神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております
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大鉞の茱萸の柄入れの続きです
刃が下がらない様に腰を作って抜けない様に返しを作りました
栓は掛矢の樫の柄で作りました
栓の効きを確認しながら栓を少しずつ調整していきます
刃先を養生するのも茱萸の木です
割れてしまった物を無駄なく利用しました
栓が入ったら柄を鉋で荒削りしていきます
刃と柄を分解して紙鑢で手成りに仕上げます
刃を入れて栓を打てば出来上がりです
落ちないし抜けない、ずれても栓の遊びが補ってくれます
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平側は窓が多くて手間が掛かりますが階段周りが杉板が入りました
階段の為の吹き抜けは一階の大梁の上端から落して込みます
二階の床板を上手く合わせて敷居まで登っていきます
難しいのは鴨居の上の杉板の壁です
全てが化粧で尚且つ鴨居を起くらせてあります
階段周りの廊下には手摺が付きます
追っ掛けの継ぎ目は縦の胴付きが見えるばかりです
ベランダ側に移動しました
落し板を入れる前に先ずは鴨居と敷居を入れます
鴨居と敷居が入れば落し板を入れます
両側の壁は掃出しの窓が入るまで保留です
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大鉞の柄を茱萸に新調する事にしました
鉞の柄になるような大物の茱萸を四本並べてみました
鉞の打力の割にひつ穴に差し込む柄が貧弱です
栓が短く遊びが無いので段々と抜けてきます
今回の選んだ茱萸柄は節が少ない曲がった芯去りです
刃と照らし合わせて全体の完成を想像します
この大物を切出したのは2009年の1月です
あの時に苦労して切出した事を今思い出します
ひつ穴の丸みの調整は慎重に削いでいきます
今回も下がらない様に腰を付けています
柄がある程度入った所で全体の様子をみます
後ほど更にひつ穴に細工を施します
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平側の杉の壁板へ仕事が進みました
手間が掛かって鴨居と敷居を二組を入れました
外で仕事をする事がまだまだ多いので
四隅の杉板の壁は貼らずに残しておきます
目に見える物が全て杉です
階段を上がった先にある窓は広々となっています
鴨居と敷居が入ったら隣の杉板を落としていきます
壁が出来上がる毎に家の強度は上がっていくのです
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二階の杉の壁板も折返し地点までやってきました
初めての仕事であっても答えは現場に転がっています
答えが早く見つかると仕事も早くなってきます
妻側の壁は両面共貼り終えました
壁の杉板はペーパー仕上げで柱は手鉋で仕上げています
仕上げの差が手鉋仕上げの柱をより美しくさせます
平側には沢山と窓が有るので簡単にはいきません
先に鴨居と敷居を入れていきます
鴨居の上の杉板は鴨居と同時に入れていきます
壁が出来てくると杉の表面積も大きくなってきました
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前日の雨雲も吹き飛んだ晴天の中、初釜茶会へ行ってきました
初めて訪れた茶室というのは
寄付きに入る前に周りを見渡してしまいます
山茶花の花が咲いています
どんな茶席になるのか胸が膨らみます
陽が下地窓から入ってきます
下地窓からこぼれてきた光が壁の表情を豊かにします
四畳半の薄暗い小間でお茶を頂きます
お花は初音と鶯神楽です
小さな茶室に炉の炭の温かさが広がります
薄茶席はみんなで点て回ししました
点て合う事で心が自然に一つになっていきます
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仕事が床から壁に大幅に変わりました
足場がしっかりあるので作業も容易いです
床板を貼ってるうちから落し板や鴨居などの材を少しずつを運んでいました
とりあえず調子を見る為に壁一面を貼ってみました
先に床板を貼っているので床に接する落し板は簡単に調整が出来ます
床板を壁板の後に施工するとなったら手間が大きく増えていきます
どんな仕事でも大切な事は段取りと順番、そしてそれに伴う技術と経験
棟上げの前から予め構成されていた傾向と対策のお蔭で仕事が簡単に進みます
一面が終わったので反対側も貼っていきます
鴨居や敷居が干渉する落し板を先に貼っていきます
柱は桧で鴨居や敷居はほとんどが杉です
柔らかい杉を固い桧へ取り付けます
壁が出来上がるとずっと家らしくなってきました
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今日は雪がちらつく中
京都亀岡にある帰来釜に行ってきました
一山越えれば其処は白い雪国
越えなければ見えない景色とは努力の向こう側
先週、手捏ねによって形成された茶碗は一週間ほど乾燥されていました
楽焼の醍醐味は削ぎ落としです、先ずは高台を形成していきます
景色となる表は荒々しく斫っていきます
土を削ぐ為の鉋達
茶碗の中を削いで重さを減らしていきます
馴れて来ると鉋屑が均等に出てきます
口あたり調整して削ぎ落しが終わりました
上から覗くと見込みが深くてとても薄いです
全ての削ぎ落としが終わる頃には雪が雨へと変わっていました
今回は赤楽茶碗です
僕の努力の向こう側は黒楽茶碗なのです
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今日は金太郎職人が集まりまして杉の丸太を斫りました
丸太の上に乗って大鉞を振り下ろして側面を斫っていきます
裏面も斫り飛ばす太鼓丸太の出来上がりです
表裏の面が出たら更に側面を斫っていきます
丸太の四面を斫り飛ばすと梁としての用材に変化します
大鉞で斫った後は釿で平面を出していきます
釿で平面が出て来ると台鉋で仕上げる事が出来ます
板材を作りたい時は大鋸で面を出していきます
大鋸で挽いた木肌は電動工具には出せない表情があります
人為的ではあるけど大鋸の調子や木が変わると表情も変わります
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竹木舞の茶室に畳が入りました
今回は初めて炉も切ってみました
前日に色々と用意をします、道具組みも茶会の楽しみの一つです
寄付きは室内で身体を温めます
掛け軸は直心是道場
冷たいそよ風と暖かい陽が入ってきます
薄茶器、建水、茶杓が自作です
今日の花は西王母と下野の照葉です
菓子器は粉引のお皿を見立てました
楊枝は茱萸の木で作った黒文字
今年も一座建立の心を大切に茶の湯に浸っていきます
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二階の化粧の床板が全て貼り終えました
所々難所は有っても一歩めばそれが道となり
いずれ終点を迎えます、要は道草を楽しむ事に有ります
階段は此処から降りていきます
力強くスリムに見せるのに悩んだ階段周りも収まりました
木造建築とは構造材の大きさと組み方の
調和が整った時に人の心に安らぎもたらします
一階にあった床板も全て無くなったので広々となりました
次の仕事は壁の杉板を柱内に落とし込みます
刻み時に活躍した模型様もそろそろと居場所が無くなってきました
これからは模型には無い所ばかりの施工になってきます
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床板の仕事も終わりの終わりです
次の仕事を考えながら楽しんで施工しております
手間の掛かる階段周りの前にトイレの床板を片付けます
外壁に接する外回りの柱はどうしても欠き取りたくないので
やり送りは見送り横からスライドさせて入れていきます
積み重ねの結果、どうにか床板が端まで到達しました
階段の裾の床板を貼る前に面戸の上端を水平にさせておきます
この一列は全て床板が柱を覆います
床板の雄実を削いで鉋で仕上げます
現場に置いてみて、梁の木口をどれくらい切り落すか判断します
大梁の力強さを残しつつもあっさりと見せるのが難しいのです
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二階の化粧の床板もそろそろ貼り終わりです
数日前と部屋の見え方がまるで変わりました
難しかった柱周りもきっちり収まってきました
床板の巾が広いので柱を覆う場合もあります
そんな時は縦が通用しないので横にやり送りします
もう片方の床板を入れて木口を叩いて戻します
ベランダからの陽は部屋の奥にまで入ってきます
一枚一枚の積み重ねで階段周りまでやって来ました
階段床板と梁の木口をどこまで伸ばすか悩みます
どう悩んでも答えが出ない時は出来る仕事から片付けます
階段に干渉する梁の面戸を入れてみると答えが出るかもしれません
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仕事が進むにつれて一階の天井の姿が見えてきました
日本人の美意識は調和です、不自然な物や事は嫌います
そんな心持ちで仕事をすれば材の拘りなど
特に無くとも美しい空間や物を作り出す事が出来ます
二階の南側はベランダから良く陽が入ってきて気持ち良いです
一階の南側も陽が良く入ってきて冬でも暖かです
桁上の面戸板は桁から一寸五分ほど後退させています
奥行を持たせるのは桁の力強さを強調させる為です
柱に床板を入れる作業が多くなってきたので此処からが山の峠となります
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今年の初仕事はとても寒い中より幕開けです
年末に仕事が捗る様に段取りしておいたのでほぼ流れ作業です
二階全体から見れば凡そ半分ほど貼り終えました
杉の木の床、木は柔らかいほどに温かみがあります
近くで見れば木目も一枚一枚違っていて面白いです
数年経てば色が落ち着いてみんな同じ色になっていきます
難しくて手間が掛かるのは柱が干渉する所です
本実なので先に柱に床板を入れておいて戻す方法をとります
一列全ての板を先に入れておきます
継手もしっかり付いているか先に確認しておきます
木裏はそのまま現しで一階の天井になっていきます
お昼からは雪がふわふわと落ちてきました
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茶人というのは正月休みでも何かと忙しいものですが
今日は年末に水に浸しておいた茶杓用の割材を曲げてみました
茱萸文字の七寸に足らないものは五寸にします
共箱も年末に形成だけしておきました
形を整えて荏油で仕上げました
真田紐で結って完成
大事な人の手元に行く物は少し色を付けます
共箱の板は赤身が強くて表情が豊かな物にしました
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二階の化粧の床板を貼る段取りに入ります
面戸板を梁間に落とし込んで二階床レベルを同じにします
隅の通し柱の所には面戸板が柱に当たります
難しいのは始めの一枚、化粧となる柱に隙間無く板が入ります
最初の一枚が過ぎると後はその流れを受け入れるだけ
部屋の長さは四間半あるので継ぎ手は二箇所になります
継ぎ手は斜めに切ります、短い方が梁に一寸五分掛かる様にします
今年の仕事は此処までにしておきます
良い流れを作っておけば年始の仕事が良く進みます
今年の大工職人としての自分の仕事はとにかく挑戦でした
経験で養った技術と知恵を駆使して一つ一つ仕事を熟しました
来年は今少し大きな覚悟を持って仕事をしていきたいです
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今日は京都まで足を運んで和菓子を作ってきました
見様見真似の割に上手に出来上がりました
帰りはお茶会へ行ってきました
その茶会が終わる頃には日も沈んでしまいました
神戸に帰りまして作ったお菓子で点て納めの茶会をしました
茶花が乏しいので粉引の花器に真赤な山茶花を入れてみました
今年はこの一碗で最後のお点前になります
日々の積み重ねが大事なのが茶の湯です
一点前が終わる頃には自然と心が整います
今年は沢山と自分の手で茶道具を作ってきました
どれもこれも遊びとは言えそれなにの覚悟を以って作ってきました
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床下地の厚い杉板を全て貼り終えました
お風呂だけはそのままです
次の段取りの為に下屋はサッシの置き場なります
足場が出来て此処からが造作の本番です
この現場の山と思われる二階の化粧の床板を貼っていきます
直ぐに仕事が出来る様に材を用意しておきました
表裏化粧となる厚み一寸三分の杉板です
雪が降って現場に行けない時は職場で
目透しの杉板を切り揃える事にします
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下屋の玄関と水回りの床下地に施工に入ります
床下地が貼れるまでに色々と手間の掛かる所です
玄関の化粧となる框を取り付けました
土台を刻む時に綺麗な桧をこの時の為にと残しておきました
三方の框を取り付けて床下地が貼れる様になりました
正面の框は化粧の床板が突いてきます
壁となる横の框には化粧の杉板が差し込まれます
框が取り付くと玄関の形がしっかりと見えてきました
框に干渉する土台と束を取り付けて
床下地の貼り付けの段取りが整いました
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連休明けの現場、雪が散らついてとても寒いです
まだまだ起くりの癖を付けています
突っ張りをしたままの状態で化粧野地板を貼ったので
首尾良くいけばトラスの状態になって起くりが保たれます
室内の方は無事に床下地を貼り終えました
床下を掃除をしているとキャットウォークらしき物を見つけました
化粧野地板と床下地を貼り終えると
こんなに沢山の無地上小材が集まりました
節の少ない優しい木は人の手がふれる所で使います
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今日は仕事を一休みして茶の湯だけに徹しました
茶の湯で養った集中力、洞察力、美意識、所作は
そのまま自分の仕事や生き方に反映されています
稽古納めのお点前は行之行台子です
お花は西王母、蝋梅、葉牡丹
世の塵を拂う
今日は足袋をはいて稽古しました
膝の痛みを感じながらのお点前もまた稽古なのです
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今週は段取り良く仕事が出来たので現場を昼で切り上げて
現場近所の山田町の箱木千年家に寄り道してきました
外壁の土仕上げの大壁がとても魅力です
大変古い民家で建築当時は手鋸も無く
床板などの板は釿で形成されています
縁側の床板も釿で斫られています
天井には煤竹が沢山とあります
垂木や母屋は釘は使わずに縄で結んでいます
洗い場のには光採りの下地窓と排水の口がのぞいています
縁側より外をのぞくと軒の深さが良くわかります
雨樋は無く茅葺より滴る雨水はそのまま小石の上に染みていきます
離れの建築当時は手鋸や台鉋があったようです
地松の柱や床板が平面に仕上げられています
母屋の棟を見上げると何か細長い物が乗っています
魔除けか火除けの一種なのでしょうか
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朝の現場はとにかく寒いもので
朝日によって大屋根の霜が解け下屋に流れ落ちて
それがまた凍ると言う危ない現象が起きています
下屋根にトップライトを取り付けました
化粧野地板の収まりが良い所で切り込みました
大屋根の霜が解け切ったの見計らい棟換気の仕事に移ります
板金屋さんがここまで仕事をしてくれているので
遠慮無く野地板と鼻隠しを取り付ける事が出来ます
棟換気の仕事を片付けてる内に板金屋は下屋根を片付けています
野地板の本実が更なる棟換気になりました
大屋根の大工仕事が全て終わりました
屋根に登ると風通しが良くて棟換気には好都合だと思います
棟換気の屋根にもガルバニウム鋼板を貼っていきます
今日は板金屋との相性が良く仕事が捗りました
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天候が安定しないので床下地を貼っています
束の根絡みを取り付けと掃除をしながら進めています
床の上がりを防ぐ為にアンカーを打ち込んで土台をボルトで押えています
床下地となる杉の板は厚みが一寸三分の極厚です
これぐらいの厚みがあれば冬も暖かいと思います
床下の電気配線は屋根仕事をしているうちに済ませています
今回の現場では電気屋と仲良く譲り合いながら施工する事になります
リビングキッチンの床下地がほとんど貼れました
足場が出来て仕事の効率が大幅に上がります
床下地が貼れたら二階の床板も貼っていきます
軒が深い為に雨水が入ってこないので
壁の落し板はそれから落としていく事になります
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