神戸の片田舎で職人やってます、お茶漬けな人生を送っております
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二階の床板が久しぶりに顔を出しました
寒い中、苦労した事を思い出します
漆喰の壁も塗られました
棚の取り付け
照明器具の取り付け
廊下
手摺
そして階段
努力と経験から学んだ事を活かせる仕事に出会えた事が幸せ
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仕事が忙しくて出来なかった久しぶりの茶杓作り
刃物の調子を確認するのに南天で黒文字を作ります
黒竹を使いました
同時に筒も作ります
筒は黒竹では無く真竹を使いました
竹木舞の下地である割竹の端材を使いました
染みが有って節穴が有る景色が豊かな茶杓
節穴を良く見せようと削り過ぎて折れてしまいました
茶の湯は美の積み重ね、その美は常に紙一重です
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土台と束石が組めたので土を少し削り取ります
水平が揃えばモルタルで足を固めます
床板を仮に置いて様子をみます
板と板の間の透かしは五分になりました
釘を打って裾を切り揃えて完成です
屋根終いから長い間、使わずに寝むり続けていた
化粧野地の最後の端材はここで全て使い切りました
居間からの眺めは期待を成す原動力
広縁は四尺五寸の長さがあっても大屋根に覆われます
広縁がある南側は気持ちの良い風が吹きます
ここは楽しいスペースになりそうです
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足場が外れたので少しの間、外で広縁を作ります
柱の切り残しが束になります
束石に束がしっかりと座るかどうか確認しておきます
束を差し込んだ序でにそのまま束石も取り付けます
束石は羽子板付きです
大方の現場に置いてみます
床板は化粧野地板の切り残しです
色んな角度を見ながら位置と高さを決めていきたいと思います
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玄関土間の棚は下駄箱
その裏は脱衣場の棚
一番下の床は猫のトイレになる予定
階段裏の棚は服が掛けれるパイプ付き
二階の納戸は長い棚とパイプ
二階の寝室にも棚
その裏にも四段の可動棚
棚のお仕事もそろそろお終いです
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久しぶりに二階へ上っての仕事は押し入れの棚作り
これまでに余りに余った杉材を割って使い切ります
根太が細くても数を多くすれば折れる事無く丈夫になります
根太の多いので厚みが薄い杉板でも大丈夫です
板が薄ければ加工や貼り方がとても簡単になります
押し入れも幅木が無しの胴付き仕事
棚の高さは布団が入る事を考えて少し低くしました
押し入れの棚の上にも棚を施しました
棚の上の棚の横に居るのはお亀さんたち
お亀さんへの道は出来上がりました
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杉の机の上には棚が沢山と付きます
上下の窓を切り裂いて先ずは一文字に棚が通ります
下の窓を残して両端に棚が組まれます
片方の棚組は直角に少し延長します
癖を見越して棚を直角に接着します
棚枠が出来上がりました
片方は単純な可動棚が付きます
直角の方もそれなりの可動棚が付きます
お施主さんの想いを形に出来るのは大工職人の特権
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黒檀の千切りを埋め込んでも割れは戻りません
千切りは割れをそれ以上防ぐだけで直す事は出来ません
飛び出していた千切りの切残しは羽根を少し短くします
割れが下の方まで達しているので
切残しの小さな千切りも埋め込みました
二階床にのる側板の木口は厚みのある黒檀で隠してみました
ただ其処に在るだけでも存在感が強いのが黒檀です
全て化粧となる階段周りは特に手間が掛かった所です
杉だらけの家に黒檀は良く映えます
階段周りの全ての仕事が終わりました
階段下の大きな棚にも黒檀の埋節
苦手だった黒檀が少し好きになりました
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沢山と残っていた化粧野地板の上小材もこれで最後です
屋根終いから傷を付けずに現場で保管していた杉板です
見栄えが良く映る所が出来るまでずっと我慢してきました
これからは棚という花になって家を華やかにしてくれます
帆を立てて棚を仕切っていきます
棚の奥は全て漆喰の壁になります
棚は可動なのでダボ穴の支柱を取り付けます
一枚一枚を巾とダボに合わせて取り付けます
一枚だけはコンセントに干渉しました
柱がある所はそれに合わせて棚を欠き取ります
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キッチンの隣はホームワークのスペースです
先日に貼り合わせていた杉板を取り付けます
両側と奥が胴付きになる逃げる事が出来ない仕事です
先ずは両側の胴を合わせて奥を少しずつ攻めていきます
職人の仕事は常に積み重ねです
一つ一つ積み重ねが出来たら完成します
全ての胴が付いて綺麗に収まりました
キッチン側の机は今少し巾が延長されます
どう伸ばすか感性が問われる所です
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杉の足場板を転用しまして棚板に加工します
おおよそ似た木目同士を貼り合わせると見栄えが良くなります
巾が広いクランプを有るだけ使います
接着が終わったら再び全面を削って誤差を無くします
棚板なんで死節なんて気にしない
三十枚ほど貼り合わせました
三枚を貼り合わせた長い板はワークデスクになります
木目が似た板を選ったので綺麗に仕上がりました
ラストスパートに向けての準備は整いました
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カウンターの仕事も後半、天板を乗せて接着します
キッチンとカウンターは同じ85㎝の高さです
ちょうど良い高さは次の作戦場所に早変わりします
キッチンの正面の見切りと壁下地を作ります
カウンターの天板を仕上げます
天板は化粧野地板や床下地の残りです
節が少ない板材を傷を付けず大切にしてきました
キッチンとカウンターの間は幸せの空間
楽しい会話と美味しい料理まであと少しです
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階段の束である桧の木裏が割れてきました
五月晴れと五月雨の繰り返しで乾燥が進みました
黒檀の木を使って千切りを作ります
余りの硬さに手鋸の刃が二箇所ほど飛びました
千切りは雄木を先行にします
適当な場所で千切りの墨を付けます
千切りが入り穴を掘ります
苦労の代償は割れを防ぐのでは無くて
其処に在る絆として家を守って事になります
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キッチンに続けてカウンターも大工仕事です
敷板と帆立を合わせながら形が出来上がってきました
端の一列は両方から引ける引き出しが入ります
引き出しが良く滑る様に敷居以外の木は縦にしました
天板を仮に乗せて様子をみます
帆立の穴の欠き取りには出番が少ない鏝鑿が活躍します
天板の仕事が終わりました
仕上げて一斉に帆立に入れていきます
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自作の赤楽茶碗たちを使ってお茶会をしました
茶杓などの茶道具もほとんどがみんなで作った物です
小さな拘りは自分たちのお茶で大きくお客さんをもてなす事
朝一に切り出した青竹は枝と葉を残してみました
花入れから伸びる枝と葉が軸に掛かって一体に見えます
今回の焼杉は幅広にして主菓子器に見立てました
濃茶の二席目は僕が担当させてもらいました
濃茶が終わると雨が降り出しました
筒茶碗は火入れになっていました
お客さんにも花寄せを楽しんでもらいました
輪が重なり合うイメージはつまり和以貴為
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大工職人が作る木のキッチンも後半です
初めての仕事でも色々と作戦は立てる事が出来ます
コンロの両隣の小さな隙間には引き出しが数か所
端材は燃えるゴミの日に出さずにここで使い切ります
天板が乗るまでの大工仕事は終わりました
実はキッチン天板は乗せているだけなのです
設備が現場に入るまではカウンターを作ります
先ずは墨出しを兼ねた足掛かりです
カウンターも杉の木で大工職人が作ります
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階段周りが終わったのでキッチン周りに移動です
ずっと床に転がったままのステンレスの天板は埃まみれ
現場に脚を付けて乗せてみました
位置が確実に決まったので帆立やシンクの受けを取り付けます
赤身が張った幕板を取り付けます
天板を乗せると幕板の白太は隠れます
水周りは赤身中心を使っていきたい所です
帆が立ってキッチンの形が見えてきました
これからは設備を取り付けながらの施工になります
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階段の下は巾の広い棚でその下は押し入れになります
三方胴付がある難しい仕事を横着に一撃勝負を仕掛けました
一撃勝負は首尾良くいくわけがないのも想定の内なんで
板を三枚に割って何時も通り簡略化しました
窓の敷居と階段四段目の踏板が同じ高さになります
胴付きが複雑に絡み合う奥と手前の板を取り付けます
棚の下は引違いの戸があるので溝を施しています
最後は真ん中の単純な板を落とし込みます
踏板と棚の高さが合うと気持ち良い眺めになります
苦労して埋めた黒檀の埋節が活きています
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階段の組み方も四日目、最後は大仕事になります
残りの踏板全てを先に入れておきます
側板はホゾを入れながら横から差し込んでいきます
苦労をして全ての踏板が首尾良く入りました
試しに上ってみました
一段ずつ確認しながら下ってみました
階段周りを広くする為に側板を柱内に収めました
階段下は三段目の踏板の高さに合わせて棚が付きます
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階段の施工も後半、もう片方の側板も型を取ります
現物に合わせて刻みます
梁に掛かる所はホゾ穴を空けました
微調整を繰り返しながら胴付きを合わせていきます
階段は上がる時も下がる時も常に下に力が掛かります
ホゾが突っ張り棒の役を成して側板は下がる事が出来ません
側板の下端はそのまま束に当たります
三枚目の踏板の欠き取りによって固定されます
側板の胴付き全てが首尾良くいけば
残りの踏板六枚と側板を同時にいれていきます
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側板の欠き取りが終わったので取り付けに移行します
上から一段目の踏板は先行なので予め確認しておきます
先に踏板を梁に差し込んでおきます
踏板を胴付きまで入れると側板を柱内に収めます
梁に入っていた余分な踏板を側板の欠き取りへ戻します
一階と二階を結ぶ片足は出来上がりました
束に掛かる一段目の踏板を入れます
上から二段目の踏板は
梁の下端を越えるので入れる事が出来ます
残り六段の踏板は側板と同時に入ります
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階段を形作る要となる寸法は難しい数式に寄って導かれます
苦手である計算であってもその覚悟があれば答えは出てきます
踊り場で休んだ後は二階へ向けて直階段が掛かります
寸法を同寸の型に描いて現場に置いて様子を見ます
型が良ければ実物の側板に写し取ります
梁や床の胴付きを確認します
足元も確認
側板は落し板まで忍ばせます
蹴上と踏面を確認して刻みます
巾の広い鑿、半叩きを突きに改造した鑿
いざとなれば全力で助けてくれる自作の道具達
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大工職人
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