って養生します



綺麗になった毛引きを箱にしまい込む



新たに加わった手鋸に柄入れしました

またこの手鋸を沢山と使う様な仕事に有り付きたいと思います



大変な苦戦を共にした手鋸達も油を付けて養生

切り病んだ手鋸は鋸研ぎに出します



道具の様子を見ながら養生するだけで半日もかかりました

丁寧で正確な仕事をするには道具の手入れが不可欠です

経験はそのままに今一度初心に戻ります





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今日はとんでもない嵐の為、家の方は何も出来ません

板金屋さんとの屋根材について打ち合わせの後

忙しくて出来なかった仕事で小遣い稼ぎの続きをします

1000×1300×35の大きな板を受注しました

既製品にそんなに大きな物が無いんで

分厚い足場板を継いで形成する事にしました



リクエストはあるものの可能な限り広い板が欲しいとの事で

反り防止の金具をスレスレでかわしながら切ります



継目は雇いの差を使います

木口の見える所は加工ストップ



ボンドを付けてクランプを駆使して固めていきます

一日寝かせると完全に合致します



ボンドが乾くまでの間にその棚を置く足を作ります



クランプを外して、形を作ります

ボンドは鑿で削って、目違いは鉋で直します

最後はペーパーでサッと仕上げて完成



木口もしっかりと仕上げます



こんな大きな板を三枚作って本日の仕事完了

反り防止の桟も不要

いったい何に使う予定なんだろう





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四月一日、オール手刻みによる新居の棟上げをしました

僕にとって、初めての棟梁であり

全ての刻み作業を手道具で行うという初の試みでした

ホゾ穴一つホゾ付け一つ作るのに

どれだけの苦痛を味わったかと思うと

柱が一本建つ度に少しずつ感動が増していきます



僕の仕事はほとんど下での段取りと職人さん達に指示

初棟梁の棟上げの前日は心配で寝れないと良く言われますが

特にそんな事は無く早めにぐっすりと眠れました

一番心配していたのは応援の大工が来るかどうか

なんせこの日はエイプリルフールなんで



前日の悪天候も吹き飛んで棟上げは順調に進みました



鼻栓一つ差すのにも一つ一つ思い入れがあります



こんな高い所でも大工さんは大丈夫です



優秀な職人さんたちのお蔭で

下から見上げる程度でのんびりと出来ました



棟木だけはと言う事で大きい掛矢を持ち込んで屋根にのぼります



大きな失敗も無く怪我も無く、首尾良く棟が上りました



午後からは暗い雲も消え去って暑いくらいに

遊びながら削った垂木もさっさと打ち込んでいきます



大屋根の野地も終わってしまうほどの手際の良さ

苦労したオール手刻みが呼び込んだのは

素晴らしい大工職人さんに巡り会えた事でもあります



仕事が終わるとみんなでBBQをしました

日が変わるまで語り明かしました

今回のオール手刻みは僕の独り遊びでしたが

次回は大きな若い職人チームを組んで

大きな家に挑戦してみたいです





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今日は棟上げに向けて身体を休める為にゆっくりとしました

のんびりと庭の探索、大ぶりの水仙満開です



日向水木も開花

小さな枝に沢山の花を付けます



こっちは土佐水木です



山茱萸満開です

春の訪れは黄色を連れて来ます



木瓜はもう新芽が出てきました



玄能用に育ててる

苗代茱萸は実を付けました



遅咲きの沙夜香侘助が綺麗に咲きました



午後からはすっきりと雨雲が消え去りました

早めに休んで明日に控えたと思います





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基礎がやっとこさ片付いたので土台を伏せました

手刻みの仕事が終わったので一安心といきたいのですが

今度は無事に家が建つかどうか心配になってきます



蟻の継手も上手に入りました

芯墨もきっちりと正確になっているので安心です



追っ掛けの継手も上手に入りました

昔の大工さんはほんまに良く考えて仕事をしています

入るに連れて少しずつ合致する様に組まれています



土台の隅は蟻の頭を内側に寄せました



落し蟻は柱が入るかどうか巾の確認をしておきます

字を書く事が多くなっているにも関わらず字がとにかく下手です



変更と言えば、お風呂の大きさが変わったんで差し金一本分広げました



ベタ基礎を打ってシートで養生をしておいたのですが

小さな隙間より猫が侵入、全ての部屋に猫の足跡が付いてます

明日は雨の予報なんでホゾ穴や継手に

水が入らない様に養生テープを貼りました





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楔を作りました、雑仕事ですが

楔は家の強度を保つ重要な部材です

最後まで気を抜かずに手鋸スタイルを維持しています



楔、込栓、鼻栓が出来上がりました



鼻栓は滋賀の宮内棟梁直伝です

教えてもらった事は実際に使ってみます

まだまだ見よう見まねですが

これから色々とためしてみたいと思います



昨年12月より始めたオール手刻みが終了しました

延床面積16坪の小さな住宅ですが

電動工具を使わずに手道具だけで刻みました



独りで墨を付け独りで刻んで来ましたが

常に心の中に仲間が居た様な気がします



開始当初は手道具を一から学び直したいという一方的な私欲でしたが

途中より、そんな事はどうでもよくなり無欲で作事をしていました



経済中心の日本において金銭では買えない大切な事の多くを学びました



本来、人が持ち合わせている未開の才能が沢山とあります

その妨げになっているのが経済だとしたら改めなければなりません



苦しい時も辛い時も心の支えになったのが茶の湯でした

日本は風情の国です、守るべき物が沢山とあります

何時までも四季が豊かで人の心が温かい国であって欲しいです

電動工具が無くても手道具だけでも家作りが出来ます

今ここで、僕は原発反対に手を挙げたいと思います





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仕事に余裕が出てきたのでたまっていた共箱作りを再開しました

片身変わりの二重切りの箱は秋田杉の赤身の柾板を使いました



花窓を大きくとりました



横から見ると平面なんです、あっさりとしています



その花入れの共箱は檜を使いました

脂がのった杢目のど真ん中を蓋にもってきました



こっちの丸窓の一重切りも赤身の柾目を使います



荏油で仕上げまして

道の字を落款して真田紐で結んで完成



五十個ほどあった花入れもほぼ箱詰め完了

一日一つずつ積み上げて来ました

そろそろと竹細工と家具作りを再開していきたいと思います





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オール手刻みもそろそろと終わりを迎えようとしています

四月一日のエイプリルフール棟上げに向けて

今日は余力を残しつつベランダの束のホゾ付けです



今回の手刻みでは手鋸には沢山と悩まされました



キッチンの真ん中の柱は四方落し蟻に加工、土台に落とし込みます



最後の柱一本の仕上げです

少しですが面皮になっています



四方化粧となるので一面は背割りを板で埋めて仕上げます

節や逆目も少しはまともに削れる様になってきました



明日は込栓、楔、面戸板などの雑仕事の予定です

三時の一服は久しぶりに現場で薄茶

今日の一服は格別に美味しかったです





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夙川での椿祭りの後は大阪で一泊しまして

京都御苑の拾翠亭で行われる茶会へ行って来ました

天気はあいにくの曇り模様ですが通り雨が露地を美しくさせます



寄付きで身支度を整えた後はさっそく小間で濃茶を頂きます

亭主の用意が整うまで腰掛待合でしばし談笑



床の掛軸は無事

亭主が一つの茶会や茶事を行うのに際し

客への心遣いや準備は大変な物だと感じます

それは大工の棟梁が棟上げに際し

全霊以って段取りを組む事と同じだと思います



小さな床にはまるで不釣り合いの大きな花入れには

木蓮と乙女椿が生けてありました、木蓮は枝ぶりが広く

しばらく見ていると花入れを小さく感じさせます

そんな中に丸い蕾の乙女椿が良く映ります



小間は下座床、三畳と中板で構成されていました



続いて広間にて薄茶席

姫小松 九条兼実和歌 根本知書



粉引のお皿で干菓子が出てきました



長石釉茶碗 荒賀文成作



いつの日にか茶室を作って、茶会をしてみたいです

その日が来るには職人や茶人としてまだまだ修行が足りません

心に残る、和やかで面白い茶会でした





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先週土曜日は半日で仕事を終え

西宮越木岩神社の椿祭りに行ってきました



あいにくの雨模様でしたが

雨露が椿の美しさを引き立ててくれます

境内は椿の木で覆い尽くされています



表参道の至る所に椿の香りが落ちています



枝を使って花入れを大きく見せると

大きな花を咲かせる椿でも良く映ります



拝殿は椿の一輪挿しで溢れています



気に入った椿、天津乙女



いつか日にかしてみたい椿盛り

大きな竹を使って生けてみたいと思います



大阪城の残石の前にある噴水では鯛がお出迎え

明石の桜鯛もそろそろと出回る頃です



石は家作りの基礎となる物です

無事に棟が上がる事を祈願してきました



帰りを見送ってくれるのもやはり椿です





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柱の仕上げも終わったので

少しずつペースを落としていきたいと思います

今日は垂木の軒の部分の仕上げです

雨模様ですが朝一は鉋の研ぎです

長弘の小さい鉋で遊んでみたいと思います



一日で六十本の垂木を遊びながら仕上げたいと思います



研ぎ澄まされた鉋で削ると木目に光沢が生まれ

尚且つ鉋屑も光っています



一服が済んだ後は神戸新聞の記者さんによる現場取材です

オール手刻みに対して共感して下さった方より

神戸新聞への情報提供が有り今回の取材に至ったわけです

まずは今回の様な稀な家作りをするきっかけを説明



図面を見ながら大工仕事の進め方を説明と同時に

木造在来工法が生み出す自然環境の配慮の良さや

日本の木を使う事への社会貢献を語りました



大工道具の種類も説明しました

今現在の若い大工職人には無用とされる道具達ですが

原発の問題をかかえる今や未来の日本を考えるなら

手道具の習得は重要な事だと感じています



記事の記載日は後日報告と言う事で

取材後はひたすら垂木の仕上げです

明日は垂木の末の勾配切りです





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苦労の連続であった柱の仕上げも後半戦終盤です

真っ黒な檜の古材も手鉋で削り尽くすと

綺麗な木目が少しずつ現れて驚かせてくれます



良く脂がのった木曽檜です

脂のある木は歳月が経っても繊維が分裂せず

綺麗な木目を保ってくれます



古い吉野桧、良く曲がっています

曲がりを取るとなると小さくなってしまうので成りに仕上げました

壁を付けるまでに隣の柱より棒で突っ張る予定です



この柱も大変良く曲がっています

まん中で一寸も曲がるほんまもんの曲者

これも同様、突っ張り作戦の予定ですが

一本二本程度の棒では曲がり切らないと思います



この檜も赤身と白太が明白で綺麗な木目が出ています



気付けば鉋屑の壁が出来る

努力の代償は自分に何をもたらすのでしょうか



一階二階の柱の仕上げが終わりました

辛酸を極めた鉋地獄から無事生還

すごく手間のかかる作業でしたが

鉋上達、体力や精神力を鍛える事を思えば

職人として人格構成上で最も効率の良い作業だった思います

明日はからは楽しみながら垂木を仕上げる予定です





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今日の稽古は和巾点と初炭です

初めての稽古でしたが

四ヶ伝を少し変化させた程度のお点前です



今日もやっぱり揺れ揺れの雲竜釜です

炭の稽古もこの釜の扱いが要です



花は利休梅、立金花



立金花、見事な黄色です

光輝いています



今日の現場の花、藪椿とさつき

仕事で気持ちが高ぶってる時は花を生けて一息

柱の仕上げはもうひと踏ん張りです





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どうやら鉋掛けのし過ぎで肩を痛めてしまいました

そんな時は無理をせず違う作事をこなします

久しぶりに鑿に持ち替えて鴨居の溝掘り

作里鉋は使わず鑿の斫り仕上げです



天気が良いので

その栂の古材を洗いました



水腐れの穴もしっかりと洗浄



裏側も洗浄、どんどん垢が落ちていきます



溝もゴシゴシと洗浄



天日干しにして乾くと綺麗になりました

このまま化粧を予定していますが

はたしてどんな感じに仕上がるか楽しみです





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今日も一日中、手鉋で柱の仕上げです

まだまだ水は冷たいですが最初は鉋の研ぎに始まります



前日の雨で台が狂ったのか、どれも不機嫌な様子

そんな中、荒仕上げだけは好調です

上手くいけばこの鉋だけで仕上がります



日焼けが深過ぎて焼けた色が落ちません

檜の良い艶を出すとなると三寸角になってしまうのでこれで仕上げ完了



こっちの柱も焼けが微妙に残ります

化粧梁がかかって来るのでこれ以上削るのは下策



モルダーの角材は節が多い木目が起きた面を化粧にします

節が有ってもこっちの方が仕上げが簡単です



気付けばカンナロードが出来ていました

如何ほど、この短い距離を往復した事でしょうか

半分ぐらいの数は仕上がったと思います





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雨が残って寒いですが半日ほど柱の鉋かけをして来ました

白梅がやっとこさ咲きました



馬酔木も満開、何処から来たのでしょうか

何時の間にか庭に咲いていました



山茱萸も送らせながらやっと開花



紅葉も芽吹き始めました



土佐水木はもうすぐ開花、黒猫柳は黒いの付けてます



完全に枯れてしまったと思っていた浜茄子も

陽の当たる所に移動させると芽吹き始めました



遅咲きの椿、出雲大社赤藪開花です



一子侘助も綺麗な花を付けました



一休、今年も綺麗に咲いてくれました

寒さ暑さは彼岸まで、庭が活気付き初めてます



そして今日の花、乙女椿と連翹の新芽を

鶴首の花入れで生けてみました

また明日より地道な作事に励みます





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雨が降る中、お茶事へ行って来ました

現場は夙川、雨が滴る紅梅を横目にしながらの席入り

どんなお茶事になるか心が躍ります



なかなか露地傘を使う機会もありません

雨なら雨で楽しむ知恵が茶の湯には沢山と詰まっています



床軸、春来草自生

はるきたらばくさおのずからしょうず

大徳寺立花大亀老師筆



釜はやはり吊り釜

稽古しておいて良かった



お姉さんの初炭点前が始まる

三月も中旬ですが寒い日が続きます

まだまだ炭が恋しい季節です



茶室が暖かくなって来た頃に茶懐石を頂きます



心が豊かになった時に食す

粗飯こそが最高の食事です

それは昔も今も変わらない事です



中立ちの前の主菓子、椿です



後入りより、花月に入ります

あつかましくも亭主を務めさせてもらいました



花は太郎冠者、クリスマスローズ



一点前働かせてもらいました

今出来る精一杯をお点前に注ぎます

これもまた積み重ね、感じ入る事が多い人生なれば

一つの点前もより深い点前と変わる事でしょう





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今日から古い檜の柱の仕上げに入ります

新たに荒仕上げ鉋を大小と用意しました



中仕上げも参戦



対する相手は分もまちまちで曲がりくねった檜です

まずは水に浸し布で柱を拭きます

埃を取るのと木を少し柔らかくするためです

とりあえず荒しこで相手の様子を見る



焼けが気になっていましたがこの柱に関しては取れそうです

綺麗な吉野桧の木目が姿を現し始めました



芯墨より削り代を算出

木口に墨を付けて墨を打っていきます



真っ直ぐな柱もあれば、曲がった柱も有ります

曲がりが削って直せる範囲なら墨まで荒しこで削っていきます

戸がある所は分が減っても水平にしなければなりません



ここまでくれば中仕上げに持ち替えて

最終微調整と逆目をリカバー



そんな過酷な作業を四面とも繰り返して

やっとこさ角材の仕上がりになります

荒材を一から仕上げる事を体感すると

今まで面倒だと感じていた作業も面倒だと感じなくなります



一日片手で数えれるほどの数しか仕上げれません

気付けば鉋屑の海ととんでもない疲労が残ります

家作りの根っこはこんな作業の積み重ねです





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とことん走りまして仕上げの削りに辿り着きました

山場は越えたと思っています



手鉋は桧との相性が良い三種類を用意しました



千代鶴さんからもらった乱菊

押えは使わずに無節上小専用です



善作の鉋、堅い陽疾もサクサク



長弘の鉋、一等材専用です



二階の四畳半の畳の間の柱から仕上げます

モルダー材なんで手鉋も簡単です



一等材の中から選った柱ですが綺麗な桧です

削りは心技体、三位一体になって初めて仕上げる事が出来ます



鉋を研いで、柱を削っての繰り返し

一日中、桧の柱と向き合ってると

桧の香りが服に付いて気持ち良くなります

明日からは本命の埃を被った古い檜を仕上げます





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今日は二階の広間の化粧梁を刻みます

栂の丸太だと思っていた所、松の木でした

とりあえず芯墨を決めていきます



墨付けが終わったら刻んでいきます

やっぱり手鋸でコツコツスタイルです



継手が刻み終われば難関の仕上げです

どんな感じで見せるか悩み所

釿で少し斫って様子を見ます



鉞でも斫ってみます

ちょっと鉞は難しそうです



釿で全てを斫る事にしました

行っては来ての繰り返しで斫っていきます



側面も釿で斫ります

松の綺麗な赤身が出てきました



釿はとにかく重労働

空振りすると危険やし、手元が狂うとすぐに材に影響します



狂気に近い集中力と努力の結果

半日かけて、何とか斫りの仕上げが完了

斫り終える頃には無駄な力が抜けて最初より上手くなっています





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まだまだ手は忙しいですけど片手間で共箱を作りました

今回は竹の花入れではなくて大きな織部の茶碗です

直径は手のひらほどの大きなマンガン織部です



正方形の共箱も結び方は同じで十字に結びます



紺色の真田紐であっさりとおさめました



こっちの織部の花入れも裸だったので共箱作りました

物が落ちて来てもこれで安全です



今回も秋田杉の端材を使いました

共箱も沢山と作ってきました

次のステップとして新たな茶道具に挑戦したいですね





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今日は玄関の根石付きの柱を刻みます

根石のひかり付の前にホゾやら貫穴やを片付けます



丸いホゾを付けて根石を仮入れしていきます



根石が柱に当たれば鉛筆でひかり付けです

手間がかかりますが鑿で少しずつ削いでいきます



上手に付きました

ここの根石はL型の二面が見える所です



こっちもL型の二面が見える予定です



こっちの根石は四面丸ごと見える予定です

外壁も根石に合わせてひかり取る事になると思います



こっちは三面が見える予定です

玄関は三和土土間に挑戦しようと思っています

根石にホゾがささって固定されているので

三和土土間で地震の衝撃に対する遊びを作りたいと思います





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忙しいのに野暮用を頼まれました

小さな竹のガンジキの修理です

老朽化により取っ手部分が無くなって有りません



小さい竹を柄にしてみようと思います

ガンジキは先を削いで細くします



微調整しながら竹の筒に入れていきます

奥まで入る様ならボンドを付けて放置



半日もあればしっかりと合致します

これで庭掃除も木屑の掃除も楽々です



そして本日の野望用第二弾

器用になれば雑仕事も飛び込んで来ます

高野槙の枝を使って麺棒を作りました

剪定の際に切っ、て二年ほど

日陰で乾燥させていた大ぶりの枝を使いました



それと夏茱萸の枝を使った小さめの麺棒も作りました

木曽檜の薄板で餃子の皮作り専用のまな板も作りました

そのうち食器も木製になりそうな予感です





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